2009-12-19

メインのおかずやオードブルなどに重宝する作り置きロールチキン(鶏胸肉):もしかして鳩山さんの外交手腕?

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 何個かまとめて作っておくと重宝する、鶏胸肉のロールのレシピです。
 輪切をソテーして一品料理になったり、薄切りにして並べるだけでもオードブルのハムのような使い方、また、お弁当のおかずにもと用途はアイデア次第です。胸肉を選んだ理由は、高タンパク低脂肪で、経済的だからです。ところが、肉屋さんのはなしでは、胸肉は硬いという印象があってあまり人気がないそうです。私とっては、正にそういうマイナスイメージがあるような素材を使った料理を考え出すのが好きで、それを払拭するために試行錯誤できるのが面白いのです。出来上がるものは大それたものではないのですけどね。
 料理すると硬くなると言われて、料理法の幅も限定され敬遠されがちで、私も硬くならない料理法を今まで随分考えてきました。ネックになるのは繊維の方向で、この繊維が噛みやすくなれば、肉質自体がそれほど硬いということでもないと思います。そこで、この繊維を短く切って食べられるようにするにはと考えると、輪切りが一番です。ですが、単に胸肉を薄く輪切りにしても、例えば炒め物などでは火が通るとバラバラに崩れてしまいます。それでは料理の材料にはなりにくいというとこで、今日のような姿に変えてみたのです。そして、軽くあじつけと風味付けのために塩と胡椒の他に、セージと粒マスタードを肉の表面に散らして巻き込みました。もう、こうなると無添加のハムのようなものです。作り置くと大変重宝します。

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 作り方は、皮を剥いで観音開きにして肉の面積を広げます。肉叩きで均一な厚さにすると同時に、繊維を少し破壊します。これで肉同士がぴったりと貼りつくようになります。ここまでできたら、後はロールする前に塩、胡椒とセージ、粒マスタードと作り分けます。挟んで巻くとちょっと凝ったね!って言われそうな断面になります。厚目に切ってソテーしたり、薄く切って人参のグラッセなどを挟んだり、チーズと交互に置いてオードブルにしたり、カナッペもよいですね。

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 兎に角、これさえあれば安心という素材です。今年のクリスマスも、そして、来年のお正月も手作りでお迎えしませんか。

材料 (2個分)

  • 鶏胸肉・・2枚
  • 塩・胡椒・・適宜
  • 粒マスタード・・大さじ1
  • セージ(ホール、または粉末)・・適宜
  • オーブンペーパー20×33cmを2枚
  • ウー・ウェンパンや蒸し器・・無ければ大きめの深い鍋を代用
  • 肉叩き・・無ければコップの底などを代用

作り方

  1. 胸肉の皮を剥がして、飛び出た肉片を切り取る。
  2. 艶のない方の面を上に置き、中央の繊維の切り替えの部分に浅く(だいたい厚みの真ん中くら)包丁で切り込みを入れる。
  3. 包丁を寝かして切り込みから肉の厚みを半分に切り分け、最後の部分は切り離さずにここで開く。
  4. 肉の上下を変えて反対側の同様にそぎ目を入れて肉を開く。
  5. 表面が平になるように肉を叩き、軽く塩・胡椒、セージをふり、もう一枚は塩・胡椒に粒マスタードを塗り込む。
  6. 肉の繊維に沿うように端から肉を巻く。※きつく巻く必要はない。極自然に巻く。
  7. オーブンペーパーで包む。
  8. 蒸気の上がった蒸し器で強火で8分~10分蒸す。出来上がりの目安は、表面がしっかりと硬く、指で押してもふにゃふにゃしない状態。
  9. 包んだまま冷まして冷蔵庫で保存する。(冬場は一週間位保存可)

【参考料理(画像)】
 野菜を巻いて味付けをしたロールチキン➠レシピ
 野菜を巻いた餡かけ➠レシピ
 本レシピの粒マスタードのロールチキンを輪切りにして、中火でバターを溶かしたフライパンで両面に焼き色をつける。茹でたほうれん草を輪に整えてフライパンに並べ、中央に生卵を落として蒸し焼きバーズネスト(鳥の巣)とアスパラガスを1本添える。
 薄く切って軽く焼き付けてからお弁当のおかずに(セージロール使用)。

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 この間、鳩山さん率いる民主政権のことで「友愛」というのを思い出した途端に思考が停止してしまったのは、考えたくないというのと、考えてもよく分からないという二つが頭を混乱させるので、自己防衛でした(参照)。これではいけないと、こういうパターンの思考停止は後々に尾を引くので少し頭を冷やしました。そうそう、昨日のTwitterの「友愛」可愛かったです(犬や猫に教えられる「汝の隣人を愛せよ」➠)。
 鳩山さんと私の「友愛」についての概念の一致が、この混乱の解決の道ではなく、鳩山さんの現時点での決断力や統率力では力不足だと思っていますので、政治家としての資質を問われるような言動を何とかして頂きたいのです。今の状態では現況もさることながら、将来を考えられなくなるのです。
 アメリカとの同盟問題は、日本の韓国や中国との関係においても大きな意味を持つことで、現状では必須なのではないかとすることと、その問題を解決するにあたって、ドメスティックでは、連立政権が合意に達しなければなりません。私の疑念は、その合意を得るために鳩山さんの考えを提供したのか、したとしたらその内容は何かというのことです。鳩山さんの「私意」がまったく見えてきません。
 沖縄の基地移転問題では、沖縄県内で移転を考えると変更してから県民から反発を買い、海外に移さないのなら連立から離れると福島さんに三行半を突きつけられてしまっている総理の状況を察すると、ここで決断するのは確かに難しい問題で、気の毒です。
 このような背景で出てきたアメリカへの返答に、「結論を出さない」決断をするしかなかったのかとは思います。こうして、アメリカに下駄を預けた形になったのは、「でかしたね」と言うべきなのでしょうか。多くの日本国民の意表を突く判断だったと感じますが、見方を変えると、鳩山さんの外交センスがグーということなのか。アメリカの言いなりだった日本は、ここで逆転したと言えば、そういう状況ですし、この一連の方法こそが民主的なのかもしれません。移転問題を先手で仕切っていたアメリカが、今度は泡を食った状態になっているのは言うまでもありませんが、でも、もしかしたら、愛想を尽かされるかもしれません。
 鳩山さんは、アメリカの要請を一度は受け止めて、連立で協議したわけです。皆さんの意見が一致しなかったという結果をもって、アメリカに丸投げしたわけです。これが民主的といえばそうです。ただし、鳩山さんが言うところの、「民主的な解決」に、鳩山さんの「私意」も含まれたのでしょうか。それが分からないうちは、鳩山政権を応援する理由を失ったままです。やっぱり。

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