ホタテとほうれん草のココット
昨日は、秋冬野菜のための畑の整備を朝のうちに済ませました。本来なら今頃はまだトマトを収穫している時期ですが、今年は実のつき始めと同時に長雨の影響でベト病にかかったため全滅しました。忘れた頃に先端に芽が出て花も咲いたのですが、ここですっかり片付ける気になりました。が、朝夕の寒さは中途半端ではなく、今朝は13度でした。ジョギングの折り返しで通る立石公園では吐く息が白いのです。種まきの前から不吉な予感がしますが、一応種まきは決行しようと思います。
さて、うち中で人気のあるココットを作りました。オーブン料理は、焼くものを順番に乗せるだけであとはオーブンが仕上げてくれるので楽チンメニューです。
料理好きの叔母が、九州の小石原焼きの取っ手つきのココット(ココット用の器)で、バターの中で半熟にとろけるように卵を焼いてくれて食べたのに感動したのは、45年以上も前の話です。あの美味しさに出会った私の記憶はずっと長い間心のどこかにあって、一昨年の夏、九州を訪れた時に真っ先に行ったのが焼き物の里でした。小石原焼きはあちらでは知名度が高くなって重要が増え、大量生産の必要に迫られた事と後継ぎ不足の問題で職人さんが減り、昔のような登り窯では作っていないそうです。あの器で、あのバターと卵のココットが食べたいと言う願いだけは未だにあって、つい拘ってしまいます。
今日のココットは、メインはホタテの貝柱です。ソテーして味が移ったバターでこの後ほうれん草もソテーし、器の底に敷き詰めた茹でたじゃが芋の上に乗せて並べます。最後に、生卵を落としてパプリカを振り、ミックスチーズを乗せて焼きます。そうそう、この組み合わせに生クリームを絡ませて少しコクをつけました。ソテーしたホタテの旨味とバターが、ほうれん草の味付けになって全体がまとまっています。バターとチーズ、生クリームという乳製品が三拍子そろっていますが、ホタテと卵だけのココットなので全体的にはバランスは良いと思います。何よりも息子が美味しいと気に入っています。
以前作ったココットも良かったら参考にどうぞ。
【参考レシピ】
□ じゃが芋とツナ缶のココット☛
□ 貝柱とブロッコリーのココット焼き(パイ生地)☛
材料(12cmココット3個分)
- ホタテ貝柱・・3個
- ほうれん草・・1束
- じゃが芋・・中2個
- 生クリーム・・大さじ3
- 生卵・・3個
- ミックスチーズ・・100g
- パプリカ・・適宜
- 塩・胡椒・・適宜
- バター・・大さじ1
作り方
- じゃが芋は皮を剥かずに二つ割りし、断面をぴったりくっつけてラップで包んで電子レンジでやく分蒸し、取り出して皮を剥き1cmの厚みに輪切りにする。
- ほうれん草を軽く下茹でして、5cmに切りそろえる(下茹での基本☛Hint&Skill )。
- 貝柱の両面に軽く塩・胡椒(分量外)する。
- フライパンに分量のバターを乗せて3の貝柱を並べ、中火にかけ、ジューシーランを意識して両面を香ばしく焼いて一度取り出す(焼き方☛Hint&Skill)。
- 残ったバターで2のほうれん草をほぐす程度に炒める。
- 耐熱の器にバラーを軽く塗り(分量外)、1のじゃが芋をそれぞれに敷き、5のほうれん草を乗せて生クリームを大さじ1ずつ回しかける。
- 次に4の貝柱、生卵をを乗せ、ミックスチーズとパプリカを散らす。
- オーブンを180度に余熱し、8分焼く。卵の様子を見て焼き時間は加減する♪
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コメント
ホタテとほうれん草のココット
美味しそうです
投稿: ryuji_s1 | 2009-08-26 07:51
りゅうじさん、コメントありがとうございます。
卵の黄身が半熟にできてこそソースになるので、温度に注意するだけの簡単さで、食材の味を満喫できる美味しさです。
投稿: ゴッドマー | 2009-08-27 02:45