2009-08-02

題して「すき焼きコロッケ」(和風コロッケ):国家存亡を決定づける選挙キーワードは「給油廃止」

Korokke

 永田農法では乾燥した荒地がじゃが芋に適していると言いますが、湿気が多かったにもかかわらず小ぶりでほくほくした美味しいじゃが芋が育ちました。このじゃが芋でまずはコロッケです。
 じゃが芋でコロッケを作ろうと思うと何を混ぜようかとわくわくします。揚げたばかりの熱々のコロッケをパカッと割った時に、何のコロッケかわかっていても楽しみじゃないですか。その瞬間が世界一の幸福感に包まれるとしたら何を具にしようかと散々考えた挙句が今日のコロッケです。名づけて「すき焼きコロッケ」としますが、すき焼き味のひき肉とこんにゃくがマッシュポテトに包まれています。そう、自家製でしかきっとあり得ない和風コロッケです。香ばしい衣がなければなんとなく肉じゃがっぽい感じです。味の想像はつきますよね。だから、これお勧めです!
 じゃが芋を塩茹でしてすぐにマッシュします。できれば笊などで裏ごしするのをお勧めですが、マッシャーだけでもきめの細かいふっくらとした仕上がりをイメージして丁寧にマッシュすればできます。コツは、潰す作業の中で空気を含ませるということを意識することです。潰してはさっくり掬ってひっくり返すみたいな動作がきっと生み出されます。コロッケのじゃが芋がふわふわに仕上がる最初の関門です。マッシュできたじゃが芋は、蒸れないよう、しかも乾燥しないようにに布巾をかけて休ませます。

Korokke2

 次に具を用意します。挽き肉を使用しましたが、ひき肉の脂の量はその店によってまちまちです。脂は旨味でもありますが、コロッケの具としては実割れの原因になりますから湯通しして余分な脂を抜きます(godmotherの料理のHint&Skill☛)。方法は、笊にひき肉をほぐして平らにして肉の色が変わるまで熱湯を回しかけます。熱いうちに水気をしっかり切ります。
 こんにゃくは食べやすいように短くカットして、味がよく染み込むように乾煎りして水分を飛ばしてから鰹出汁でしばらく煮詰めます。ひき肉を加えて調味し、全体がぱらぱらになるまで水分を飛ばして炒り煮します。この味付け加減ですが、好みで砂糖など加減すると良いですが全体的には少し濃い目の味付けです。具の何倍かの量のじゃが芋と一緒になった時のことを思うと少し濃い目で、砂糖甘いのもじゃが芋には合います。以前セブンイレブンのコロッケのそっくりさん(レシピ☛)で実験済みです。超美味しいです。私は割り下を使いますので、味見しながら足します。レシピでは合計量を書きますが、あくまでもこれは好みで味見をしながら調味することをお勧めします。

材料コロッケ(8個分)

  • ひき肉・・100g
  • 鰹出汁・・100cc
  • 糸こんにゃく・・100g
  • 割り下・・カップ1/4(レシピ☛
  • じゃが芋・・500g
  • パン粉・・カップ1弱
  • 溶き卵・・大さじ2(同量の水)
  • 小麦粉・・大さじ2
  • 揚げ油・・適宜
  • 付け合せの野菜・・適宜(キャベツは定番ですね(^^♪)

作り方

  1. じゃが芋は皮を剥いて3cm角に切りそろえ、2~3分水にさらす。
  2. なべにじゃが芋がひたひたになるくらいの水と2%の塩を加えて、水からじゃが芋を茹でる。
  3. その間にひき肉を笊に広げ、熱湯(500ccくらい)を回しかけて直ぐに水を切る。
  4. こんにゃくは食べやすい長さに短くカットする。
  5. じゃが芋に竹串がスッと通るくらいに茹で上がったら笊に上げ水気を切る。
  6. もう一度なべに戻して10秒火にかけ、蒸気を飛ばし、マッシャーで空気を含ませながらきめ細かく潰す。
  7. 余分な水分を取り、尚且つ乾燥しないように布巾をかけておく。
  8. フライパンで4のこんにゃくを乾煎りし、縮んで半分くらいの量になったら鰹出汁を加えてしばらく煮詰める。
  9. 煮汁をほとんど飛ばしたら3のひき肉を加え、割り下で調味しながら水分を飛ばしてぱらぱら状態にして冷ます。
  10. 小麦粉をバットに広げる。
  11. 7のじゃが芋と9の具を目分量で8等分にし、じゃ芋を手のひらでまとめて広げて具を乗せて包み込み、小麦粉をまぶす。
  12. 溶き卵と水を合わせ、パン粉をボールに用意する。
  13. 溶き卵にコロッケを通し、ボールを回しながらコロッケにパン粉をまぶしつける。
  14. 揚げ油を180度に設定してコロッケを揚げる。
  15. 付け合せの野菜と一緒に盛り付けて召し上がれ♪

***

 ひとつだけ私の畑作りで他所と違うのは、慣習的見解が全くないことだと思います。お年寄りは、判断基準にこの土地特有の気候がインプットされていて、それが全ての基準で語られているので会話でわかります。四月にじゃが芋の種芋は蒔かないですし、エンドウを3月になんてとんでもない話で、霜が降りるのを恐れて蒔きません。確かに五月でも雪がぱらついたりもします。ここ数年の異常気象を察知して対応するどころか、諏訪の土地に暮らしてきて、ここの土地のことを熟知しているという思い込みが仇になるなんて、受容するのも面倒臭いとおばあ様達は言っています。何か元気がでる吉報でもないでしょうかね、とも思いますが、ここは「堪え性」で踏ん張るというものですか。
 話は飛びますが、この「堪え性」が今後の日本を支える唯一の本質的な力となるかもしれませんよ。その種明かしは、昨日の「極東ブログ」のエントリーにあります。灯台下暗しとはこのことかもしれません。民主党が政権をとれば大変な事が起こりそうで不安だっただけに、そのもやもやしたあたりがすっきりし、前向きな気持ちになりました。問題は山積みのままですが、その問題と解説の抜粋が以下です。

給油終了、公約に追加せず  民主・岡田氏:47ニュース

民主党の岡田克也幹事長は31日の記者会見で、海上自衛隊によるインド洋での給油活動に関して衆院選マニフェスト(政権公約)には追加しない考えを明らかにした。同党は衆院選で政権を獲得すれば、新テロ対策特別措置法の期限が切れる来年1月で海自を撤退させる方針。

自民党の実質マニフェストが出ての雑感:極東ブログ

給油活動は停止する方向になった。当然ながら、民主党外交が進めば、別の形での国際貢献が求められることになり、この問題に民主党がどう志向しているか推定すれば、かつての民主党党首であった小沢氏によるISAF(国際治安支援部隊)参加論に行き当たる。つまり、日本人から国連軍なりへ派兵する、つまり、日本国家の紐を外した、いわば公的な傭兵のように日本人の戦士を送るということになり、NATO諸国のように結果的に国民の血をもって同盟を維持するという方向に向かうだろう。
 自民党はこの帰結をなんとかごまかしても避けようとして給油という対価で過ごした。民主党にもそのような別の対価で逃げる方策が出てくるのか、ISAF論が出てくるのか現時点ではわからない。この点では、自民党を選択しておけば、日本は矛盾を抱えながらも、現状ママに近いかたちでの国家の体面を持つことができる。普通の国民からすれば自民党に安心感があるのは否めないが、国民はこの問題をよく理解していない(両党別の思惑から事実上隠蔽してきたし)。

この問題をあまりよく理解していなかったのは私もそうです。いえ、民主党はイデオロギー的に言えば野党という立場で、今までは自民党の尻を叩くなり国民側に立った立場でよかったわけです。外国相手の取引や駆け引きの手腕は問われませんでしたが、政権を取れば問題は別です。国の存亡をどちらの政党に託すかが選挙の争点、つまりほかの問題は問題ですが、国あってのことです。リンク先の文献のとおり、「給油」がそういうキーワードだったとは考えがいたりませんでした。

 

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