鶏の手羽中と蕪のミルク煮:作り置きのベシャメルソースの活用で短時間料理:大晦日を迎えて、私の破綻かしら
早め、早めにと進めていたお正月のための準備も、予想は的中しました。自分の計画をびっしりと詰め込んだのは失敗でした。何か起きた時の余裕がないので、突発的に起こる諸々の所用が増えて、結局、今日のぎりぎりまでお煮しめなど作る破目となりました。実家の母から料理は全て作るように申し渡されていますので減らすわけにもいかず、今日は、目一杯料理の一日になりそうです。そして、これにて今年最後の日を無事に終わらせるというものです。
この一年、私にとっては厳しいものもありましたが、後半で、心の支えとして大切にしたいことを見つけることもできました。そして、そのことを温めながら、いつか両輪の軌跡として振り返れる日々になることを願います。今日は、その「望年の日」として、一括りとします。
“I want you to always remember♪”
今日は、火の通りの速い蕪を煮崩れしないように透き通るほど柔らかく下茹でして、手羽中と一緒に薄いベシャメルソース仕立てのスープにしました。蕪の煮込みが根菜の中では一番速くできるので、手羽中を茹でている間に同時進行させて、調理時間を短縮します。
手順としては、手羽中はいつものように弱火で煮立てないように静かに40分ほど下茹でして、煮汁は、アクを掬ってスープにします。 その後バターで香ばしくソテーして、最後に蕪と一緒に煮込みます。
べシャメルソースは、熱いスープにいきなり入れてしまうと、見事にお団子になってしまいます。ですから小鍋で少しずつスープを足して滑らかにのばしたペーストを作るのが先です。加える量は好みでよいと思いますが、今回のレシピは、割とサラッとした感じのスープにしたかったので、少なめにしてあります。また、アクセントに赤い色のピンクペッパーを少し加えて、胡椒の香りを強くしました。ペッパーという名前が付いていても香りだけを楽しむためで、辛くない香辛料です。
難しいことはありませんが、最初に手羽中を弱火で茹でることと、蕪はいつもはしない米の研ぎ汁で下茹でして、かなり柔らかくします。手羽中を焼き付けてからスープを加えて、別に作ったベシャメルソースを加えて調味します。 下茹でを丁寧にした蕪と手羽中なので、最後の調味は味が速く染み込み、結果、短時間の料理になります。
材料
- 手羽中・・10本
- 蕪・・大6個
- バター・・15g
- 水・・1000cc
- ローレル・・1枚
- 塩・・小さじ2
- 胡椒・・適宜
- ピンクペッパー・・小さじ1
- ベシャメルソース・・200g
- 鶏スープ・・800cc
ベシャメルソースストックの材料(でき上がり約500cc)
- 小麦粉・・60g
- バター・・60g
- 牛乳・・350cc
ベシャメルソースのストック➠材料と作り方レシピ
作り方
- 鍋に1000ccの水を入れ、流水で洗った鶏中火に掛け、鍋底から気泡が立ち上がり始めたら弱火にして40分茹でてスープを取る。(沸騰はさせずに80度くらいまでの温度をキープ)
- その間に蕪を3cmほど残して川を剥き、半分に割って茎の付け根の土を洗い流す。
- 米のとぎ汁と一緒に火に掛け、沸騰後5分茹でてからそのまま冷ます。
- 鶏肉を取り出して残ったスープを軽く沸騰させ、浮いたアクを取り除く。
- フライパンでバターを溶かし、手羽中の両面に焼き色が付くまで焼いて取り出し、スープを600ccとローレルとピンクペッパーを
- 加えて煮る。
- 残ったスープを使ってベシャメルソースを弱火でのばす。
- 5のスープに洗った蕪を加えてさらにひと煮立ちしたら6のベシャメルソースを加えて混ぜ合わせる。
- 塩と胡椒で味を調えて出来上がり♪
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
最近のコメント