骨付きもも肉のロースト:ケンタッキーに限りなく近い自家配合:文字にならないメール、届けたい思い
クリスマスだからと、ターキーや地鶏の丸焼きは少し大き過ぎて持て余してしまうので、骨付きもも肉にしました。 この骨付きもも肉が、この時期はなかなか入手困難な代物らしいのです。いつもの肉屋さんが骨付きが入らないと言って嘆いていました。卸しの方では大手が買い占めてしまうので手の打ちようがないそうです。この肉屋さんは、地鶏しか扱わないというのも少ない入荷の理由かもしれませんが、女将さんが、特別に私だからと言って欲しい数だけ横流ししてくれました。今まで内情をあまり知らずにいたので、小売店も大変なのだと始めて知りました。そういう中から声をかけて貰えるのですから嬉しかったです。
さて、このもも肉を如何に美味しく食べようかと、料理法に少し迷いました。我が家で骨付きの鶏肉料理は人気があって、みなどれも好きなのですが、特にこの三つ。ミスター巨人の奥様の本から頂いた「GoldFriedChicken(黄金のフライドチキン)」と、「ケンターキーフライドチキンのソックリさん」 、「鶏の丸焼(詰め物入り」
です。この中から一つ決めるのは難しいので、結局、ケンタッキーフライドチキンの衣の味と風味を下味用のビックル液に混ぜて浸け込んだ後に、衣は付けずにオーブンで焼き上げることにしました。これなら大きなもも肉の脂もかなり落とせますし、フライパンで焼くように直接的に熱源に接しないので、水分を取られてぱさつくようなこともない方法です。 皮はパリパリで大変美味しくできました。この味付けは強くお奨めです。
ちょっと早いのですが、平日は息子の帰宅時間も遅いので週末にクリスマスは終わりです。
材料
- 鶏骨付もも肉・・3本(約1400g)
- じゃが芋・・適宜
- ボロッコリー・・適宜
- セロリ・・適宜
- オーブンシート・・天板の広さ1枚
- バター・・30g
ビックル液
- 水・・カップ1.5
- 塩・・大さじ1.5
- 白コショウ(粉末)~小さじ2/5
- ガーリックパウダー~小さじ1.5
- ジンジャーパウダー~小さじ2/5
- セージ(粉末)~小さじ2/5(入れすぎ厳禁。でも、入れないとだめ。難!)
- ローズマリー(粉末)~小さじ2/5
- タイム(粉末)~小さじ2/5(入れすぎ厳禁。でも、入れないとだめ。難!)
- ナツメグ(粉末)~小さじ1/2
- バジル(粉末)~小さじ2/5
- オレガノ(粉末)~小さじ2/5
- サボリー(粉末)~小さじ1/2
- メース(粉末)~小さじ1/2
作り方
▶肉の内側の骨に添って包丁を入れ、筋を骨から切り離します。▶関節の中央部分にも包丁を入れて、ぶらぶらの状態にします。これは、隠し包丁と言いますが、こうすることで肉が丸まらず、厚みが均一の
まま、速く焼き上がるようになります。▶ビックル液をビニールの袋に作り、下ごしらえした肉を入れ
て余分な空気を抜いた状態で冷蔵庫で半日浸け込みます。▶焼く1時間前に肉の温度を室温にするために冷蔵庫から取り出しておき、焼く直前には水分を拭き 取ってオリーブオイルを刷毛で塗っておきます。▶皮付きのじゃが芋を3㎝位に切って水にさらした後、オリーブオイルを表面にまぶして塩を振ります。▶天板
にオーブンペーパーを敷き、鶏肉の皮目を上に天板に並べ、周囲に付け合せのじゃが芋を置いて予熱したオーブンで30分焼きます。▶途中1~2回刷毛で溶か
しバターを塗りながら色よく焼き上げる。※皮目の色が狐色に焼けたらほぼ、中まで火は通っていると判断してよいです。
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昨日は、朝から小雪が舞って、道には薄らと雪化粧のような状態でした。そんなわけでジョギングは断念したのですが、日中晴れて丁度よい休養日かなとゆったり気分でいたところへまたしても雪。参ったな、ちょっと。夕方のジョギングは疲れるのだけど、明日もこの分では雪かしらと思い、出走。 夕方の4時は過ぎてましたが、まだ明るく、諏訪湖の水面が光ってきれいでした。この景色も久しぶり。あっちの山の向こうは東京かぁ。対岸の山に雪雲が掛かって私の視界を遮っているのは、なんとも意地悪。
どこかのお宅から聞こえてくる風鈴の音。真冬の寒空に、取り込み忘れられた風鈴の金属質の音というのは寂しげです。早く取り込んであげたらよいのにと、走り去る頃、釣られて今年の私の夏のことを思い出していました。一体全体、私は何をしてきたのかしらこの夏。なんだか思い出というようなものが空虚で、何も思い出せない。立石公園に着いて諏訪湖を見た時、その視界に私の友人が住む湖畔の高層マンションが見えて、夏のことが急に思い出されたのです。次から次に出てきたのが救いでした。 彼女の家に金曜日となると寄り込んでは、お弁当を食べながら歓談し、諏訪湖の素晴らしい景色に癒されたのでした。
書こう書こうと思っている手紙。今年こそは書いて自分の思いに区切りを持ちたいと思っていたのですが、書き始めることでさえ躊躇してしまうのです。この思いは、手紙には書けそうもない。
私が手紙に認めたいことは、もう既に相手に届いているような気がしているのです。書き留めてしまうと、薄っぺらな「言葉」で終わりそうな気がします。納得のいかない文字を並べた手紙など、書く意味がないのです。言葉に思いをのせるというのは、本当に難しいものです。
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コメント
骨付きもも肉のロースト
素晴らしいお料理 消し日有り難うございます
とても嬉しいです
投稿: ryuji_s1 | 2009-12-20 11:26