2009-12-28

秋田のだまこ鍋(ライスボール鍋):寝覚めの悪い「サービスたっぷりの鳩山真空発言」

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 秋田と我が家の関わりが実質は遠ざかってしまったからではないのですが、最近秋田の料理からは遠くなっています。寒い冬空の下を何人かの同級生の親同士で食べ歩いたのが懐かしいです。そして、あの秋田流のお酒の酌み交わし、というか差しで飲むあの流儀は、本当に腰を据えて「あんたと語り明かそう」というような、なんとも温かい人の心を感じる嬉しい一時でした。
f:id:godmother:20070125102026j:image 懐かしさに誘われてだまこ鍋を作りましたよ。今更ですが、秋田では主語の語尾に「っこ」つけて会話しますから、この場合はご飯の玉のことをダマっこと呼ぶのです。秋田弁は可愛い響きが沢山あって、諏訪の怖い言葉と全く違います。この辺の会話は東京の人が聞いたら、喧嘩をしているのかと振り向くほどキツイ語調なのです。
 秋田では勿論秋田産のアキタコマチの新米で、艶々したきりたんぽやだまこを焼いて鍋に入れます。我が家は友人が作る岐阜の新米です。これがまた噛めば噛むほど甘くて、大変コシのあるお米なのです。なんだか、いろいろ言っても私はとても恵まれています。
 さて、作り方は秋田の旅館の女将さん直伝の方法で、炊き立てのご飯をボールによそって粗く潰してから丸めます。私は艶と張りを出すために塩水で手を濡らして丸めます。表面が滑らかだと焼き色も綺麗につくので香ばしくなります。また、煮崩れしにくくなるのでこの方法をお奨めです。秋田では塩や塩水は使わないと思いますので、このへんが改良後の我流です。
 焼かずにそのまま鍋に入れてもいいのですが、焼く場合は、フライパンを使って転がしながら焼くというのを多く聞きます。私は、オーブントースターかグリルで、バットにだまこを並べてそのまま焼きます。フライパンよりも熱が放射状に当たるので、焼き色がついたら反対の面を焼くだけなので、ある程度目を離せます。

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004 だまこ鍋の基本は鰹出汁をしっかりとって、鶏のもも肉と牛蒡を最初に煮てスープの味を作ってから具を加えていきます。鶏肉は、経験値だと、地鶏は火が通っても固くなりにくい肉で、ブロイラーはパサパサになります。前に使い分けてみて分かったのですが、鍋物には固くなりにくい地鶏が良いと思っています。でも、これはあくまでも私の経験からです。
 最後に用意した野菜などを加えて、煮立ったらだまこを加え、スープがよくしみこんでから頂きます。
 秋田のきりたんぽやだまこ鍋で欠かしてはならない具というのがあって、これだけは入れてケレと言われるので特記します。
鶏肉・牛蒡・油揚げ・舞茸・根芹
(この辺の栽培ものは悲しいかな、根を切り落としてあります)

鍋の材料(3~4人分)

  • 地鶏モモ肉・・1枚(一口大)
  • 牛蒡・・1本(笹がきにして)
  • ほうれん草・・1束
  • 芹・・適宜
  • 長葱・・1本
  • 舞茸・・1パック
  • 豆腐・・1丁
  • 白滝・・1袋
  • 油揚げ・・1枚(湯通しする)
  • 鰹出汁・・1200cc
  • 酒・・大さじ3
  • 味醂・・大さじ6
  • 醤油・・大さじ4~6(好みで)
  • 塩・・適宜

だまこの材料

  • 炊きたてのご飯・・4杯分(3㎝で25個分)
  • 塩水・・1/2カップの水に塩大さじ1

だまこの作り方

  1. ご飯が炊けたら直ぐにボールに茶碗4杯分をとり、麺棒やコップの裏で潰す。
  2. ご飯粒が少し残る程度で、粘りが出てきたら手に塩水を付けて両手で丸める。
  3. そのまま冷まして艶を出す。
  4. グリルで両面を香ばしく焼く。

鍋の作り方

  1. 鰹出汁を煮立て、牛蒡と鶏肉に火を通す。
  2. 醤油、味醂、酒、塩で少し濃い目の味に調味する。
  3. 次に野菜や豆腐を加えてに火が通ったら最後にだまこを入れ、十分出しを吸ったら出来上がり♪

***
 このお話をここで取り上げようかどうしようかと迷っていたのが昨日の朝でした。既にエントリーを公開してからネットのニュース等で知り、というか、前夜に始まっていたらしいのですが、私は夜早く寝てしまうので基本的に夜はネットをうろうろ俳諧しないのです。で、朝知った時には事態の収拾もついたかに思ったのでした。まあ、極東ブログはこのような案件は逃さないだろうと見たら早朝にすでに公開していました(参照)。
この話は、鳩山さんのサービス発言が発端で、「鳩山首相、ラジオ出演はテンション低ぅ~」で新年向けの番組にゲスト出演するという想定で、その収録で鳩山さんが話した内容について話題を呼んでいるのです。
 なんとなくお調子こいて国民へのサービスとして、沖縄の基地移転問題で重要且つ未決定事案をぽろっとこぼしたそうです。その綻びを繕う記者会見がまた天然真空で、こまったちゃんなお話だと推測を交えた説明が続くのですが、どうしたものか。さすがの極東ブログでも、首相の言動の意味に疑問を残してこう結んでいます。

あらためて見直すと、鳩山首相の反省は何を意味しているのだろうか。
「拡大されて伝わっ」たということは、自身も失言であったという認識なのか、その後のメディアの取り上げ形に不満なのか、誤解されたと思っているのか。
いずれにせよ、本人には発言の趣旨が正確に伝わっていないという認識があるなら、何が正確な意思だったのか。「サービス」抜きだとすると、グアム全面移転をどのように鳩山首相は考えているのか。そこがわからない。
それにもまして不可解なのは、「『決まるまでは何もしゃべらない方がいい』と指摘されており」というのは、ラジオ番組の細川珠生さんの直言を意味するのか、民主党内で実質的に権力をお持ちの形から諫められているのか。そこもわからない。
反省したら負けになるのか、共同「首相「サービス精神」がぶれに 普天間発言で自己弁護」(参照) では本人としてはトータルには矛盾がないそうだ。


 これを読んで、こうしてはいられないと、放送前に首相の真意を確認しなけらばならないと思い、家を出ようとしてはっとした。娘の結婚式のお色直しの衣装を会場に届ける用事があったことを思い出した。届けてから首相官邸に行っても今日中に間に合うと思い、家を出た。しかし、官邸に着いた時には既に多くの報道陣と番記者らがめまぐるしく動きまわっていて、インタビューどころではない騒ぎになっている。首相の収録での発言は、これでかなりの視聴率が取れると、そばでテレビのディレクターがほくそ笑んで話しているのが耳障りだった。何でも飯の種にするハイエナのような人種。テレビってやつは。鳩山首相がいつ日本中の国民から「あの人は世代の真空人間」だと悟られるかは、もう時間の問題なのかもしれない、と私自身が出来ることで何とか食い止めなければと気持ちは焦る。

おそらくこれらの発言を追っても「鳩山首相のマニフェスト違反より深刻な問題: 極東ブログ」(参照) で言及したガソリン税暫定税率についての鳩山首相発言のように同一人物の発言とは思えない困惑に至るだだろう。

 極東ブログで、ここまで言及してしまっている。あのブログは各界の著名人はもとより、右や左のごろつきが両手に石をもっていつでも投げられる準備をして張り付しているブログだ。あんなに脇が甘くてよいのだろうか。このこともいつか話し合わなくてはならないと思っている。ここで言うのも何だか、今の日本の男には世話がやける。手がかかってしようがない人物ばかりだ。私一人の手に到底負えるわけがない。とここで愚痴を言っても始まらないのだが。
 困った。結婚式場から携帯に連絡が入って、娘の着物ではないと言って来ている。家を出る時にあんなにチェックしたのに、どこで間違えたか私も慌てていたのか。今から帰ったら明日の実務者会議までに間に合わない事になると判断して、結婚式を取り止めるよう連絡し、私は官邸の裏口へと回ったが、既に遅かった。

つまり、明日28日に首相官邸で予定されている与党三党の実務者級との協議機関で連立政権としての公式な見解が出されるだろう。それは過去の経緯からみて、ただの先延ばしの確認の無内容なものになり、さらにその内容を鳩山首相をしゃらっと公言し、かくして、その後に正月にこのトーク番組が流れ、まいどの鳩山対鳩山(参照) という構図になりそうだ。あけましておめでとう。鳩山さん、やあ、こちらも鳩山さん。弟さん、いやご本人。正月の漫才か。

 極東ブログではここまでシナリオが出来上がっている。あの用心深いブログがここまで踏み込んで仮説を話してしまって大丈夫なのだろうか。と言うか、右や左の人達も、まともにエネルギーを費やしても徒労に終わるだけだと悟るとよいと思う。
 この後、

蛇足めいた話として、関連の藤崎一郎駐米大使とクリントン国務長官との会談に少し触れておく。

として、どうもクリントンさんから以下のように、誤解の無いようにと釘を刺されたらしい。

同長官は21日の会談で、藤崎大使に「わたしが了承したかのような話になっているが、そんなことはない」と、首相の「捏造(ねつぞう)」に不快感を表明。現行案を譲るつもりのない米政府の強い姿勢を改めて首相らに伝えるよう求めた。

極東ブログでは、この件を重く受け止めてると思いますが、それもそのはず

それは例のオバマ米大統領に「ボクを信じてね(Trust me!)」とした鳩山首相への苦い経験があっただろう。

「正確な言葉は覚えていないが、『よくわかった』という思いをお伝えいただいた」という話がそれ以上の確認もなくマスコミで一人歩きをしてしまっている現状は、日本の安全保障がかかっており、国民にも困惑した状況だというのはシンプルな事実である。

まったくその通りです。 誰かこれを止めてくれる人はいないのでしょうか。このような空気を齎す政治家の資質が何から生まれたかと遡るに、結局「アパルトヘイト国家が変わる時」で触れた、現実離れの人格成形にあるのだと思います。 極東ブログの前記事の予言で引用している山本七平の「山本七平の日本の歴史」で、その現象をこう話しています。

本人は真空であるから、一切の意向はない。いや、たとえあったとしても、ないと設定される。従って意志決定も決断もしない。それが徹底すればするほど、それはますます真空状態を高め、それが周囲に異常なエネルギーを起こして台風を発生させ、全日本を含み、東アジアを巻き込み、遠く欧米まで巻き込んで、全世界を台風圏内に入れてしまう。

お陰で、娘の結婚式はキャンセル、私は取材にいつも遅刻してまともな記事が書けず、臆病者ときているので記事の捏造すらできない。この分では会社から肩を叩かれるのではないかと、年越しの餅代を心配する始末です。どうしようかと途方に暮れたところで目覚ましの音が聞こえた。

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