2009-11-29

野沢菜の蕪の味噌漬け(諏訪):え、行政刷新会議を来年もやる話よりも「国家の破綻」の方が気になりますが

 温泉でほぼ毎朝会うようになったお婆様に、毎朝「今年はgodmotherさんち、お漬物どうする?」と聞かれます。きっぱり私は、今年は温かいので漬けないと返事をすると、「お漬物が無いって訳にいかないしねーぇ。」と、深くため息をつきながらその先の言葉を失う様子です。おそらく迷っているだけなのでしょう。
 どうしてこんなにお漬物如きで悩むのかというのは、長野県外の人には理解できないような理由のためです。ここには、独特の「お茶」の飲み方があるのです。この話はどこかで話したように記憶しています。ああ、お蕎麦のお稲荷さんの時でした(参照☛)。早い話が、「お葉漬け」(野沢菜漬け)を勧めたり頂いたりしながら、女性なら、お葉漬けの話を中心に寒い冬を乗り切りましょう、みたいな話をしながらお茶飲みを日頃するのです。その主役ですから、とても重要なステータスなのです。私のような他所者は、お葉漬けの腕前を期待されないので、それが良い言い逃れにもなるのですけどね。このお婆様にとっては、ご近所づきあいと、この土地の人からヒソヒソ言われないためにもプライドが邪魔して苦しいところでしょう。(田舎にはいろいろ隔たりがあって、この問題は狭い社会での村八分てきな問題です。)

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 さーて、この土地柄お漬物が美味しく漬かるのは事実ですから、漬けないのは損です。お葉漬けは極寒でないと美味しくないのでやめにして、根っこの蕪の方を漬けてみました。
 そもそも野沢菜の根が蕪だとは知らず、ほうれん草のように地下で広がって伸びる根で育つのだと思い込んでいました。しかも野沢菜の蕪は美味しいのだとか。そして、よくよく思い出してみると大根との違いは、大根は葉がぎざぎざしていて蕪は丸い葉っぱなのでした。言ってみれば、野沢菜は大きな蕪のオバケのようなものです。どうりで美味しいわけです。Pa160012
 蕪は、疑いもせず味噌漬けにしましたが、漬物のメッカだけあります。漬物の素は豪華に多種多様で、どれもあまり変な化学調味料が入っていません。当然ですが、ここではどなたも口が肥えていますから、そういう変なものはあまり売れないのだと思います。味噌漬けの中でもあまり甘口ではない「すわいち」を使って漬けました。

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 野沢菜の蕪は、普通の蕪よりも味が濃く、表面は薄紫色で中は真っ白。大小様々な大きさの蕪の中でも今回のは特大級で、一個600gです。このように蕪が大きいと地上部の野沢菜は1mくらいになるのではないかと思います。固い皮なので水で洗った後、水気をよく拭き取って皮を剥き、さらに縦に四等分しました。お漬物で長く日持ちさせる為のコツは、水分をよく拭き取って漬け込むときに混ざらないようにして雑菌を防ぎます。表面に塩をこすり付けて一晩袋に入れて水を出します。重石はしませんが袋の空気をよく抜いておくことです。翌日、この水を払って同じ袋を使って分量の味噌を全体にこすり付け、再び空気を抜いて封をします。この後水が出てから2~3日後から食べ頃で、2~3週間美味しく食べられます。

材料

  • 野沢菜の蕪・・1個(600g)
  • 塩・・大さじ1
  • すわいち・・大さじ4

作り方

  1. 蕪をよく洗ってピーラーで皮をむく。(普通は剥かない)
  2. 縦に四等分して袋に移し、分量の塩を蕪に揉み込んでから空気を抜いて一晩置く。
  3. 袋の水を払って分量の「すわいち」を蕪にすり込んで、水が出てから1~2日後できあがり♪

***
 行政刷新会議が予定を終えたらしい。来年度の予算から3兆円を削る作業中、その対象となりうる各関係業界は、工事の発注やそれに伴う材料の発注も全て予算決定後になるため、足踏みしながら「待ち」の常態です。そんなことは当たり前ですが、政権交代するかしないかのあの秋口の選挙の前後もそうでした。事業が停滞してから動き出した途端にこの事業刷新会議に突入したため、短い期間に不安定な状態が民間では続いています。
 また、株価にも影響し、デフレ宣言後、株価が急落してしまったのです。昨日も他所のブログで話したのですが、12月や3月というのは、多くの企業の決算期で、特に円高、株価下落というのは取引額に差が大きく出てしまいます。見込んだ収入額の差額分で赤字額がさらに大きくなります。というか倒産に追い込まれる企業も少なくないはずです。大手企業がこの痛手を負って、その後下請けや孫受けの会社への影響は連鎖的に広がるのが予測できます。
 連鎖反応は、これまで生き残りをかけて辛抱してきた小企業には大変大きなダメージになることは間違いなく、おそらくこの半年以内が大きな山場になるような気がします。
 3兆円という額は政府の来年度の予算額からしたら随分小さな額ですが、国民生活を直接的に揺さぶる部分へのメスですから、痛手は大きいです。この状況を踏まえて、中小企業は先の算段をして、打つ手を早めに打たないといけないと思います。
 ところが、お尻に火がついているという自覚があまり無いような気もします。14年前の円高の時とは状況も違うし、何とか乗り切れるというようなことではないと、今回の状況の悪さからそう思います。
 刷新会議が人気を得たので来年度も予定する、などと鳩山さんが言われたそうですね。「人気」というような表現にも困ったものです。平成版「見世物小屋」ですよ、アレは。え、だから何?別に。官僚が公衆の面前で袋叩きにされて、怒り心頭の表情をメディアに曝したのを面白がっているだけですよ。イケイケドンドンと、祭り騒ぎのようなものです。国民の気持がどんどん荒んで、下品を助長するだけです。やる意味があるのなら公にしないことです。それよりも、そんなところを見ている場合ではないと思います。
 このことを示唆している記事がやっとありました。

事業仕分け作業終了 予算反映 薄氷の行程 政治判断で“復活”どこまでYahooニュース

政府は、結果的に国民の人気を集めた事業仕分けを「来年もやる価値はある」(鳩山首相)として23年度予算編成では概算要求に先立つ5月ごろに実施する考えだが、来年度の予算編成と国内景気が大揺れに見舞われれば、もくろみは足元から崩れかねない。

 地方では中小企業の倒産が今後増えるでしょうし、政府が組んでいる予算の税収入も当然更に減ります。ここで行った刷新会議の話題の「3兆円」1.7兆円だそうです(参照☛)のお手柄に酔っている場合ではなくなります。
 「国家の破綻」ということを今まで真剣に考えることはありませんでしたが、今月始めに極東ブログで触れていたのを思い出しました(参照☛)。国家の破綻を視野に入れて考えないわけにはいかない状況なのだと、そこを見て見ない振りはできないということだと思います。

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