2010-03-23

肉厚の春キャベツで炒め物(応用料理のための作り置きにも):息子の同窓生との突然の再会

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 最近のキャベツにはいろいろな種類があって、買い物でよく迷うことがあります。私の場合は、葉の質が料理を限定してしまうので迷うのですが、柔らかい春キャベツの葉は、千切りにするにもバラバラになってしまいますので避けることが多いです。かと言って、グリーンボールキャベツなどは、葉がかなり厚ぼったいので千切りも考えてしまいますが、比較的多く買うのが肉厚のキャベツなので、今日はこのキャベツをソテーして柔らかく、しかも冷めても水が出ないように炒めました。出来上がったらすぐにこのまま食べてもよいのですが、多めに作って他の料理に変身させるのもよいと思います。
 例えば、バーズネスト(卵の蒸し焼き=巣篭もり➠ お弁当に応用)にしたり、オムレツや肉の付け合せとしても重宝します。キャベツの丸ごと一個は使いにくいと言う一人暮らしからの声も聞きますが、敬遠しないで、例えば今回のようにソテーしたものを保存したりしておくと、思いがけず料理の範囲が広がると思います。
 まず切り方です。千切りの方法はいろいろありますが、グリーンボールキャベツのように、葉がぴったり貼りつき合っている場合は、ばらさずにそのまま切るのがよいです。ある程度の厚みにまとめてはぎ取り、そのまま寝かして千切りにします。因みに、新キャベツなどのように葉がバラバラしている場合は、一枚ずつはがして芯を取り除き、大きな葉で小さい葉を包み込んで寝かして千切りにします。 芯は別に、薄くスライスします。

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 さて、水浸しにならない炒め方ですが、最初から最後まで弱火で炒めます。そして、大事なポイントは、あまり混ぜないでフライパンにできるだけ広げたままにします。菜箸などで混ぜながら炒めると、繊維を破壊して水が出やすくなるので要注意です。水分を蒸発させてしんなりしている状態に炒めるので、後で水が出てこないというわけです。時間はかかりますが、味は凝縮されて甘味が濃くなり、とても美味しいソテーになります。
 今回は、お気に入りの荒挽きウインナーソーセージが手に入ったので、スライスして最初に炒めて油出しし、キャベツにもその燻製の香りを移しました。
 

材料

  • グリーンボールキャベツ・・1/4個
  • 粗挽きソーセージ(ベーコンなども可)・・5本
  • オリーブオイル・・小さじ2
  • 塩・・小さじ1
  • 胡椒・・適宜

作り方

  1. キャベツを縦に半分にし、更に半分にして4等分して芯を切り取る。
  2. 切りやすい厚さに丁寧にはぎ取り、分割して千切りにする。
  3. 粗挽きソーセージは、斜めに3~4枚のスライスにする。
  4. フラパンにオリーブオイルを引き、弱火で粗挽きソーセージを炒めて油を出す。
  5. キャベツを加えて油を絡め、塩を振って全体に広げる。
  6. 適当に水分が飛んだら、場所を変えるようにキャベツを移動させて広げる。
  7. 全体で15分ほど炒めたら胡椒を振って皿に取る♪

☆NHKためしてガッテン➠こんな実験結果があります。

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 昨日の夕方、立石公園で懐かしい出会いがありました。
ジョギングで折り返し点にしている立公園は、諏訪湖と周辺の市町村を一望できる見晴らしで、近隣の町の人からも親しまれている公園です。
 ここへゆっくりジョギングで登りつめ、いつものように軽く腹筋をしていると、若い男女がはしゃぎながら傍にやってきました。諏訪湖を背に、記念写真を撮っている様子。ここでよく見ると、撮影者は何処かで見た顔。絶対に人違いではないけれど、目に前の人物が、私の過去のどのシーンに存在した人物かが思い出せない。相手もそんな感じで、ずっと「誰でした、っけ?」と聞くのです。すると、傍ではしゃいでいた子ども達の中から「〇〇君のお母さんだ!」と、言い当てるのです。で、やっと思い出したと思ったら、それは大きく間違って、違う学校の先生と勘違い。滅多にこのようなことはないのですが、目の前の人物とはかなり親しく話したと言う記憶は鮮明なのに、何処の誰かだけ思い出せないのです。しかも、相手も。で、名乗ってみたら、やっと相手も末息子の小学校時代の隣のクラスの先生だということが分かりました。私は、それでも、私が講師をした高校の野球部の先生だと疑う始末でした。
先生とは直接的な関わりはないのですが、子ども達のなかには、息子とともすると保育園からずっと一緒という子もいますから、クラスは違っても皆仲の良いお友達同士の感覚はあります。
 お互いが誰かが分かった瞬間に、昔の慣れ親しんだ光景にすっぽりはまれるのが不思議です。私は小学生の息子の親に成り代わり、先生は小学校の当時の先生になって、親しい間柄が再現されてしまうのです。記念撮影を頼まれて、デジカメ3台、携帯のカメラ4台分の撮影をして小一時間もそこにいました。
 同級会の別れ際だったようです。女の子達は、厚化粧に目の周りを真っ黒くラインを入れていて、しかも長いアーティフィシャルのマツゲをばさばささせていたので、誰が誰だかさっぱり分からず仕舞い。男子は、全員知っている子達で、保育園時代から息子が行き来して遊んでいた仲間です。数名の男子は、小学校から中学までバスケットで私が直接関わった教え子でもありました。12~3名でしたから、クラスの1/3位の集まりだったようです。
 高校を卒業すると、地元から離れて遠くの学校へ進学したり、就職で他の都市へ移り行くことが田舎には多く、私の経験にはこのようなことはないことです。昨日も長男からの連絡で、今日、中学時代の同級会があるので帰省するのだそうです。夏にも確かやったような気がします。とても頻繁な同級会で、地元の同級生が言い出しっぺのようです。招集がかかると真っ先に参上するのが息子のよいところかもしれません。お陰で、友達には恵まれています。
 懐かしい出会いと同時に別れというのは少し寂しい気もしますが、未来に希望のある別れというのは楽しげでよいものです。別れゆく子ども達の背中を見ながら、私なりのエールを贈ったのでした。

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