凍み豆腐と野菜の卵とじ:卵とじのたったひとつのコツ:小沢父ちゃん、泣ける
とろとろのぷるんぷるんな卵とじになりましたよ。
先日、今の時期でしか入手できない、加工途中の柔らかい凍み豆腐の感激を紹介したばかりですが(参照☛)、兎に角、今しかこの美味しさが食べられないと思うと、逸る気持ちを抑えられずにまた作っちゃったのです。レシピというよりは、美味しいから食べてみてね、と言いたいだけなのですが、ま、レシピもちょっと見てやってください。
半熟のとろとろ卵にするのが玉子とじというものですから、これがとろとろでなかったらただの炒り卵になるので、そのポイントだけ書くことにします。
卵のコシを残しつつとろとろにするには、最初は白身だけ全体に「の」の字に流し込み、蓋をして1分強火で加熱して白身を固めます。その上に黄身を「の」の字に流し、火を止めて蓋をして1分蒸します。こうやって、白身と黄身を別々に加熱します。理由は、火が通る時間が違うからです。それだけです。
また、搨菜は火の通りが速く、特に今の時期の搨菜は茎の部分などが直ぐにとろけるので、下茹ではせずにそのまま使います。
これだけです。以上。
材料(3~4人分)
- 凍み豆腐・・7cm角×4枚
- 搨菜(ターサイ)・・1株
- 生椎茸・・120g
- 生卵・・3個
- 鰹出汁・・300cc(レシピ☛)
- 淡口醤油・・大さじ1
- 酒・・大さじ1
- 味醂・・大さじ1
- 塩・・適宜
作り方
- 凍み豆腐は室温に置いてゆっくり解凍し、四等分して短冊に切る。
- 搨菜は洗って5cmの長さに切りそろえる。
- 椎茸は石づきの部分だけ切り落とし、大きなものは手で裂いて一口大にする。
- 小ボールで卵を菜箸で10回ほど解す。
- 鍋で1の凍み豆腐と分量の出汁を煮立て、小さく沸騰している状態で蓋をして5分ほど煮る。
- 続けて生椎茸と搨菜を加え、搨菜がしんなりなったら調味し、塩はやや控えめにしておく。
- 4の卵の白身だけを「の」の字に回しかけ蓋をして強火で1分煮る。
- 白身が8割ほど固まっているのを確認して残っている黄身を「の」の字に回しかけ、蓋をして火を止め、1分待ってでき上がり♪
***
13日の話になりますが、「小沢氏団体・石川氏事務所・鹿島など一斉捜索」➠ YOMIURI ONELINEということを知って、「強制捜査」というのには少しあっけに取られました。しかも、大手ゼネコンの「鹿島」も同時にです。小沢さんが任意の事情聴取に出向かないことで、検察がいろいろしびれを切らしたのではないかと直感したと同時に、そうだとしたら、疑惑となっている四億円の原資の核心を掴んでいるからではないかと思ったのです。そして、小沢さんもお仕舞いかと思うと、意気消沈してしまいました。
小沢さんには、筋金入りの実直型お固い根性持ちのようなお父ちゃんのイメージがあります。自民党を離党してしてからの小沢さんというのは、政治家としては一途で、一匹狼的だったと思います。不運な状況下で、民主党党首の椅子から転げ落ち、現在の幹事長としてのポストに収まっているのも残念なのですが、それでもヘタレない強さを持つ人でもあります。個人的には、小沢さんに一度は首相についてもらうと、応援した時期もあったのでした。これは政党という点ではなく、小沢さんという政治家を応援したという意味です。
小沢さんの政党に及ぼす影響は大きいと思うので、私は小沢さんという政治家だけの動きを見ているな、とも自覚しています。その小沢さんがこのような形で政治家としての命を絶たなくてはならなくなるのかと思うと、残念でなりません。
小沢さんの12日の記者会見での発言の一部は、ニュースで取り上げる度に何度も繰り返し放送されたので気になっていたのですが、その一語一句に気をつけて読んでみると
それはそれとして、以前から何度も申し上げております通り、私自身も、また、私の事務所の者たちも、計算上のミスやら、そういったものは、あったかもしれませんけれども、意図的に、法律に反するような行為はしていないものと信じております。
という部分は、はっきりと小沢さんが認めたと読めます。極東ブログでもこの部分に注視しているので引用します。こういう部分の読み方は微妙なニュアンスを含んでいます。政治家の話の特徴で、ちょっと一般的ではないですが、小沢さんなどは、言葉をきちんと選んで話していると思います。(ぬかりはないというか)
言葉尻を捉えて非理屈を言うようだが、小沢氏は「意図的に、法律に反するような行為はしていない」とは思っていても、意図的ではなく法律に反するような行為をしてしまったという認識がここで示されている。
この会見は、きちんと説明されていないという指摘をする報道も見ますが、私はぎりぎりの線で小沢さんは十分話されていると読めます。
こう書きながら、とても残念な気持ちになってきているのですが。いえ、残念で泣きたい気持ちから書いているのです。
「悪」を養護するわけではないのですが、政治家が、政治資金云々で特捜の取調べが入ったり、法に触れるようなことになって失脚することがよくある国だと思います。国民は、このことをどう見ているのでしょうか。罪は罪なのですが、私は、清く正しい政治家なんて元々いるとは思えません。今の日本の制度の中でお金を使わないで政治ができるとも思っていません。ま、隠しているでもないのに見つかって、おかしな事になって始めて違法だと学習するような場合もあるでしょうし、そもそも、財務の解釈も法律すれすれのところを渡るのが普通です。そこを指摘されて追徴課税をどう扱うかの時に、その行為が悪質か悪質でないかの違いは紙一重というものです。政治は、知られざる裏の世界で動いているのであって、表面では見えないのが政治です。小沢さんのように筋金入りの政治家を日本が失うということは、例えば、秘書がしでかしたミスは、知らなかったから僕ちゃん悪くないんだもーんで済ませられるような政治家が残るだけだということです。
日本が安全に国際社会の一員として生き残るために、裏でも筋を通す信念と尋常ではない力を使わずしてできるわけがない、と私は思っています。からだを張って露払いをする覚悟と信念とやり抜く力です。そのような政治家は、小沢さんの後に日本にはいなくなるとうことだと思います。残念で本当に泣けます。
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