2009-05-28

お蕎麦(そば)のお稲荷(いなり)さん:NHK朝ドラ「つばさ」がおませな訳は?

 NHK朝の連続ドラマ「つばさ」(参照☛)の舞台は、埼玉県の川越市内の老舗和菓子屋さんです。川越というと実家も近いし懐かしさもあって見始めたのですが、先週から何となく重たいテーマで、気持ちが遠のくのを感じます。つばさの役回りがストーリーの中で重たいのか、扱っている片親の幼い子どもの境遇に反応した私の思いが煩わしいのか。つばさのような利発な若い子に、大人の問題であそこまで首を突っ込ませるというストーリーの意図が見えないのです。私の想像の範囲から遠いというだけなのかもしれないのですが、メッセージが読めないのです。私の年齢的な偏りからなのか、いえ、本当に感じた事を言うと、人の個人的な事情に踏み込み過ぎると感じます。川越という町が人情溢れる町だというイメージ化だとしたら、作り過ぎると思うし、もっと違和感を感じます。これが、ドラマなので実現できるのでしょう。だからこそ、その意図を知りたいのです。つばさと同世代の人達は、このような子をどう見ているのでしょうか。作者が見せたいものは何なのか疑問です。面白いというよりは、この章は何となく不快感の方が強いです。だから何、ということも無いのですが、脚本は戸田山雅司(とだやま まさし、1962年4月29日 - )(Wikipedia☛)。かなりの数のドラマや映画を手がけてきている人でもありますね。生まれた年代が、その後の育ちが微妙に違ってくる境目のような頃だと思うので、やはり作意に反映されているのかもしれません。

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 さて、今日は、お蕎麦のお稲荷さんの紹介です。私は、この信州諏訪の生まれでも育ちでもなく、料理を本格的にするようになったのも、結婚して子どもが生まれてから欲が出てきたようなものです。その私だからか、この土地に来て始めて知ったというだけで、もしかしたら、このような食べ方はどこにでもあるのかもしれません。そう思えてしまうほど、素朴で違和感のない料理だと思います。ちょっと想像してみてください。お稲荷さんの甘辛いお醤油とお蕎麦の麺つゆが、あまりにも酷似しているとは思いませんか。これをはじめて頂いた時、何て素晴らしいアイデアなんだろうと、こんなに美味しい組み合わせに、どうして自分が今まで気づかなかったのかと言ったら、「このへんの人達は、お茶の時に良く作るよ」と言うのです。蕎麦の産地でもあるだけに、信州から発祥したのかと思ったのです。
 それと、この土地のお茶の飲み方にもちょっとしたお作法があります(参照☛)。

 茶にも信州人の作法があるのだ。伝授しよう。急須に一度番茶を入れる。この先が難しい。そのまま十煎を越えようが茶葉を変えてはいけない。これが極意だ。それではお湯ではないか!と批判してはいけない。そして、相手の茶碗に湯、もとい、茶がなくなったら、さっと継ぎ足す。これが信州人の礼儀でもある。 (極東ブログ)

 このお作法のこの描写には、お腹を抱えるほど笑えます。そのまま書くと、滑稽で可笑しくなるのですが、実際本当のことなのです。長野県人の二世さんの言うことですから、私よりも確かです。最初は閉口して、今でも尚、閉口しっぱなしでが、このようなお茶をする世代のお年寄り達は、かなり少なくなってきています。ちょっと寂しいかも。

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 お茶を頂いた時に、お蕎麦のお稲荷さんに感動して以来、私も時々お弁当のおかずや一品持ち寄りの時などに作っては、大変重宝しています。おかずにしたい野菜類と油揚げと蕎麦がall-in-oneで、しかも油揚げの味付けだけで美味しく頂けるというスーパーな組み合わせです。
 油揚げは、お稲荷さんの時と同じような味付けで甘味を強くします。蕎麦を茹でたら水に放ち、両手で軽くしごくようにぬめりを洗い流したあと、氷水で締めてコシをつけます。笊で水気を良く切った蕎麦に数回ハサミを入れて短く切ってから、小口に切った細葱を混ぜて油揚げに詰めます。蕎麦はハサミで短く切ってあると、油揚げを壊さずに綺麗に詰め易くなります。
 油揚げは元は豆腐ですし、揚げてあるので夏場は傷みやすい食品です。沸騰したお湯で2~3分茹でて油抜きをし、味付けは醤油と砂糖だけで、少し濃い味付けにします。蕎麦自体には味付けしませんが、例えば、梅の果肉や梅びしおなど、殺菌効果のあるもので和えるのも一役になります。

材料(10個分)

  • 油揚げ・・5枚
  • 蕎麦(乾麺)・・200g(約2人分)
  • 細葱・・2~3本

油揚げの調味料

  • 砂糖大さじ4
  • 醤油・・大さじ1
  • 酢・・小さじ2

作り方

  1. 油揚げは半分に切って内側を剥がしてから熱湯で2~3分茹で、油抜きしたら笊に上げて軽く水分を切る。
  2. 小鍋で油揚げに残った水分と調味料だけで弱火で煮て、焦がさないように煮詰めてそのまま冷ます。
  3. 蕎麦を付属の「茹で方」の通りに茹でたら氷水で締めてコシをつける。
  4. 蕎麦にハサミを数回入れて、短く切る。
  5. 細かい小口に切った細葱と4の蕎麦をボールで和え、2の油揚げに詰めて出来上がり♪

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