煮豆:進化したスロークッカーで作る煮豆:今年は「自分党」の年?
謹賀新年
スロークッカー料理が如何に美味しいく、手間いらずな道具かという話が昨夕もTwitterで出たばかりですが、時間の掛かるものを順にお正月用に用意する中で、煮豆は一番最初に作ります。というのも、前夜から水に浸して煮始めたら目が離せなくなるので、見張りをしながらお煮しめを作ったり、寄せ物を作ったりするのです。そういう日常もいいものですが、用はスロークッカーも同じです。むしろ、他のどのような料理法よりもスローライフの実感の味わいがあります。
今年は、紅白の二種類の豆を煮ました。二種類も煮豆を作るなどというのは初めてです。これもスロークッカーの成せる芸当です。お正月のお節に一花咲かせたいと思い、暮に煮込んだ豆でしたが、大晦日に出来上がったばかりのお煮しめと一緒に頂いて、実家に届ける分が足りなくなった程でした。慌てて先程仕込んで煮ているところです。作ったものが足りなくなるほど食べてもらうというのは嬉しいことで、元旦早々、このような忙しさで始まったのも幸先の良いスタートと言えます。
新年早々さえない話ですが、赤い方の豆の種類が分からないままです。珍しい形と色に誘われるままに買ってみたのですが、どこをどう探しても検索でヒットしません。リテラシイーの問題なのだとは思いますが、毎度のことですみません。花豆に似ている形なのでインゲン種だとは思います。
実は薄く、色はあずき色と白のツートンカラーがくっきりとしていて大変綺麗です。そして、皮は非常に厚く碁石よりも平べったいのでタイルの石にしたいくらいな感じです。
スロークッカーで花豆を煮たレシピは(参照☛) 、ここで少し進化しました。内鍋の容量の最高値(淵から2㎝までのところ)に出来上がるよう400gの豆で、水はやや少なめにしました。
最近豆を煮ていて気づいたのですが、スロークッカーの場合は、水分があまり蒸発しないので、いわゆる料理の基本で小豆なら豆の三倍の水で煮るというような常識は必要ありません。確かに三倍くらいの大きさになるほど水分を吸収するのですが、煮汁をどれくらい残すかということから考えると、花豆などは豆の重さの3.5倍くらいの水が砂糖の分量も程ほどでよいと思います。花豆のときはこれが4倍でした。豆を煮ている人には分かる話で、煮上がった時に、蒸発してなくなる水分を考慮するから砂糖の分量が一定にならないのです。煮詰まることを想定するのですよね。スロークッカーは、その配慮を必要としませんので、最初から水は少なく、その分砂糖も少なくて済むのです。
今回は、400gの豆に対して水は3.5倍の1400ccで、砂糖は豆の1.2倍の480g、塩は小さじ1です。ただし、8時間水で豆を煮て、豆が充分水分を吸ってから砂糖と塩を加え、さらに1時間、合計9時間で「弱」の設定で煮込みます。
豆に張りつく必要がないので兎に角気が楽で、出来上がりにはいつも大満足です。
年明けは豆の話になりましたが、今年もよろしくお願いいたします。
材料
- 豆・・400g
- 水・・1400cc
- 砂糖(出来れば粗目の砂糖)・・480g
- 塩・・小さじ1
作り方
- 豆を洗って分量の水と一緒にスロークッカーの内鍋に入れて、「弱」「8時間」にセットしてスタート。
- 出来上がりの合図を聞いたら、分量の砂糖と塩を加えてさらに一時間セットしてスタート。
- 出来上がりの合図を聞いたら、コンセントを抜いてそのまま冷めるまで放置して出来上がり♪
追記:息子の入学以来実家には帰っていませんでしたが、心配された雪も大したこともなさそうなので、今日この後ちょっと行ってきます。一泊しかしないので明後日にはここにまた戻って来る予定です。
では、行って参る。
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年末にゆうちょ銀行マンが預金キャンペーンの訪問セールスに来た話をしました(参照☛)。あの話は、年齢格差社会に偏在するデフレ不況の回復は難しいという話でした。大晦日の極東ブログでは、この話を掘り下げて考察しています。「輝きのある日本へ」、そうだったらいいのにな♪➠極東ブログ
これが何とかなるというお話なのかと、喜び勇んで読みました。
現民主政権が出した30日の閣議でまとまった「成長戦略の基本方針」と、かつての自民党のもの(=民主党風味に弁ちゃんがアレンジした表)と比較しています。2020年までを目処にしたというのもブーメランだったのかぁ。かつて鳩山さんは、この長期戦略を出した自民党を激しく批判したそうです。 野党だから然りですね。
で、肝心のデータとかつての自民党のものを比較対象すると、確かに、違う政党のものとは思えないほど酷似しています。話は逸れますが、男性というのはこういうデータを作ったり、そのデータを読むのが得意ですね。説得力があると思います。カツマーと呼ばれている売れっ子の勝間さん(女性)もそうらしいです。
いったい何がこの表から読みとれるというのか。
政権交代後になってから、民主党政権は自民党政権にチェンジした。民主党が劣化自民党に変わった。今年はつまりそういう変化の年だった。
ということは、一目瞭然ですが、
民主党は「雇用が内需拡大と成長力を支える」という発想を成長戦略の基点に置いていることは評価できるかもしれない。日本に求められているのは内需の拡大であり、そのためには国民に富を再配分し、雇用を促進するという考えはありうる。
という一点とは言え、ここは関心を寄せる部分です。現状の国民には生産的な暮らしがないのですから、政策に「雇用の内需拡大」というのが必須です。ところが、
そもそも、どうやってデフレを脱却するのか。そこが考慮されていないかぎり、日本の成長戦略はありえないだろう。
え。デフレから這い上がる方策がないの?
劣化自民党である民主党は劣化の優位性で自民党を駆逐した。その後になにが来るか。渡部氏はこう言う、「心配なのは、自民党も民主党もダメならば、政治不信になる。民主主義の危機だ」。それがたぶん、来年の光景なのだろう。
おーまいがー!民主主義の危機というのは、じゃー、「自分党」を作るチャンスですね。
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コメント
これはすばらしい煮豆ですね。
豆というと京都丹波なぞばかりが表に出ますが、きっと日本中各地に夫々の良いものがあるのでしょう。
ゴッドマーさんのような敏腕新人発掘プロデューサーに拾われた隠れ食材は幸せですね。
投稿: ふ゛り | 2010-01-01 08:26
ぶりさん、ふ、ふ、ふ。
お披露目です。
今朝地元の温泉で会った町内のお婆様に聞いたら、豆のことは知っていましたが、名前が分からないということでした。分からないとなると俄然調べたくなるのですが・・・。なんとも不甲斐ないです。
投稿: ゴッドマー | 2010-01-01 08:37
赤いほうの豆は
世界一と言う名前の豆ですね
投稿: | 2016-06-13 19:37