豚もも肉で根菜のクリーム煮:今時だけどカードの整理方法って実用的!
はっと気づいたら冷蔵にあったのは豚のももスライスだけだったので慌てて洋風のクリーム煮に変更したという献立です。実はバラ肉のつもりが、すっかり勘違いして買い置きしていたのはもも肉でした。もも肉だと脂が少ないのでクリーム煮で、チーズやベシャメルソースなどを足してボリュームアップさせることにしました。材料にセロリだけ追加してすっかりメニュー変更です。
最近は、このような突然変更はめっきり少なくなりましたが、子どもが小さい頃や、自分が何かと気忙しくしている若い頃は良くありました。気持ちに余裕の無い生活をしている頃は、こういう自分の勘違いにもイライラしましたし、精神的なことをうまくコントロールできないでいたせいか、献立を変更する気持ちに切り替わるまでが時間が掛かりました。30代の頃は、日々慌しくあっという間に終わってしまった気がします。
余裕の無い忙しい時間の中で献立を考えたりするときに、材料によって料理を系統立てて整理できていると良いと思いました。材料別の目次ページが頭脳にinputされていて、必要に応じて的確にカードを取り出すようなことには限界がありますが、私の若い頃は、そんな感じに脳ミソの記憶力に大いに頼っていました。だから、無駄にイライラして合理的な方法を考える余裕もなかったのかもしれません。
そんなことから昔私が実際に作った、カードを使った索引方法を思い出したので、実用性の高いスクラップブックとして、料理作りの場で役立つかもしれません。最後の「続きを読む」に書くことにします。よかったら参考にどうぞ。
話はクリーム煮でしたね。
丸めた肉に少し焼き色をつける程度に焼いたら一度引き上げ、同じ鍋で野菜を炒め合せます。野菜に油が回ってしんなりしたら白ワインと鶏がらスープ(無ければ水)を少量加えて煮込みます。水分は少なめにして蒸すようにします。火が通ったらベシャメルソースを加えて一度火を止めます。これはカレールーを溶かす時に学んだことですが、いきなり沸騰しているところへ入れるとダマになるので、火を止めて蓋をしたら蒸します。しっかり溶け出したところで半熟卵を加えて加熱します。最後に味を見て調味し、生クリームとチーズを加えてコクをつけます。
- 豚ももスライス・・6枚
- 人参・・200
- 玉葱・・500
- 新じゃが芋・・350
- セロリ・・1本
- 半熟卵・・人数分
- バター30g
- 白ワイン・・カップ1/2
- ガラスープ・・100cc
- 生クリーム・・100cc
- ローリエ・・1枚
- ナツメグ・・適宜
- 塩・・小さじ2
- 胡椒・・適宜
- ラクレットチーズ(無ければ解けるタイプのチーズ)・・60g
- ベシャメルソース・・80g(☛レシピ)
作り方
- 人参は乱切り、じゃが芋は一口大、玉葱は一口大のくし切りにする。※新じゃがは皮を剥かなくてもよい。
- セロリは葉を落として2mmのスライスにする。
- ゆで卵は好みの硬さに茹でる。この料理では8分後冷水で冷ました半熟。(茹で方の詳しい方法☛)
- スライス肉をくるくる丸めて長さを半分に切る。
- 煮込み用の鍋を中火にかけバターを溶かして4の肉を転がしながら香ばしく焼き、一度取り出す。
- 引き続きローリエとセロリを炒め、続けて玉葱、じゃが芋、人参の順に炒める。
- 表面に油が回ってしんなりしたら白ワインとガラスープを加えて蓋をし、約10分程蒸し煮する。
- 野菜に竹串を刺して火が通っているのを確認し、ベシャメルソースを加えて蓋をし火を止め5~6分蒸して溶かす。
- 再度中火にし肉とゆで卵を戻し入れ、ナツメグ、塩、胡椒で調味する。
- 削ったラクレットシーズと生クリームを加えたらでき上がり♪
***
建築を勉強していた頃、学会図書館で調べ物をしていた時は、今のようにコンピューター管理下にない時代でしたから、全て図書館司書がカードを使って分類整理していました。目当ての文献をさっと出してくれるのです。それが恰好良く、いたく感心して、これに習って自分の持っている雑誌や書籍の目次から情報のグループ化を図って、それがどの本のどこに書かれた文献かをカードによって整理したことがあります。情報量が少ない時はこのような分類も役立つと思います。
例えば、料理の雑誌などで応用するとしたら、お気に入りの献立だけを切り取って、必要のない部分は処分します。今はどうなのか分かりませんが、昔の私の雑誌の扱いは、週刊誌は読んだら廃棄、月刊誌は必要な情報だけ保存、機関紙などはかなり保存性の高い情報源としてのランク付けでした。ですから切抜きにしたり一部のページを取り出すために、本を解体していました。新聞等の切り抜きは、台紙に貼って自分でページを作ります。
索引の為のカードを作って、縦と横の列に分類別に見出しを付けて見つけやすくします。例えば、縦列に材料別見出し、横列に料理別見出しという風に一つの料理を自分で探しやすいグループ化(カテゴライズ)します。保存したい情報ページに通し番号や分類番号を付けて、索引ページから直ぐに目的の料理を引き出せるように、索引ページにも同じようなナンバーリングをして編集します。情報を追加する時は、索引と情報ページの両方に項目として追加します。方法とカテゴリーが決まれば後は機械的に分類整理して保存するだけです。が、最初にカテゴライズする時に如何に自分が探しやすく分類するかが鍵です。料理なら、冒頭のメニュー変更に直ぐに役立つのは、材料別の料理群にします。他には季節ごと、料理時間ごと、料理種別ごとなどです。直ぐに役立立たないと意味が無いので、閉じこまずにクリヤーファイルなどにレシピを保存しておくと必要なページだけ傍に置いて料理ができます。
ここのブログのサイドバーの分類も何度か修正しながら今の分類に落ち着いていますが、料理に沢山タグを付けて、人の検索の癖のどれかでヒットするようにと思うと、基準を決めるのに時間が掛かりました。これで完璧というわけではありませんが、一応落ち着いています。
私はこれを建築のデザイン、デザイナー、工法別など探す文献の場所等(ページや、各図書館別)も絞って、数種類の雑誌や書籍を1年かけて編集したことがあります。それで思うのですが、コンピューターというのは素晴らしいものだと感動しましたし、労力をどれだけ軽減できる優れものなのかと救われる思いでした。その分、頭を使わなくなって今の様ですが、ブックマークの機能も充実してきて、簡単にクリップできるのはいいのですが、バックにカテゴライズされていないと、後で役立たない上、ただのスクラップになってしまいます。後で読むつもりでブックマークしてもそのまま埋もれるケースも多いと思います。何のための情報収集なのか、目的がはっきりしていれば分類もできるので、実用的な情報になると思います。
家庭で手軽に使える感覚の「マイレシピ本」として、カード検索はあると便利かと思います。雑誌で見かけた素敵な料理や、ブログの記事からコピーを取って自分で編集したりすると、その一手間を掛けることが愛着になるというものです。
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