2010-02-11

パパ・ア・ラ・ワンカイナ風ゆで卵のチーズソース:田舎の温泉は、こう。

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 パパ・ア・ラ・ワンカイナという、ちょっと可愛いくてオヤジギャグでもできそうな名前でしょ。ペルー料理の名前です。アンデスの乾燥した寒冷地で育つ黄色のじゃが芋に、アヒ(黄色い唐辛子)とチーズ、クラッカーなどをミキサーにかけて作るピリ辛ソースをたっぷりかけて頂く前菜料理です。
 アンデスの高原というと、水が少なく痩せて干からびたような土地柄ですから、思いのほかじゃが芋がほくほくと美味しいと聞きます。多分、だからじゃが芋にチーズソースをかけ、しっとりとさせて喉越しをよくする意味もあるのでしょうか。ソースをかけるという食べ方に納得です。同じように高原で食されるという、スイスのラクレットにも似ていますね(レシピ☛)あれは、チーズを熱で溶かして、熱いうちに茹でたじゃが芋にかけて頂く方法です。

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 今日は、形だけ真似ただけの別物です。ゆで卵にラクレットチーズベースのソースをかけただけですが、ゆで卵の黄身にむせてしまうことがあるので、丁度アンデスのじゃが芋のようにソースで潤すとよいと思いました。
 このチーズソースは、牛乳でラクレットチーズを溶かしてパセリを加えただけなので、チーズがメインです。ですから、是非とも好きなチーズを使用するのが幸せです。また、牛乳のタンパク質は直火だと破壊されてしまうので、湯煎で沸騰させないように温め、チーズが溶けた時が食べごろです。

材料

  • 卵・・5個
  • ラクレットチーズ・・50g
  • 牛乳・・100cc
  • パセリのみじん切り・・適宜

作り方

  1. 卵のとがっていない方の先端に針の先を一回でつついて小さな穴を開ける(空気の部屋から空気抜き穴を作る)。
  2. 卵がすっかりかぶる深さの鍋にたっぷりお湯を沸かし、沸騰したら卵を静かに入れて10分、タイマーセットして茹でる。
  3. 茹でている間に、お湯を沸かし、ボールに入れた牛乳を浸して湯煎する。
  4. 牛乳が暖まってきら細かく切ったチーズを加え、チーズが溶けたら火を止めてパセリを加える。
  5. 茹で上がった卵は、火から下ろして直ぐに冷水に取って冷まし、殻を剥く。
  6. 卵にチーズソースをかけてでき上がり♪

***
 激白的に自分に内在することをいろいろ書いてしまうと、今度は表に出づらくなるというか恥ずかしい思いがするものです。誰かにばったり会うというバツの悪いことも起こらないネット上のことだというのに、まったくもう。あからさまに対話できなくなってしまって、ちょっと不自由を感じてる昨今です。
 地域の温泉風呂での話をちょっと。
 ここは、私にっとては地域の情報源なのです。近所の噂話が好きな人が多く、それが嫌で私世代以下は温泉を嫌う人もいますが、私は他所者なのでその話し相手に選ばれないのが何ともラッキーな話です。
今朝は、料理と畑の種蒔時期の話でした。
 「godmotherさん、わたしね、どうしても作ってみたい料理があってさ。こないだテレビでやってたんだけど、なかなか作れなくて気になっている「賄い料理」があるだよぅ。」と、朝の温泉でいつも会う新聞配達のおばさんが、待っていましたとばかりに私が入るや否や話しかけてきたのです。電話なら「もしもし」と言って、会話なら「あのね」とか「ねぇねぇ」と、相手の注意をこちらに向けてから始めるものですが、そんなのまったく関係なし。いきなり会話モードに入らなくてはならないという、この間髪入れさせないのが地元民として受け入れられている証拠ではあるのです。普段は天気の話から始まるのが順序で、関連して季節のこと、花のこと、畑のこと、食べ物のことへと移行して行く流れなのです。こうしてみると、その人によって話の流れにパターンがあります。で、今朝はよほど気になっていたのでしょう。いきなり始まった訳です。
 聞くところに寄ると、残りご飯に、豆板醤と醤油で味付けして炒めた蓮根を混ぜて卵のつなぎでお好み焼きのようにするそうです。味のポイントは、チーズを加える所にあるそうです。何だかSound niceですよね♪それを是非ともやってみたいと言いたいのか、私にも作ってみたらと言いたいのか分かりませんが、聞きもしないのにレシピを伝授されました。
 ここでいきなり話が変わって畑のことになりました。多分一番話したいことが終わったので気が落ち着いたのでしょう。季節的なことからの連想で畑の話題になるのは見え見えです。何故って、この辺の人達は、種蒔をそろそろ考察して、畑の段取りが頭の中にあるからです。「エンドウが最初だからねぇ。」と言われて、ひゃー、もう畑を耕すのかぁと、あのキツイ作業を連想して悲鳴が上がりました。そんで、思い出したのが、畑のお隣のお爺さんに耕運機を二台もらったこと。このお話は以前ここで話ましたが(参照☛)ほとんどの畑作業は奥様が主だってやられていたのですが、昨年の夏に急死され、結局この家が貸してあった畑が、先様から戻ってきたのです。そして、使う見込みのない耕作用の道具なども全て譲り受けたのです。
 私が畑を始めてから、この春で三シーズン目にはいます。耕運機かぁ。私が畑で耕運機をハンドルしている姿が浮かびません。途轍もなく予想外のことですし、ガソリンの混合比とか詳しく話を聞いてはいますが、聞けば聞くほど問題が私から遠のくのです。想像できなくなります。大方、動かすこともできずに終わるのではないかと、終日畑で何もできずに日が暮れることしか浮かびません。
 と、この話をすると、声をかけてくれたら見に来てくれると言うのです。きゃーっ、助っ人だ!当然、耕運機を持っているか、使ったことがあるのかと思い込んでいたのです。すると、「私もやったことはないけど、あっこのおばさんですら使ってるだから、私にだってできると思うよぉ。」って。Oh,my God!な、なんて優しいのでしょう。ってか、不安なんですけどぉ。
 つまらない話でした。

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