2009-05-17

スパイスだけで作る茄子と茹で卵のカレー:料理好きの弊害もありますね

 このところ寒い朝が続いていて、ヒーターのスイッチを入れたかと思うと昼頃には気温がぐっと上がるというような変則的で不安定な陽気でした。ここへもってきて、昨日は雨が冷たく、体もかなりぐったりするというか、気だるさがあって今一しゃきっとしません。
 こういう日は、カレーがぴったりな感じがします。実は、そのカレーが最近良く分からなくなってきています。息子は普通のカレーが食べたいと言うのですが、私には「普通」というのが分からないのです。インド人の作るカレー専門店のようなカレーから、市販のカレールーに至るまで、全て同じではありません。息子のボキャブラリーの貧困さを嘆かわしく思います。想像を巡らせて見ると、彼がうち以外で食べてきたと言えば学校の給食か、高校の学食くらいのものです。学校の給食が、彼が言う普通のカレーなのかと聞いてみると、案の定、給食のカレーのことでした。それが食べたいというのです。ところが如何せん、そのカレーのレシピがない上、この私が大昔の自分達が食べた給食のカレーの味を再現できる訳もありません。子ども達が大好きだった「ポークビーンズ」の給食レシピでしたら、ここに保存してありますよ(レシピへ☛)。これもいつだったかの給食の試食会で頂いてきたプリントを見て作ったのでした。このようなものがあると嬉しいのですが、今となっては皆無です。

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 思えば、我が家のカレーというか、お袋のカレーというようなものが無いのです。いつも違う味のカレーで、具材も違うのです。料理好きの弊害がこんな風に訪れるとは思いもしませんでした。インドでは、何十種類もカレーを作るというのに。でも、こういうことを言って返すと「ここはインドじゃねぇ」って言われそうなので、賢く立ち回ります・・・拝っ。
 で、良く良く考えたら、私の知人の先生の奥様が学校の管理栄養士をされていたのを思い出し、いつか必ずレシピを聞いて再現したいと思います。それは、いつか懐かしく思い出して食べたいと思った時のためにです。

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 で、今日は揚げた茄子とゆで卵が具材のカレーです。スパイスだけで作りますから、全て自分の好みという事です。と言ってもかなりシンプルです。コリアンダーとクミンシード、カルダモンが基本で、ここに時々シナモン、オレガノ、ローリエなどをアクセントに加えたりします。強いインパクトのクローブなどは最近は入れなくなりました。

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 茄子カレーを作るコツは、揚げ茄子とゆで卵を加えてからはあまり煮込まないことです。茄子の甘味をそのまま食べたいので、短時間でカラッと揚げます。そのため、ベースになるソースの味をしっかり作っておくと良いので、鶏がらスープは濃厚に取ります。使用する分量はわずかですが、若鶏一羽分のガラから500ccというとかなり濃いです。そして、さらに煮込んで半分の量まで煮詰めます。適当なとろみもつきますので、ここで味を調えて、揚げた茄子とゆで卵を加えて出来上がりです。
P5170003  ゆで卵の茹で方はいろいろあると思いますが、私は卵の尖っていない方、ここは空気の部屋で、茹で卵の殻をむくとちょっと凹んでいる部分ですが、ここに針を突いて小さな穴を開けておきます(私は卵切りに付属しているのでこれを使って一突きします)。卵がすっかりかぶる位のお湯を沸かして、沸騰したら卵を入れて茹でます。その前に、卵に皹(ひび)がないか卵同士を軽く当ててみてチェックします。皹が入った卵の音は、鈍くおかしな音がしますので破裂の原因になりますから、このような卵は茹でません。黄身が生の状態なら5分、黄身が半熟が7~8分、固ゆでは10分程、好みに茹でたら冷水に放ってすぐに冷まします。
 そうそう、息子は、また普通のカレーが食べたいと言うのではないかと思いましたら、「今日のカレーは美味しいネ」と、お代わりをしていました。何だか分からない奴です。
 我が家のカレーレシピはいくつか紹介していますので検索で「カレー」をご覧ください。ぁ、長男の絶賛する下宿のカレー(レシピ☛)ですが、このカレーは出来合いのルーを使っていますから下の息子も好むだろうと思いきや、これが全く違うというのでした。

追記:finalventさんがそれとなく、でも克明に回答を下さったみたいです☛こちら
なんと大昔からある、(例のNHK「つばさ」のひろりんこと)西城秀樹が宣伝していた、ハウスバーモントカレーだよ♪リンゴと蜂蜜とろーりとけてる・・ハウスバーモントカレェェ♪を箱に書いてあるとおりに作ること、だと。あんがと。

給食のレシピは分かりませんが、寮の賄い料理を作っていたのは、70歳に近い位のおばちゃんですから、想像するに、この年代ならハウスバーモントカ レーがお気にでしょうし、頑なにこれが一押しと思っているに違いない感じがします。そういう探りの入れ方もありましたね。勉強になります。

材料(5人分)

  • 長茄子・・4本
  • 卵・・5個
  • 玉葱・・1個と1/2
  • 完熟トマト・・2個
  • にんにく・・2片
  • コリアンダー・・小さじ2/3
  • クミンシード・・小さじ2/3
  • カルダモン(パウダー)・・小さじ1/3
  • ローリエ・・1枚
  • ターメリック・・小さじ1/2
  • 鷹の爪・・1個
  • オリーブオイル・・大さじ3
  • 鶏がらスープ・・500cc
  • 塩・・大さじ1弱

作り方

  1. ガラスープを取る。
  2. 卵の尖っていない方(空気の部屋の部分)に針で小さな穴を開け、沸騰したお湯で8分茹でる。(固茹でより黄身が少し半熟)
  3. 鍋にオリーブオイル、にんにくのみじん切り、クミンシード、コリアンダー、ローリエ、種を取り出した鷹の爪を入れてから弱火にかける。
  4. P5160009 にんにくを焦がさないように10分程ローストして、香辛料の香りをオイルに移す。
  5. この間に玉葱を1cmの幅のくし切りにし、トマトはヘタを取って2cm程のざく切りにする。
  6. 玉葱とカルダモンを4に加えて中火で約10分炒めて、透き通ってしんなりしたらトマトを加えて良く炒める。(トマトがまろやかになる)
  7. トマトの煮汁がほとんどなくなったら鶏がらスープを加え、煮汁が半分になるまで煮込む。
  8. 茄子を掲げる油を加熱し始め、190度の高温になるまで予熱する。
  9. 茄子を縦に切って長さを4等分したら表面に薄く焦げ目が付くまで揚げる。(高温だと直ぐに揚がる)
  10. 7に塩で味付けし、ターメリックを加えたら、殻をむいた茹で卵を加えて卵が黄色くなるまで2~3分転がしながら炒める。
  11. 次に揚げた茄子を加えて2~3分煮こんだら出来上がり♪

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コメント

詳しいゆで卵の作り方も大変参考になりました(^^)
前のブログで塩卵の作り方を拝見させていただきました。
今度作ってみようと思っているのですが・・
季節的にどうなんでしょうか・・
夏は冷蔵庫に入れて漬けたほうが良いですよね?
よろしくお願い致します。

投稿: tokori | 2009-06-25 13:38

以前も塩卵の作り方を教えていただきました。
今から作ってみようかと思いますが
季節的に夏はどうなんでしょうか・・
冷蔵庫に入れて漬けたほうがいいですか?
教えてくださいよろしくお願いします。

投稿: tokori | 2009-06-25 13:41

kotoriさん、こんにちは。

塩卵は今なら冷蔵庫で作られた方がよいと思います。場所にもよりますけどその方が安心です。
塩の分量がイマイチ曖昧な感じで申し訳ないのですが、卵が沈むようでは足りないので、足して卵が浮くようにしてください。中国人は落し蓋はしていませんでしたが、するとしたら金っけのない木製などです。アルミ箔でやった人がいて解けちゃったそうですので。

中国人は、卵が安い日に沢山買って、次から次に作って食べていましたよ。
成功するといいですね。中国四千年の歴史から続く保存方法です。

投稿: ゴッドマー | 2009-06-25 16:16

早速のお返事、ありがとうございました。
私、今薬膳粥の勉強が楽しくて漢方薬局の先生に教えていただいています。
教室は月に一度ですがメニューも考えていいと言ってくださっていますが毎月メニューに苦心しています。
季節に合う薬草は先生が考えてくれますが食材は私が考えます。
今月は夏に合うメニューで、体の熱をさまし、潤すお粥を二種類
考えました。なすととまとを使いました。

是非塩卵を使ってやってみたいと思います。
とても美味しそうで楽しみです。
先日香港にお粥三昧の旅に出かけましたが本当に美味しくて
出汁がきいていてとろーっとまろやかでびっくりしました。

私は昆布やしいたけ、さばぶしなどで出汁をとって作りますが
全然香港粥の方が美味しかったので未熟さを実感して帰って来ました。

香港粥はほたて貝柱など日本では高級食材で出汁を採っているんでしょうね?
お粥店に弟子入りして帰りたかったくらいです(^^ゞ
出汁の情報などありましたらまた教えてください。

それにしてもゴッドマーさんのブログは写真も
綺麗でどれも美味しそう。子どもさんたちも楽しみにされているでしょうね。
私も同じような環境で、娘は東京の大学を卒業し就職しています。下の娘も県外の大学生です。

どうぞよろしくお願い致します。

投稿: tokori | 2009-06-25 22:25

kotoriさん、いろいろと楽しいお話しありがとう。

お粥と聞いて思い出したのですが、中国のお粥は米に対して30倍の出汁で作るそうです。その出汁が大変かと思ったら、鶏がらの出汁だけでした。薬善となる乾燥した薬草などもいろいろあって私には良く分かりませんが、中国のお粥の食べ方は、いわゆる屋台のお料理感覚で、基本のお粥に好きな具を乗せていただきますよね。その具に美味しさの秘訣を感じます。

塩卵も、白身は塩を食べているかと思うほど塩辛いので、ほんの少しお粥に乗せていました。黄身はそのまま食べて丁度良い味が付いていて、とても濃厚です。塩卵が成功するとそのまま割ったとき、黄身は固い透明色のオレンジの不思議な玉になります。とてもきれいですよ。

最近私は朝食に玄米粥を頂いています。→ http://godmothera.exblog.jp/11255341/

今、塩卵を切らしていますが、この上に茹でた塩卵の黄身と白身少々があるとバッチリですよね。

なんだかもしかすると同じような世代ですね。これからもよろしくお願いしますね。

投稿: ゴッドマー | 2009-06-26 03:47

ゴッドマーさん、いろいろと情報を教えていただき
大変参考になります。感謝致します!

玄米粥も美味しそうですね~(^^)
ウォーキングの後には体に優しいお粥は本当に良いと
思います。
お粥って3時間もたずにお腹すきますよね?
こういう食事が体に負担がかからないんですよね。

お豆腐もそうです。それで今、専らお粥とお豆腐のような
ヘルシーメニューに凝っています。
がんもどきも良く作ります。今日は、季節の野菜に松の実や
クコの実など入れて作ってみようかと思います。

中国のお粥は30倍ですか?ビックリしました。
私は10倍で作っていました。
やはり出しに鶏がらのように脂が入るからとろ~とするの
かもしれませんね。
大変ありがたい情報です。うれしいです!

ゴッドマーさんとは同じ位の世代だと思います。
ちなみにサザンが大好きです(*^。^*)

tokori

投稿: tokori | 2009-06-27 15:01

kotoriさん、こんにちは。

食べ物の話というのは尽きないものですね。中国の料理に詳しい人のブログがあって、どこかでその人がお粥に触れていたと思って探すのですが見つかりません。よかったら覗いてみます?彼は今、横浜で中国食材の輸入元をしていて忙しく、ブログはもう更新できそうもないそうですが、HPはそのままです。→http://www.geocities.jp/asianmanian/recipe.html
食材でお困りの際は、直営店プチ・シノワ→http://godmothers.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_eeff.html
で、ここのブログで知ったと言われれば歓待してもらえますよ。

山茶花ぁ♪(違)サザンかー。私はCarolKingとかです。

投稿: ゴッドマー | 2009-06-27 16:32

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