テケレツのオッパッパ風メンチカツ:石川議員逮捕からの思惑
昨日は、久しぶりに牛ひき肉でミンチカツを作ろうと思い立ち、冷蔵庫にある脂の少ないもものスライスを叩いてミンチにしようと思ったのですが、わざわざ挽肉にしないで作る方法はないかと考えているうちに「テケレツのオッパッパ」を思い出した次第です。
この料理は、ここでは豚こま(参照☛)と鶏の胸肉(レシピ☛)で既にレシピの紹介をしましたが、非常に簡素化された下準備で出来ることと、敬遠されがちな揚げ油の使用も少ないので、何かとお助け料理です。しかも、でき上がりはカリッとサクっと満足できるものです。
作り方は、こんな感じです。玉葱と牛肉を具として、卵と小麦粉をつなぎに全部一緒に混ぜ合せ、作りたい大きさのサイズで大まかに等分します。ボールに多めのパン粉を用意し、ここに等分した塊のまま落します。後はボールを揺すってパン粉をまぶし、仕上げに両手で形を作って整えます。ここまでの工程で、手を粉だらけにして作業性が悪くなることもありません。 イメージとしては、ホットケーキの生地に肉と玉葱を混ぜてパン粉をつけて揚げるという感じです。参考にしているのは秋山千代さんのレシピですが、こちらには分量が全く書いてありませんので、レシピを起こしたのは私です。語りの中に、料理のでき上がりがイメージできるような軽快な描写があって、楽しい本です。
当初は、本の通りに豚肉から始めたのですが、その後、作るのが簡単で、いろいろ散らかさなくてもできる「カツ」だということと、揚げ物なのにさっぱりしているのが家族にも受けているので、鶏の胸肉や牛肉で作るのはもう私のレシピになってしまっています。
実際作ってみると分かると思いますが、全体が小麦粉のつなぎなので、肉汁も玉葱の水分も全て小麦粉でカバーされているからか、長い時間揚げても水分が抜けてパサつくようなことがありません。挽肉を使っミンチカツにする場合は、ある程度肉の脂身が入っていないとどうしても硬くなりますからカロリーが気になります。その点、この方法だともも肉のスライスや鶏の胸肉などのぱさつきやすい肉が、とてもジューシーに美味しくできるという訳です。 また、今回は、肉の割合を多くしてよりメンチカツに近づけたかったという理由から、小麦粉の量をかなり少なくしました。
くどいうようにここに登場しますが、かなりお奨めです。因みに名前の由来は➠こちらに
材料 (8cmのミンチカツ8個分)
- 牛ももスライス・・250g
- 玉葱・・半分(180g)
- 塩・・小さじ1
- 胡椒・・適宜
- パン粉・・カップ1強
- 揚げ油・・適宜
- 付け合せの野菜・・キャベツの千切り+スナップエンドウ
つなぎ
- 卵1個と水・・75cc(卵は60gの特大)
- 小麦粉・・100g
作り方
- 玉葱は半分に切って、繊維に平行に5mm幅に切る。
- 牛肉は、3~4cmの一口大に切る。
- 大き目のボールで2の牛肉と玉葱、塩、胡椒を加えて混ぜ合わせ、分量の小麦粉を全体に絡ませてから解き卵でまとめる。
- 3を目安で8等分し、ボールに入れたパン粉に落として全体にパン粉をまぶす。
- 手で押さえて平らに丸く形を整え、バットに並べて30分程冷蔵庫でねかしてパン粉を落ち着かせる。
- フライパンに多めの油(水溜りのような感じ)を引いて中火に掛け、5を並べ、中央に水分が滲むような感じになったら裏返し、両面に焼き色を付ける。(全体が一回り縮んで中央化がコンモリ盛り上がる感じになったらOK)♪
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昨晩、石川議員の逮捕が報じられたことを受けて、最大の疑惑である原資不明金の出所の核心が見えたからかと思ったのですが、どうもそうではないらしい。拾ったニュースによると
「石川議員逮捕、なぜこのタイミング? 最大の証拠隠滅「自殺」の恐れ…」➠(Yahoo ニュース)
午後11時前に始まった逮捕発表会見で、佐久間達哉特捜部長は逮捕の理由について「石川容疑者らの供述は信用できない」「証拠隠滅の恐れがあった」と語った。報道陣から「自殺の恐れがあったからか」と問われると、佐久間部長は「あえて否定しない」とも話した。
小沢さんが、任意の事情聴取に応じないという状況だからなのか、強制捜査の運びとなったのが12日でしたから、いよいよ小沢さんの政治家としての生命は秒読み段階に入ったという事でもあると思います。
私の最大の関心事は、このことで日本はどうなるのかという事です。
小沢さんという人物を政界から失うということは大きな損失だということは昨日も書いたことですが(参照)、それにしても、ニュースで見た小沢さんの表情から、もう既に腹を括っているのではないかという印象を受けました。また、書生の頃から小沢さんについて育った石川容疑者のような人物が、記載ミスというのはちょっと信じられないことです。
今回の逮捕の理由は既に報じられているとおりですが、
一方、国会議員には国会開会中の不逮捕特権があるため、捜査当局は会期中に議員を逮捕する場合、議員が所属する議院に逮捕許諾を求めなければならない。通常国会の開会が18日に迫る中、石川容疑者の逮捕許諾請求が与党多数の衆議院で拒否されることも懸念された。
さらに、今回の容疑の時効は3月末。予算審議に影響を与えないためにも早期の逮捕が必要だったとみられる。石川容疑者らが起訴された時点で共犯者の時効は止まる。こうした理由も電撃逮捕につながったとされる。
「共犯者の時効が止まる」というのは、「共犯者」としているのは誰か?その犯罪の発生は、今後どうのように明らかになって行くのか?などの疑問が湧きます。今回の容疑の時効が3月までということは、それまでに共犯者に対しても今後さらなる逮捕の想定があるということでしょう。そのことが国会の予算審議に影響しないための配慮だとしても、国民にとっては大きな不安材料を抱えたことになります。
その先にあるものを思うと、ますます日本の政治と経済の破綻を思ってしまいますが、ここで、政権の確立を問われるということです。
追記:15日の逮捕者(Yahooニュース)
政治資金規正法違反(不記載)容疑で、小沢氏の元私設秘書で陸山会の会計事務担当だった民主党衆院議員、石川知裕容疑者(36)と、後任の会計事務担当 だった小沢氏の元私設秘書、池田光智容疑者(32)を逮捕した。特捜部は今後、不透明な資金の流れの解明を進めるとともに、小沢氏本人の関与も調べる。
また、特捜部は昨年3月の西松建設の違法献金事件で逮捕、起訴された元会計責任者の公設第1秘書、大久保隆規被告(48)=公判中=の逮捕状も取った。政界の最高実力者、小沢氏の現・元秘書3人への強制捜査で、鳩山政権や18日招集の通常国会への影響は必至となった。
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コメント
胸肉でのテケレツは我が家でも好評の定番メニュー入りしました。牛肉のももでメンチ風か~。ちょっと豪華になってまた家族が喜びそう。ソースもちょい工夫すりゃ、立派なごちそう献立になりそうです。サンドイッチにもいけそう。やってみます。
投稿: みみこ | 2010-01-17 11:21
みみこさん、昨日他所の場所ですが、ここを見た男性が牛丼の予定を変更して作ってみたら、「メンチカツ」というのに納得したと話してくれました。小麦粉の量を減らしてもその分玉葱がしっかり入っているので、なんだかプラマイゼロというかです。
作りやすいので挑戦してみてください♪
カツサンドですね!美味しいと思います。
投稿: ゴッドマー | 2010-01-17 11:44