いちごのタピオカゼリーとヨーグルトの二種:追悼、藤田まことさん主演映画「明日への遺言」と原作「ながい旅」から思うこと
苺とミルクの組み合わせは永久の仲良しだと思います。私が中学生の頃だったか、今でも市販されている“イチゴミルク”キャンデーは、大人気でした。甘い
飴に苺のエッセンスとピンク色に誤魔化されているとわかっていても、クラスメートは皆好きでした。苺には不思議な魅力があるものです。
最近の苺の特徴ですが、子どもの手のひら大の大きな苺がひときわ目を引きます。先日、友人夫婦ゃSarahを呼んで我が家で食事をした時に、デザートでタピオカゼリーを食べたのが大人気で、苺2パック分があっという間になくなるという売れ行きでした。以前にもレシピを公開していますが(レシピ☛)、牛乳ゼリーをもう少し柔らかくしたものと、ゼリーをヨーグルトに変えてみるのは如何か、と思い作った次第です。
ゼリーは、ポタージュ状に近い感じなので、タピオカの存在感がはっきりします。また、ヨーグルトにすると、ぼってりした感じにはなりますが、ヨーグルトの酸味でさっぱりとしますし、何よりもゼリーを作る手間が一手間省けます。
また、今回は粉ゼラチンを使用していますが、粉にも幾つか種類があります。溶かす液体を45度までとしている粉ゼラチンは、予め水で戻す必要もないので一番手間いらずです。200ccで5gが通常の使用量ですが、本レシピの分量はずっと少なくしています。その点にだけ注意するとよいです。
レシピは二種類をそれぞれに書くとこにします。苺が美味しい間にどちらか是非お試しを!
牛乳ゼリー
- 苺・・2パック
- 牛乳・・300cc
- 粉ゼラチン・・4g
- タピオカ(2mm)・・カップ1/2
- 加糖練乳・・30~40g
作り方
- 牛乳を45度に温めて分量の粉ゼラチンを加えて良く溶かし、大きめのボールに移して冷やし固める。
- 鍋に2リットルのお湯を沸かし、タピオカをすこしずつ加えて約15分茹でる。 ※火が弱いと鍋底にタピオカが溜まるので、タピオカが浮いたり沈んだりをゆっくりか繰り返すような強めの火加減にする。
- 火を止めて蓋をし、10分蒸らす。
- タピオカが透き通てきたら笊に取り、直ぐに水に放ってぬめりを取る。
- 苺を洗って縦に一口大に切る。
- 1のゼリーに練乳と4のタピオカを混ぜわせてから最後に5の苺を混ぜ合わせてでき上がり♪
ヨーグルト
- 苺・・2パック
- ヨーグルト・・200g
- 加糖練乳・・30~40g
- タピオカ(2mm)・・カップ1/2
作り方
- 上記の2.3.4でタピオカを作り。材料の分量通りに混ぜ合せてでき上がり♪
***
俳優藤田まことさんが、2月17日、大阪の病院で亡くなった。享年76歳。死因は大動脈からの出血だったそうです。
個人的にファンでもなく、藤田まことさんについて知っていることも少ない私ですが、亡くなったことを知って寂しさのようなものを強く感じました。同時に昭和の時代のことや覚えてる僅かな記憶の中の関連した俳優のことなどです。
藤田まことさんの当たり役とされている主演の作品は沢山あるそうですが、私に残っている俳優としての彼は、やはりコメディアンとしてが一番強く刷り込まれている気がします。藤田さん演じるあんかけの時次郎と、背の低い丸顔で甲高い声を出す白木みのるさんが演じる珍念との絶妙の掛け合いは、私が幾つの時だったか東京オリンピックの前後で見た記憶です。「あんかけの時次郎。義理には強いが人情にゃ弱い、男の中の男一匹。」の台詞で登場するのを真似て、同級生の男子の揉め事に仕切りを入れる子がいました。揉め事が終結すると、「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー!」という一言でオチを付けたいがために、サムイ一人芝居をするおちゃらけキャラの同級生でした。そうそう、「耳の穴から指突っ込んで、奥歯ガタガタいわしたる」というギャグも、長い間男子が言っていました。
亡くなったのを知って、直ぐに今度見ておこうと思った映画が一本あります。それは、藤田さんがB級戦犯役として主演した映画、「明日への遺言」(2008年3月公開 小泉堯史監督作品 原作大岡昇平「ながい旅」)です。原作の「ながい旅」は、第二次世界大戦中に起きた岡田中尉の部下への命令が、捕虜の待遇を侵害するもではないかという国際条約違反を問う軍事裁判のことを中心に、ノンフィクションとして書かれています。この本はいろいろな事を考えさせる本で、何度読んでも感慨深いものがあります。
アメリカの戦闘機の爆撃後、名古屋に墜落した機に乗っていたアメリカ兵を処刑したことと、アメリカの無差別爆撃そのものが日本に対するアメリカの戦争犯罪だとする主張が裁判の論点です。軍の命令において施行したことだとして、最後まで部下を庇った岡田中尉の日本への思いや、後に残される家族への愛が熱く語られています。最終的には罪を一身に背負って刑死するのですが、この岡田中尉の役を演じたのが藤田まことさんだったのです。
原作を読んでしまうと映画化されたものへの期待は無くなってしまうのですが、その感覚は、読んで感じ取った自分自身のイメージが、演技としてフィルタリングされたものに侵害されるような気持ちになるからです。その逆はあるのですけどね。でも、亡くなった藤田まことさんという俳優をその映画の中で見てみたいと思いました。
また、藤田さんのプライベートな部分として男気を思わせるのが、奥さんの事業の失敗で作った40億円ともいわれる借金を完済した辺りですが、演じた岡田中尉の部下を庇う辺りとすっかりダブってしまいました。近いうちに是非この映画を見ることにします。
| 固定リンク
コメント
godmotherさんこんばんは。
ヨーグルトバージョンを作りました。
キモはコンデンスミルクですね。
かなり幸せになれました。
ごちそうさまです!
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1428182115&owner_id=270106
投稿: ばきこ | 2010-03-03 23:26
ばきこさん、お知らせどうもありがとう。
あのー、散らされ寿司の方もなにげにヨロシイ感じがしました。箸で一つずつつまんで口に運ぶという想定で、、、。するってーと最後には酢飯だけが残るのかなという疑問は突っ込まない、と☆
投稿: ゴッドマー | 2010-03-04 05:52
散らかし寿司の酢飯は最後に啜る・・・と。
あ、え、いや、お恥ずかしいです。
わたくし、もう天才的に盛り付けがへたくそなもので(半泣き)。
タピオカヨーグルト、一晩置いたらタピオカがヨーグルトの水分を吸ったのか、
なんかもう、得体の知れないものになっていましたw
次は牛乳で作ってみますね!
投稿: ばきこ | 2010-03-04 22:35
ばきこさん、タピオカはきっと戻しすぎかもしれませんね。私の方法だと、3~4日大丈夫なのでそのせいですよ。食感は、お菓子のグミよりちょっと柔らかいくらいです。口の中でしっかり粒を感じます。
次回が楽しみです。
投稿: ゴッドマー | 2010-03-05 05:42
タピオカってパックでうってるんですか?
なんかコンビニでかったタピオカに騙されて凄くまずかった
投稿: ☆☆さん | 2010-04-25 21:12
☆☆さん、タピオカは白くて硬い粒です。キャッサバという澱粉でつくられていて、最近では着色しているものもあります。そして、直ぐに食べられるような状態で「パック」売りはないと思います。タピオカ事態には味はないので、ツルンとした食感が楽しみです。コンビニで買われたものと言うと私も覚えがありますが、ゼリーのような感じで味はその飲み物自体の味ではないでしょうか。
投稿: ゴッドマー | 2010-04-26 03:42