肌寒い日には野菜と豚肉の蒸し鍋:人参の間引き菜でかき揚げも:ほうれん草と小松菜の薹立ちの謎
昨日は、15度というと割りと温かい朝のスタートでしたが、終日殆んど晴れ間を見ずに気温もあまり上がらず、蒸し暑さもない過ごし良い日でした。いよいよ梅雨入りも間近かかと思われます。予定していた献立は豚肉の冷しゃぶだったのですが、この肌寒さでは震えがきそうなので変更して、蒸し鍋と人参の間引き菜でかき揚げにしました。
冬場は土鍋に水を張って網の上で弱火で蒸しながら頂く料理ですが(レシピ☛)今回は、ウー・ウェンパンの蒸し皿にキッチンペーパーを敷いて、この上で蒸しました。蓋から蒸気が噴出したら火から下ろし、蒸し皿だけ食卓に持ち込んで頂きました。適度な温かさを保ちながら、かといってそれほど冷たいという程でもないので、シンプルな料理として夏場でも良いかも知れません。ポン酢がさっぱりとします。
どんこ椎茸と、根と芽を切ったもやしに畑の傍で自生している三つ葉を沢山混ぜて、豚肩ロースのスライスで覆って蓋をします。流石のウー・ウェンパンのドーム型の蓋もてんこ盛りの野菜には負けてしまいましたが、大丈夫。しばらくすると野菜がしんなりして自然に蓋も閉まります。次に蒸気が噴出したらでき上がりのサインです。
ついでに作ったかき揚げですが、人参の葉は、人参が畑に植わっている間中食べられるので、秋口まで楽しめます。最初は間引き菜からで、どんどん大きくなるにつれて葉も強ばりますが、中から新しい葉が出てきますので、大きく育った人参の場合は、この柔らかい葉でかき揚げや白和え、お浸しにします。
今回は、一番最初に採れる間引き菜と水で戻した乾燥海老、中国産の海苔と一緒にかき揚げにしました。因みに昨年は、今年よりも少し早い時期にかき揚げを作っています(レシピ☛)。
もやしと豚肉の蒸し鍋3~4人分の材料
ポン酢(一人分)
- 酢昆布醤油(☛作り方)と鰹出汁を各大さじ1
作り方
- もやしは芽と根を千切って、水で洗って笊に上げておく。
- 三つ葉は7~8cm程の長さに切り揃える。
- 椎茸は一口大に手で裂く。
- 肉を2mmほどのスライスにする。
- 酢昆布醤油に同量の鰹出汁を足して、ポン酢を作る。
- 鍋にカップ1の水を張って沸騰するまで蓋をして予熱しておく。
- ウー・ウェンパンの蒸し皿にキッチンペーパーを敷き、もやしと三つ葉、椎茸を山盛りに乗せ、その上に豚肉を広げて酒を振り6に乗せる。
- 鍋から湯気が立ってきたら、蒸し皿ごと下ろしてポン酢で頂く♪
- 人参の間引き菜・・60g
- 中国海苔・・6g
- 中国干し海老・・20g
- 小麦粉・・小さじ2
衣液
- 溶き卵・・大さじ2
- 冷たい水・・大さじ2
- 小麦粉・・大さじ2
作り方
- 干し海老は水で塩抜きする。
- 間引き菜を3cmの長さに揃えて切る。
- 衣液を書いてある順にボールに入れて小麦粉が馴染むまでそのまま置く。
- ボールで1の干し海老と2の間引き菜、中華海苔を混ぜ合わせる。※衣液を加えるのは揚げる直前にしたいので、頃合を見て揚げ油を中火にかける。
- 油の温度を170度(菜箸を入れて、先からゆっくり気泡が上がる程度)に上げる。
- 4のボールに分量の小麦粉小さじ2を振り入れ、両手で上下に返しながら数回でサックリ混ぜ合わせる。
- ここに3の衣液を回し掛け、菜箸で(ここもサックリ大きく)上下を返すように大きなアクションで混ぜる。(腕の付け根から大きく)
- 油が適温(170度)になったら、鍋の側面から菜箸でつかめる分量(この場合は1/6)を滑らせるように入れて揚げる♪
※油の温度を一定に保つ為に、鍋の表面積の半分位までの量を揚げる。
【やまぼうし(山法師)】 さて、今の畑の状態です。ほうれん草の一部ですが、凄く小さいくせに薹が立ってきたのはどうしてでしょうか。調べてもスッキリした回答にめぐり合えないのです。信じられない回答に「旬を過ぎたため」というのが一つだけありました。何故信じられないかというと、大きさが6~7cmの丈で、まだ赤ちゃんですからね。でも、探していた途中で見たどなたかのブログで、二葉の次の本葉が出て喜んでいたら、同時くらいに薹が立ってしまったという記述がありました。この方の書いていた理由は、日照時間が長かった為だそうですが、うちには当てはまらないので他に原因する理由が見つからず、おそらく旬が過ぎたというのが理由でしょう。がっかりです。しかも、隣の小松菜までもが。黄色の花が見えたので草かと思って抜いたら、互い違いに茎から出てるのは、小松菜の葉の小さいのでした。ほうれん草と小松菜に裏切られた気分で少し落ち込み、自分のせいだと思えるまでにかなり時間がかかりました。
というのも、良く良く考えると、三月の下旬に暖かい日が続き、今年は大丈夫だろうと見込んで種を蒔いてからわりと早く順調に育ってきたのですが、芽が出てから間もなく四月に入る頃、マイナス気温の日が訪れたりしていわゆる三寒四温のような寒暖の差の多い日が続いたのも確かです。ものの本によると、気温が一度下がり、再び好天が続くと「冬→春」を勘違いして、早く花を咲かせようとするそうです。うちのほうれん草の丈が短いというのは、あまり関係なさそうです。トンネルをかけておくほうが良かったのかなと思います。昨年良かったのは、好条件が整って偶然が重なっただけだったのかもしれませんね。
ルバーブは、刈り取れそうです。昨年、友人から頂いた二株を分けて、四株にして植えておいたのがぐっと伸びました。親株には春に蕾がついて、1m位の背丈になっていて、これは食べられそうもないので幹だけ刈ってきました。今年はこれ以上増えないと思うので、刈り取って作れるだけのルバーブジャム(参照☛)にします。期待として、夏ごろもう一度収獲できると嬉しいですが、あまり期待しないことにします。
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コメント
種が古いと、花が咲いてしまうようですよ。種は農家が買うところで仕入れるのが一番。それと、葉ものは、基本的に、秋に蒔いて、春までで終わりです。これのいいところは、虫がつかないので、農薬は一切いりません。で、春が終ったら、夏野菜です。キュウリ、トマト、茄子。ただ、夏野菜には連作できないものが多いですね。で、夏野菜が終わったら、秋だから、葉物。大根もいいですね。葉物で、夏植えるにしても、小さいうちに収穫して食べるのは、これがまた美味しい。だから、秋蒔きにしても、密集するように種を蒔いて、うろぬきをしつつ、小さいのをたべつつ、残っていくのは大きくなります。ま、私の場合、農家から嫁にきたおばぁさんに教わったので、で、ネットや本からだと、失敗の連続で普通だと思います。文章にしたくても、できないことの方が多いんです。
投稿: 農業ファン | 2009-06-13 22:23
農業ファンさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
仰る事はなるほどと思います。理にかなっています。それと私の蒔いた種が古かったのかもしれませんね。ネットの情報についてはなかなかしっくりこないものです。ずっと不安を残すままでした。
ここは極寒の寒い土地なので、秋に種を蒔いたあとはどうなるのかとか、ちょっと気になる事もあるのですが、基本的には越冬するのでしょうね。
紛らわしのは品種改良の種で、素人には、表示の通りに蒔けばできると思ってしまうのです。でも、ご近所に聞くと時期が違うと言われたりするので、右往左往するばかりでした。
コメントでのご意見を参考に、野菜の育ちの理にかなった基本をやってみます。
ありがとう。
投稿: ゴッドマー | 2009-06-14 06:54