2009-11-15

かりんのコンフィと豚肉の洋風煮物:スロークッカーで下煮した豚肉使用:これだ!オバマさん初訪日での置き土産

 風と雨の強い午前中とは打って変わって、午後はカラッとした晴天に恵まれました。窓から見える山は一夜にしてその景色を変えてしまい、枝に残る葉はすっかりなくなって、地面に落ちた葉もどこかへ吹き飛ばされてしまったようです。柿の木に残った実がすっかり熟して美味しそうに映るのですが、あれはまだ渋柿。鳥が啄ばむのはいつごろになるのかな。  

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 秋の味覚と言いましょうか、もう冬ですが、この辺りはカリンの里でもあり、諏訪湖半の花梨並木では連日甘い香りを放っています。先日、本花梨と聞いて買った3個の花梨で作ったコンフィ(砂糖シロップ漬け)と、スロークッカーで粒マスタード風味にPork2下煮した豚肉を一緒に軽く煮た、洋風の煮物です。豚肉に花梨のコンフィを添えるだけもよいと思ったのですが、香りと酸味、少し甘味を豚肉に移してみました。豚肉とりんごやパイナップルなどを一緒に料理すると、果物の酵素で肉のたんぱく質が分解され柔らかくなるというのは本当だと思います。でも、今回は、花梨は予め砂糖で煮てコンフィ(シロップ漬け)の状態ですから、豚肉も塊で柔らかく下煮をした状態にしました。
 ここでスロークッカーの登場です。この鍋の威力は何か、と言いますと、出来上がりの味付けを描いて材料を放り込み、低温で長時間料理がでPorkきるという手間いらずな料理道具だということです。つまり、ものぐさ用でもあるし、食通用でもあるかも。ちょっとしたコツを掴めば肉や魚の煮物が大変柔らかく(ほろほろと崩れるほど)煮えます。
 今日の料理は、このクッカーで4時間下煮した豚肉と、砂糖を加えて10分ほど煮た花梨のコンフィとシロップを少し加えて軽く煮た料理というわけです。  

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 一年かかってこの日のために花梨が実をつけたのかと思うと、この一品がとても愛おしく、秋の味わい納めとでもいった感じでした。花梨を満喫できたせいか、すっかり気分は冬です。こうして四季を一つずつ過ごして行くのがなんとも静かで落ち着きます。  

材料

  • 豚肉の粒マスタード煮・・A
  • 花梨のコンフィー・・B250g
  • シロップ・・50㏄

A豚肉の粒マスタードスロークッカー煮

  • 豚肩ロース・・850g(塊り肉)
  • 塩・・小さじ1
  • 胡椒・・適宜
  • 粒マスタード・・大さじ2
  • 水・・2カップ
  • 塩・・小さじ1
  • ローリエ・・1枚
  • 灰汁取りシート・・1枚

Bカリンのコンフィ➠レシピ

作り方

  1. 肉は厚み4㎝くらいに切り揃え、塩と胡椒を全体にまぶしてよくすり込む。
  2. フライパンに並べ、中火で表面に焼き色がつくように両面を焼く。
  3. スロークッカーの内鍋に並べ、分量の水と調味料の粒マスタード、塩、ローリエを加え、灰汁取りシートを被せて「弱」で4時間にセットする。
  4. 出来上がった肉を重ならないように平鍋に並べてカリンをのせ、シロップを回しかけて中火で煮立つまで煮る。
  5. 肉と花梨を崩さないように静かに皿に盛り付ける♪

***
(11/14)オバマ米大統領来日でのアジア政策演説について
 最重要課題のはずの普天間基地移転問題を語り合わない、と、取り決めた上での来日となったのですから、オバマさんの演説内容が大変気になっていました。演説は聞かずに、後からWebで流れた原文をゆっくり読んでみて、鎌倉の抹茶アイスの思い出や、姉妹がアジアで生まれた経緯などの個人的な世界観で包みながら、オバマ個人のお話として柔らかく伝わってきました。
 少し前にニュースで発表された「世界的に影響力のある人物」の筆頭の彼です。アフガン戦争問題を抱え、アジアの経済大国を目論む中国との関係など、彼に課せられた課題の大きさを思うと、この時期にしてアメリカ大統領を務めることは、当然、世界を動かす力ともなるわけです。
 そのオバマさんが、日本と同盟国という関係上、鳩山さんが中国をしきりに意識して友好関係をアピールしている事をどのように捉えているのかということが気になっていました。その真意が果たして語られるのか、あるとしたらそれはどこまで織り込まれるのかというのが、私の関心事でした。というのも、来日前に普天間基地問題には触れないと取り決めたり、来日の日程が急に変更になったりしたことを奇異に感じ、それは、今の民主党政権へのある意味の牽制なのか、又は、下駄を預けたよ的な所からの静観スタンスだったのか、それらが曖昧で政治が読めないネックになっていたからです(➠オバマさん来日秘話)。
 今の政権は、普天間基地移転に反対する沖縄県民との合意点が見出せず、だからと言って展望できないままでは済まされないわけです。福島さんが沖縄訪問を中止した時には、足元がぐらつくような思いでした。
 で、演説を読んで、オバマさんが中国を意識してはっきり言及している部分がかなりストレートにこうあります。

So the United States does not seek to contain China, nor does a deeper relationship with China mean a weakening of our bilateral alliances. On the contrary, the rise of a strong, prosperous China can be a source of strength for the community of nations.
➠NIKKEI NETオバマ米大統領政策演説内容11/14

 だから米国は中国を封じ込めようとは思わないし、中国との関係強化が他の2国間関係を弱めることもない。むしろ、強く繁栄した中国の台頭は(アジアの)国々の国際社会での強さの源になりうる。(NIKKEI NET➠

ああ、この訳文よりこっちの方が分かりやすいので引用します。

だから米国は中国封じ込め戦略を求めないし、米中関係の親密化は、日米同盟の弱体化を意味するものでもない。そうではないのだ。繁栄する中国の強い台頭は、諸国の共同体にとって力の源泉となりうるものだ。(極東ブログ➠

 ここでも分かりますが、オバマさんが日本に「ご安心なさい。」と「友愛」に満ちた温かい言葉をかけているように感じます。私は、普天間基地問題をここで話し合うことがなくても、方向性は掴めた気がしました。ちゃんちゃん!
 これが、政治を読めない人の終わり方です。>自分。
 朝、起きて真っ先に見に行ったのが極東ブログです。この演説関連を取り上げないわけはないと思っていたので見てみたら、って、なんだか回答を見に行くような気分でしたが、最後のこの文脈読みです。

ぶっちゃけで言うなら、親中国派の民主党、及び日米同盟の強化が中国封じ込め策であると懸念してがんばりまくっている日本国内の勢力に安心感を与えることがこの演説の目的だ。もっと言うなら、普天間飛行場を移設し新しい軍事基地を日本に設置しても、中国を軍事的に狙ったものではないから、そう反対するなよというメッセージだ。
 実際にそうであるかといえば、そうだろう。
 ただ、その対中オバマ構想がその政権の生命より長いとは限らない。

 見逃してはいけません。最後の一言「ただ、その対中オバマ構想がその政権の生命より長いとは限らない。」ここです。日本は、今のアメリカとの同盟関係がありながら、また、このオバマさんの対中構想を共に画策する間柄であっても、いつ何時独り立ちしなくてはいけなくなるか分かりません。同盟国の名の元に胡坐をかいていたのではだめよ。と。ここまで言い置かれると、いつまでたってもちゃんちゃんで手を打つ訳には行かないのですね。
 今回のオバマさんの訪日ではよい置き土産となったように思います。それが見えただけでも、私の浅い文脈読みで終わらずによかったと思いました。

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