チリコンカーン(Tex-Mex cuisine)
テクス(テキサス)・メクス(メキシコ)料理(Tex-Mex cuisine)のチリコンカーン(chili con carne)のレシピを今頃です。私は、豆の煮込料理の一つとしてよく作るのですが、レシピは初めてです。どうして我が家の定番メニューでもある地位のチリコンカーンのレシピを載せなかったのか不思議でしたが、Wikipediaでチリコンカーンを調べてみて思い出しました。レシピが掲載されているからでした。多くの人が検索で一度は辿り着く場所ですから、わざわざ私如きのレシピを掲げることもないかと判断したのは随分前です。時効なんてあるわけなですが、材料を見たら私のよりよっぽどミートソースに近いわと思ったので、より本格的なレシピとして期待してください。ま、元がカウボーイ料理なのでぶっこみ料理ですからお里がバレバレですけどね。
豆を入れても入れなくてもお好みですが、要は牛挽肉とトマト、玉葱などでベースを作り・・・と始まるとまるでスパゲティーのミートソースでも作る感じですね。実はそっくりです。豆を加える場合は水で戻してから加えます、普通は。少し先進国化するとスロークッカーに放り込んでall-in-one方式に作ります(レシピ☛)。で、お婆ちゃんの知恵袋的アイデアは、魔法瓶やステンレス製の保温水筒に熱湯と豆を入れて一時間ほど置いてから料理に使います。ブロガー料理的には炊飯器の「保温」で「半日置く」とかします。戻した豆の硬さ加減にもよりますが、今回は、ステンレス製の水筒に熱湯と一緒に一時間保温で戻した半生の豆を途中で加えて煮込んで仕上げました。コリアンダーとクミンシードの組み合わせはカレーのスパイスですが、トマトの風味と一緒になると何故かメキシコ、トルコ、ギリシャ系の料理となるのが不思議です。得体の知れないスパイスは、慣れないと買っても放置状態になるのですが、この二種類はカレー料理、トマト料理に合うスパイスだとinputしておくとかなり出番が多くなります。
大昔九州の長崎で、今は亡き叔父が連れて行ってくれた「エリー」という洋食屋さんで食べたチリコンカーンが忘れられず、自分なりに再現してみたレシピです。お試しください。そうそう、豆は、赤インゲンやささげなどの赤系の豆が普通は多いですが、エリーさんでは入っていませんでした。レストランでは入れないところが多いような気がします。これもお好みでどうぞ。また、牛の挽肉は、市販だとその店の配合で脂の量がまちまちです。煮込みに使うので脂が中味に混ざって残るわけではなく、全て浮いてしまいます。できるだけ白っぽくない色の、赤身が多い挽肉か、もも等の脂の少ない部位のスライス肉を自分で細かく切って、包丁でたたきにしたものなどを代用するといいと思います。又は、肉屋さんで頼めばその場で好みの肉を挽いて挽肉にしてくれます。
さて、こんな感じが我が家のチリコンカーンです。普通はクラッカーなどと一緒に食べますが、丸ごとグリルで焼いた茄子と一緒にトルコ風に食べました。茄子の香ばしさととてもよく合います。因みに、茄子はヘタを取らずに焼くのがコツで、丸ごと焼くと火の通りが早く、甘味がのってとても美味しくなります。
材料
- 牛ももスライス・・2枚(250g)
- インゲン豆・・カップ1(150g)
- 玉葱・・半分
- カットトマト・・350g
- にんにく・・1片
- コリアンダー・・小さじ1/2
- クミンシード・・小さじ1/2
- 塩・・小さじ2
- 白ワイン・・カップ1/2
- 鷹の爪・・1個
- オリーブオイル・・大さじ1
- 水・・適宜
- 茄子・・適宜
作り方
- 作る一時間前にインゲン豆をステンレス製の水筒に熱湯と一緒に入れて戻しておく。
- にんにくはみじん切りにし、肉は細かく切り、叩いて柔らかくする。
- 鍋にオリーブオイルを引いて弱火にかけ、コリアンダーとクミンシード、にんにくをソテーして香りを油に移す。
- 牛肉を加えて炒め、色が変わったら玉葱を加えて炒める。
- 玉葱が透き通ったらカットトマトを加えてしばらく炒めてトマトに酸味を抜く。
- 全体に油が回ってしんなりしたら水筒で戻したインゲン豆の水気を切って加え、ひたひたになるまで水を加える。
- この辺で茄子の丸焼きを始める。(途中位置を変えて全体を満遍なく焼く)
- インゲン豆が充分柔らかくなったら白ワイン、鷹の爪(種は抜かない)を加え、塩・胡椒で味を整えてしばらく煮込む。
- 丸焼きした茄子を真ん中で裂き、チリコンカーンを乗せていただく♪
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