2009-09-04

ホッケと茸の香り蒸し

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 久しぶりに生のホッケが魚屋さんに入っていたので嬉しかったです。ホッケは、北海道から入ってくる干物が脂が乗っていて、近年ではお酒のつまみとして居酒屋さんには必ず置いてありますね。プロだけあって、小振りでもふっくらと美味しいほっけを見つけてくるものだと感心します。私は、大型の業務用冷蔵庫を持っているので、時々干物を作りますが、どうしても生の魚に目が向きます。
 ホッケはムニエル(レシピ☛)やフライ(レシピ☛)、ポワレ(レシピ☛)などで香ばしく料理すると、臭みも気になることはありませんし、身が崩れやすいので大きい身のまま料理することが多いです。で、ホッケを包み焼いたのはどうだろうかということで、試してみました。臭みがこもるのではないかと気になるので恐る恐るですが、新鮮な魚であればその心配は必要のないものです。
P9030001  クッキングペーパーは、アルミホイルの比ではないくらい使い勝手がよく、オーブン料理には欠かせません。33cm幅の40mサイズはやや大きめですが、ビッグオーブンで幅も広く天板に敷き詰める時にはこのサイズが必要です。魚や肉を包む時にも幅が広いので、切る長さで調節して、両端を綴じ代としても長さ的には十分です。
 このオーブンシートを25cmほどで人数分切り取って、その上に香りの強い舞茸とブナシメジを敷き布団のように敷いて、オリーブオイルとにんにくでマリネしたホッケを載せ、黒オリーブ白ワイン、塩、胡椒をしてから閉じます。準備はこれだけです。

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 包みを開けた途端に、素晴らしく香ばしい、美味しそうな香りがふわっと飛び出して、最高に嬉しい瞬間です。中身を知らない人にとっては、至福の喜びなのではないかと思います。アクアパッツアのように(レシピ☛)蓋をしないで煮込んだスープの魚料理との違いは、何と言っても香りです。次に、身がふっくらとして柔らかく、繊細な味わいです。そして、作るのが簡単。「簡単な料理」という響きがあまり好きではない私なので、他の表現はないものかとしばし考えるのですが、下手に抵抗するのは止めました。そもそも、私がいくら簡単な料理だといっても、それは私の概念であって人にはそれぞれのメジャーがあるので、レシピを参考にその辺は計ってもらったらよいことですしね。

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 で、材料と作り方をみて決めてください。必ずしもホッケである必要はありません。今でしたら真鯵も大型になってきていますし、秋刀魚なども面白いかもしれません。オーブンが無い場合は、オーブントースターや魚焼きグリルに熱伝道のよいステンレス製などの板(オーブントースターの天板など)を敷いて上火で蒸し焼いたり、熱したフライパンで蓋をして蒸し焼くなど方法はいろいろです。

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材料(3個分)

  • ホッケ・・三枚卸しで3枚
  • オリーブオイル・・大さじ2
  • にんにく・・1片
  • ローズマリー・・適宜
  • 舞茸・・80g
  • ブナシメジ・・80g
  • 白ワイン・・大さじ3
  • 黒オリーブ・・3個
  • 塩・胡椒・・適宜
  • オーブンシート・・3真い(33cm×25cm)

作り方

  1. 三枚に卸したホッケをバットに並べオリーブオイルをすり込んだあと、にんにくとローズマリーを散らして1時間ほど冷蔵庫に置く。
  2. オーブンシートに小房に分けた舞茸とブナシメジをそれぞれ載せた上に1のホッケを載せ、白ワインを回しかけてから黒オリーブを載せ塩・胡椒を軽く振る。
  3. オーブンシートの前後を閉じ、最後に左右をつまんでひねって密封する。
  4. 250度に予熱したオーブンで8分ほど焼いて出来上がり♪

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