2009-04-09

秋田の姫筍と里芋の味噌和え:結婚おめでとう

 ネットの仲間だからネットでお知らせ?ってわけでもないのですが、少し驚きも含めてちょっと。
 私が、ここに引っ越してくる前に住んでいたはてな村の住人さんで、同じ長野県に住む娘さんから、昨日結婚の知らせを頂きました。いつだったか、finalventさん繋がりで私のブログにも訪ねてこられたことから知り合ったのです。その後、Twitterでも交流があって、家も同じ県内と近いので、いつか逢おうねとそんな話になっていた彼女から、突然の知らせで驚きました。
 私は、昨年の秋口から息子の転学の件やもろもろで忙しくなってから、Twitterから離れがちで、現在は殆ど姿を消したような状態になっていますので、彼女とも勿論、長いこと音信が途絶えていました。で、何に驚いたかといいますと、彼女が彼と知り合うよりも多分半年以上前に、私は彼に会っていたのでした。それもひょんな事で、埼玉県の春日部にある、「地下神殿」見学ツアーの計画に乗って、ネット上の希望者数名と一緒に行った時でした。その数名の中の一人だったのです。これが驚きというか奇遇だったのです。この二人が知り合うきっかけとなったのは、結局その後のTwitterだったのです。すごいですね、ネットも。しかも今流行のスピード婚です。
 私は、パソコン通信といわれる時代の前からコンピューターを使っていますが、ここ数年で、急激にブログ(weblog=ウェブ上の記録)が流行りだしてから、増殖を繰り返す細胞のような勢いでネット人口も増えてしまって、その勢いについて行けないと感じています。というのは、Net上での人間関係が、最近では犯罪の手段や、そのきっかけを作る為になったり、全く罪もない善人が不特定多数の書き込みによって、傷ついたり、自殺に追い込まれたりするツールにもなっています。Net上で知らない者同士が、徒党を組んで一人の善人を徹底的に潰すというような悪が横行する場でもあるのです。「思ったことを書いたのがいけなかったのか」などと、ボケたことを言う大人もいます。他人に対して思ったことだからと、何を言ってもいいなどとは、リアルでもしないことです(そんな事当たり前)。でも、いい意味で男女が知り合い、思ったことを交わすからこのようなカップルも誕生するわけで、捨てたものではないですね。ネットのそういう面、侮れません。
 賢い娘さんなので、きっと彼とはTwitterで充分な意思の疎通をし、本当に会ってみたい気持ちが熟した形でこのようなおめでたい運びになったのでしょう。お幸せにね。
 ついでのことで何ですが、娘から、彼氏が出来たという報告を昨日受けました。なんですか、七歳年上だそうです。四年ほど前から知っている人物で、当時から特に恋愛感情は無かったそうですが、相手の方から申し出があったそうです。良いんじゃないでしょうかね。年頃の娘に彼がいてもちっともおかしくないですし、全く正常だと思います。草食系男子でない事だけは確かでしょうし。それと、これははっきりと断言できませんが、女は男性から惚れられた方が幸せです。そして、男性は「自分の好きな女性から選ばれたのだ」という自負を持っていると、相思相愛というおめでたい事になるのではないかな?半分以上は、運命的なものでしょうけど。これが逆になると、性差というものの道理から外れてしまうので、非常に苦しい関係になり易く、背負うものも大きいです。とだけ今は言っておきます。
 おめでたいのだか何だかよくわかりませんが、自分が育てた娘が選んだ相手なのですから、娘を信じて、親がとやかく言うのだけは止めにして、娘の応援をしてあげたいと思います。
P4080002  さてと、このようなおめでたい日に因んでというのも変ですが、いい意味で、何かにかこつけてではないと開けられないというのが、秋田の友人から頂いた姫筍の缶詰です。特別な缶詰で、友人が自分で掘った筍をその場で茹でて缶詰にしたそうです。ご存知でしょうけど、筍は掘った直後が美味しいのです。時間が経つと灰汁が回ってきて、風味も食感も薄らいでしまいます。
 この缶詰は、昨年頂いたので丸一年前のシーズンパックというわけです。因みに消費期限は23年になっています。いつ封を切ろうかと、そのチャンスをうかがっていたのですが、なんですか昨日はおめでたい事が重なったので、思い切ることができました。そうそう、長野県のお布施というところで採れる「根曲がり筍」というのが見た感じとても似ています。秋田で姫筍と呼ばれているだけで、もしかしたら同一の物なのかもしれないと思ったのですが、調べる手立てが無いので保留にしています。どうなんでしょうね。

P4080005

 歯ごたえがあって、それだけで味わいたい筍ですから、あまり味付けを濃くしないで薄い出汁で煮て、里芋の甘味噌和えと一緒に頂きました。非常にシンプルですが、里芋の食感と対照的な筍の食感で一つずつ味わっているうちに、あっという間になくなってしまいました。

材料

  • 里芋・・600g
  • 姫筍・・150g
  • 鰹出汁・・400cc
  • 淡口醤油・・大さじ1
  • 酒・・大さじ1

里芋の味噌

  • 信州味噌(3年熟成)・・大さじ2
  • 酒・・大さじ2
  • 砂糖・・大さじ3

作り方

  1. 里芋は、泥と表面の繊維を綺麗に洗い流す。
  2. 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、1の里芋を入れて再沸騰したら5分茹でて冷水で冷ます。
  3. 里芋の皮を剥いて、分量の鰹出汁から300cc取って竹串がスッと通るまで煮る。
  4. 別の鍋で残りの鰹出汁と酒、醤油で姫筍を10分ほど煮て、そのまま冷まして味を含ませる。
  5. 鍋に味噌、酒、砂糖を一緒にして火にかけ、ふつふつと煮えてきたら、混ぜながら空気を含ませて照りを出す。
  6. 5の味噌に3の里芋を入れて味噌を良く絡めて火から下ろし、姫筍と一緒に盛り付ける♪

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