挟み物をしたポークピカタ:チーズ・粒マスタード・玉葱:献立を決める方法!
残暑が戻ってきた感じで日中は大変暑く感じまますが、日陰の涼しさに癒されます。
歩いて5分の神社の木陰で届いた本を読んでいるうちにいつの間にか眠ってしまい、夢の中では運動場で日射病に倒れて失神中で、治療を受けている私でした。暑くて目を覚ますと顔に西日が当たっていました。私のこれまでの生涯で日射病にかかったことは一度もなく、昔、目の前で倒れる人を見た経験から驚いたことしか記憶にないことなのです。それが、夢というのは実際に起こった事に対する潜在的な願望などが呼び戻されるのでしょうか、体験的な事が恐怖感や不安感などとどこかで結びついて夢となるのか、不思議さを感じました。
今年の春Twitter婚を果たして(参照☛)東京暮らしが始まったという、ネットの知り合いからお便りが届いたのがきっかけで、「料理の幅」ということを少し考えていました。料理を作るに当たってどこからどのような発想をもって取り掛かるのか、献立作りのきっかけや、そのための情報の見つけ方などを考えるといろいろあるのですが、普段のご飯の献立が降りてこないことには話になりませんね。そこで、関連のある料理がカテゴライズできると、ネット検索と同様な脳ミソの使い方になるのではないかと思いました。料理は苦手で、自分には不向きと思いがちな思考の中にも必ず共通部分があり、そこが突破口になるのかもしれないと考えたのです。
豚肉の厚いスライスから発想のスタートをして、料理方法を分類してみるとそれほど沢山あるわけではありません。ここがポイントです。煮る、焼く、揚げる、蒸すなどの方法を決める時、まず自分の持っている道具で料理方法が絞られます。それは、条件的に絞られるということです。そして、季節という条件が出てきて季節に伴って食材の有無が限定され、さらにオミットされる料理が出てきます。最終的に残ったいくつかの料理からその日食べたい料理がやっと選べる段階になります。この考え方には、最初に食べたいものから献立を決める、という発想がないのです。
このような方法で買い物も献立も決めると、最初から行き詰まりがありません。最初は見えない料理が、最後には調理可能な料理として必ず残るのです。食べたいものから選んで献立にするのももちろんよいのですが、老婆心ながら一つ添えると、子どもの誕生に伴って、成長のための食材選びや、多種多様の食材を満遍なく食べさせ、好き嫌いをさせない躾的な要素もどの道あとから加わります。作れる料理の範囲を広げるという事は、親としての精神性の成長に繋がり、新たな自分と遭遇する楽しみにもなります。
参考までに「カードによる分類方法」も以前書いています。☛こちら
まずは、「食材」と「調理可能な献立」を決めること。で、それが自分に作れるのかどうなのかは問わないことです。「やってみる」のみです。食材は、旬、栄養バランス、家計などから決定します。今日は、前段の経緯から豚のヒレ(1/3本)を使って、中に挟み物をしたポークピカタのレシピです。プレーンなポークピカタの応用で、最近ハマっている厚切り肉の美味しい食べ方のアレンジです。(もも肉☛・ヒレ肉☛(息子が作った))
豚のヒレ肉は面積が小さく、かと言って厚切りにすると火の通りが悪くなり、結果長時間焼くと硬くなってしまう原因にもなりますが、最初から薄切りするのではなくて、思い切って2cmの厚みに切り、切り離さない程度の深さに真ん中に包丁を入れて肉叩きで伸ばします。間に挟み物をして閉じてから小麦粉をまぶし、卵とパルメザンチーズの衣をくぐらせて焼きます。驚くほど柔らかな肉の食感になります。今回は、粒マスタードを片面に塗った上にチェダーチーズのスライスと紫玉葱を載せましたが、いろいろオリジナルに変化させて、淡白なヒレ肉にボリュームをプラスするとよいと思います。
焼き方について触れておきます。ピカタの衣は解き卵ですから、卵が焼けないうちに肉を動かすと、卵が剥がれてしまいます。ですから、フライパンに並べてから裏返すタイミングまで一切肉には触れません。裏返しのタイミングは、赤い肉汁が表面に染み出してきてからです。これさえ守れば綺麗に焼き上がります。
材料
- 豚ヒレ・・250g(1/3本)
- 玉葱スライス・・適宜
- 粒マスタード・・適宜
- チェダーチーズ・・適宜
- 小麦粉・・大さじ1
- 卵・・大1個
- 牛乳・・大さじ2
- パルメザンチーズ・・大さじ2
- パセリのみじん切り・・大さじ1
- バター・・15g
- レモン
- 付け合せの野菜(トマト・バジル)
作り方
- 肉を2cm幅に切り、切り離さないように1cmのところに包丁を入れる。
- 1を肉叩きで叩いて約三倍の面積に広げる。
- 肉に挟む分量の玉葱を目安でスライスする。
- 2の肉を開いて粒マスタードを塗り、玉葱のスライスとチェダーチーズを挟んで閉じ、小麦粉を軽くまぶして余分な粉を払う。
- 付け合せの野菜とレモンスライスを準備する。
- バットで卵をほぐし、パルメザンチーズ、牛乳、パセリのみじん切りを混ぜ合わせる。
- フライパンを中火よりやや弱めの火にかけ、バターを溶かす。
- 4の肉の両面を6に浸してフライパンに並べる。
- 肉の表面から肉汁が染み出してきたら卵の衣がはがれないようにそっと裏返す。
- 肉がこんもりと盛り上がり、一回り縮んだ感じになったら皿に盛り付ける。
- レモン汁を回しかけて頂く♪
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