2009-06-10

「おいしすぎる」と噂のカレー風味の鮪(まぐろ)のソテー

 買い物に出た先のいつもの魚屋さんは、準備中の忙しい時間だったようで、私も少し早過ぎたかと思い、魚が並ぶまでうろうろ待っているといった感じでした。そこへ、売り場のいつものお兄さんが来て、私に鮪のアラをひとかたまりくれた。へー、長年ここに通っているけどこんなことは初めて、という下品な喜びの顔が顕になったに違いない。忙しそうで聞きそびれたのですが、これはどの部分?腹と中骨の間のところでしょうか。筋も無く普通の切り身のようで、大して脂っこくもなさそう。良く分かりませんが、重さは400g近くあって、かなりずっしりときました。骨などのない場所で料理しやすそうです。如何したものか。

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 何日か前に見つけた男料理、いえ、何処かのまかない料理に影響されて紹介していた男料理のレシピに似せて作ってみました(参照☛)。のっけからつまづいたような形になってすみません。チキンはチキンでもこっちはシーチキンですが、男料理というのは、シンプルで美味しくできるというか、そういう食材を選択するというのも大きな要素ですね。

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 この料理の決め手はカレー粉の味だったりしますが、日本のカレー粉というのはS&Bをはじめ平均的に美味しくできているので、なんら心配することはないと思います。

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 レシピの通りに作ってみましたが、まぐろのアラといっても、脂もそこそこ乗っています。このようなアラはなかなか手に入らないものだと思います。もしも作られるなら、本家のように鶏のもも肉か、キハダマグロやカジキマグロの切り身などで作ったらどうでしょう。夏にぴったりの元気なヒトサラです。

材料

  • まぐろ・・350g
  • もやし・・1袋
  • 塩コショー・・適宜
  • カレー粉・・大さじ2/3
  • 酒・・大さじ1
  • 食用油(炒め用) 大さじ2
  • 付け合せ野菜・・もやし、韮、ヒラ茸の塩コショウ炒め

作り方

  1. マグロのかたまりを適当な厚みに三等分し、塩、胡椒、酒をもみこみ少し漬け置いて、カレー粉を全体にまぶす。
  2. もやしの根と芽を千切る。
  3. もやし、韮、茸は食べやすい大きさに切っておく。P6090016
  4. フライパンを熱し、食用油を入れて熱が回ったら、もやし、韮、ヒラ茸を塩コショーで軽く炒めてさらに盛り付ける。
  5. 熱いままのフライパンにオリーブオイルを引いて、1のマグロを並べる。
  6. 最初は弱火でじっくり焼き、表面まで熱が回って白っぽくなってきたら、裏返しして中まで火が通ったら(ジューシーラインまで)でき上がり♪

Noazami  市内の酒蔵「真澄」さんに所用で寄り道すると、店内では水彩画の展示が始まっていました(参照☛)。若い女性が今回の作家さん(参照☛)で、彼女から声をかけられました。 ちょっと説明すると、このお店では、芸術家の作品を展示したり即売したりするイベントが時々催されます。今回は、若い女性の画家さんの作品を展示されてい て、その作家さんから私の苗字で声を掛けられたのでした。顔に覚えの無い方でお若い美人さん。しばらく誰だったか思い出せなく沈黙していたら、彼女から 息子さんが○○中学の時、事務室で働いていたの者ですと言われて、やっと思い出しました。余り直接お話ししたことは無かったのですが、体育館の鍵を借りた り、休日の体育館予約の為ちょくちょく顔を出していましたので、彼女は私が誰の親で何をしていたか鮮明に覚えているというのです。でも、意外だったのは、 何故画家でこうしてここにいるのか?私が聞くよりも早く、彼女からその説明が始まりました。
 昔から画家になるのが夢で、仕事の傍ら絵をかくというのはどうしても中途半端で、息子達が卒業と同時に自分も県職員を辞め、画家一本になったという話で した。しかも、そのきっかけとなったのが、中学生の進路に対するストレートな情熱に出会って、大いに感化されたというのです。この一瞬を逃したら自分の夢 は本当に夢で終わってしまう、と思ったというのです。今も尚熱く語ってくれた彼女は、当時の熱い思いのまま今に至っているのではないかと、その原動力では ないかというのが伝わってきて、何故か目頭が熱くなる思いで聞いていました。
 あれから四年経ちますが、当時の彼女の思いを話してくれたその彼女が、私に対して無防備で、まるで中学生の素直さのようなものを感じました。もしかした ら彼女は、やっとここで本来の純粋な自分にかえって、中学生時代を謳歌しているのではないかとさえ思えました。とても生き生きとして、私にとっても嬉しい再会でした。

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