蕎麦(そば)ピザ:北志賀高原のレストランピザ、ご馳走様!
昨日は息子がバスケットの試合で長野の北志賀竜王高原に遠征で来ていて、施設内の体育館まで観戦に行ってきました。どういう大会か良くわからないのですが、抽選で決まった試合が夕方5時半からだと当日決まって、朝の11時に着いたというのに待ちきれず、差し入れだけして引き返してきました。ま、体育館のあの熱気というかな、男子の汗クセー臭いと芳香剤のような臭いで、誰もがこぞってスプレーしているのか、化学的な臭いに(オーマイガー!)気絶するかと思いました。いや、アレには久しぶりな懐かしさもあるのですが。
やれやれなドライブでしたが、久しぶりの高原の風に当たって大変気持ちよかったです。あちらこちらから涼しげな水の流れの音が聞こえ、その清水のそばに立っているだけで冷気を感じることができました。口に含んでみたその水は、柔らかくて甘かったです。後からふと思ったのは、あの山の上のほうで除草剤なんぞ噴霧していはいないでしょうね!そんなことでもあったらと思ったとたんに興ざめして不安になったのですがね。昔はこんなことを疑うことはなかったのですけど、桑原桑原。
途中のレストランでそば粉で作った茸のピザを頂いたのがばっちりグーなお味で、聞くと信州白味噌をソースに生地に塗って薄くチーズをまぶし、エノキ茸とそばの実が散らしたそうです。大変香ばしくて美味しかったので、家にある蕎麦粉で今日はそばピザです。そっくりに作ってご馳走のおすそ分け、と気持ちが弾みました。
蕎麦打ちの要領でそばを捏ねますが、誰にでも簡単にきれいに伸ばせる方法を公開します。丸くまとめた蕎麦生地をラップにはさんで放射状に伸ばし、25cm程の薄い円形にします。これだけです。蕎麦生地の硬さなどは全く気にする必要はないです。分量の蕎麦粉をボールに取って、中央に作ったくぼみに熱湯を注ぎます。直ぐに菜箸でかき混ぜ、玉になった塊がなくなるように粉の部分と混ぜ合わせます。全体がさらさらになってきたら手で押して塊にして行きます。ここまでで約5分の作業です。まとまったら取り出して、台の上で両手で生地を押してしっかりした滑らかさにします。ここで5分です。後は生地を三等分してボールに並べ、濡れ布巾をかぶせて15分ほど休ませます。その間に具を準備します。
次に信州味噌を薄く隅々まで塗ってミックスチーズを80gを散らします。これでピザの土台が出来上がりです。あとは、その上に好みの具を載せて250度に予熱したオーブンで8分焼きます。
今回はエノキ茸と松の実、ベーコンとエノキ茸、トマトとバジルの組み合わせにしました。蕎麦との相性として意外な美味しさだったのがトマトとバジルです。フレッシュバジルはいつものお肉屋さんのお嫁さんが種から育てたというのを一鉢頂いたので、引き続きベランダで育てています。これ、息子がこの間からとても美味しいといって、サラダに入れて生のバジルをバリバリ食べています。以前は食べられなかったのですが、少し大人になったと話したところです。
そばの薄い生地で思い出すのが、ガレットと呼ばれるフランスのクレープです。いろいろな物を載せて包んで食べますが、今回の蕎麦ピザ生地は、蕎麦よりもずっと柔らかく捏ねますから比較的伸ばしやすく、ガレットのようにゆるい生地でもなく中間的で扱いやすいです。どちらにせよ、生地は薄くした方が断然美味しいです。
味噌との相性もよく、チーズと絡んで周囲は香ばしいビスケットのような感じです。私は小麦粉の発酵生地でピザを作りますが(レシピ☛)、今回の蕎麦生地がもう一つのレパートリーとして我が家に定着しそうです。蕎麦粉は今や市販でもありますから是非一度お試しを!
材料(25cm×3枚)
- 蕎麦粉(全粒細挽き)・・300g
- 熱湯・・180cc(粉の60%)
- ラップ・・適宜
- 麺棒
- ボール
具
- 信州味噌・・小さじ6
- ピザ用チーズ・・240g
- エノキ茸・・1袋弱
- 松の実・・大さじ1
- トマト・・中1個(真ん中の部分だけ)残りはつまみ食い用
- バジルの葉・・適宜
- ベーコン・・5cm
作り方
- ボールに蕎麦粉とり、中央にくぼみを作って熱湯を注ぎいれ、菜箸で素早くかき混ぜて全体がさらさらになるまで5分ほど混ぜる。
- 手で押さえつけて固まりにし、台の上で5分ほど押して滑らかにし、3等分して丸く丸める。
- 2をボールで濡れ布巾をかけて寝かす。
- トマトを輪切りにする。
- エノキ茸をほぐす。
- ベーコンを薄くスライスする。
- ラップを50cmほど広げて1/4の場所に2の蕎麦生地を置き残りのラップをぴったり合わせて麺棒を転がして丸く伸ばす。
- 味噌小さじ2を全体に薄く伸ばしてチーズを散らし、具を載せる。
- オーブンを250度に余熱して8分焼いて出来上がり♪
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント