蕪を一束買ったら大きな肉団子と蕪のスープ:同時に浅漬けも:お腹の痛みについて
今、野菜を求めに買い物に出かけると、もれなく目に入ってくるのが葉付きの蕪です。冬場と違って今の蕪の葉は傷みが少なく、また、甘味が乗っていて大変美味しいです。つい欲張って沢山買ってしまうのですが、お値段もかなりお安いと思います。
今日は、この蕪で、浅漬けと蕪と肉団子の中華風スープにしました。そして、木耳(キクラゲ)と蕪をどちらにも使いました。
これと言うのも、ちょっと経緯を説明するのですが、東京で息子の引越しを手伝った時に、一緒に買い物に行った時の会話からです。私があれこれ目に付いたものを買い置きの為にどうかと、相談する品物の殆どが却下されたのでした。
理由は、二人(姉と一緒)で食べるのに、食品の量が多くなると使い切らないうちに期限切れになったり、腐らしたりするからだそうです。無駄をなくしたいのは当たり前の話ですね。で、母としては、旬の美味しい野菜を安価で食べられるに越した事はないですし、是非食べて欲しいので、今日のような組み合わせになったのです。つまり、蕪の浅漬けは、買ってから直ぐに2~3個で作ると、翌日には生野菜の緑黄色と淡色野菜として、加えて昆布と茸が少しですが補えます。残りの蕪で肉団子のスープを作れば、二日で蕪が一束使い切ってしまいます。そして、木耳は、乾燥ですから戻して適量使うだけです。
蕪に限った事ではありませんが、春から夏にかけて、野菜が瑞々しいので浅漬けに適した水菜、、セロリ、白菜などがお奨めです。
母として願うのは、沢山だと食べきれないから買わないという考え方は止めて、何でもどんどん料理に活かす、柔軟な考え方で食生活をおくって欲しいということです。子どもが事情で、妥協してコンビニ弁当でもインスタントラーメンでも良いかという場合もありますが、長きに渡って考えると、健康面でも侮れないのもがあります。
以前書いた、栄養面のお話し満載のページでもめくって、もう一度よく読んで置くように☛こっち
それと、たまたまですが、昨夜のNHKためしてガッテンで、「過敏性腸症候群」☛と呼ばれる、下痢や便秘が長期間続く病気を取り上げていました。昨日ここに書いた息子の腹痛と関係があるのかと思って、見たのですが、今回は関係なさそうです。理由は、腹痛もなくなり、昨夜から普通に食べられるようになったからです。秋田のカノジョとメールでもしたのかな?と思ったのですが、その辺は本人の問題なのであまり深追いしないでおきます。
また、ちょっと前にもfinalventさんが取り上げていたのですが、ここだけ見ても分かり難いので、ちょっと解説をすると、腹痛や下痢などを伴う長年の体調不良をメンタルヘルスとして、食事療法から克服した人の話というのが基本にあって、これに対してfinalventさんの説明が、以下に
というか、精神の健康というのは、まさに精神の健康なんで、つまり、よほどメディカルな状況でなければ、「自分はどう生きるのか?」という普通の人生の問題に、きちんと頭を使って考えることではないのか。
自分とは何か。なぜ生きているのか。自分が不幸だと思うのはなぜか。そうした問題に向き合って、一生懸命自分なりに考えていくという正攻法がなぜ重視されないのだろうか。
と、続きます。抜粋部分より以下に、数人がブックマークコメントした非科学的な内容に対して、悉く(ことごとく)潰しをかけていますが、言葉の含みをきちんと読み分けて間違えを指摘し、解説しているのが良く理解できるのではないかと思います。
私が思うのは、体調に変調をきたした時は、然るべき機関で科学的にその病理を究明し、原因を見つけた上で適切な治療を受けるか、メンタルヘルス部分として、先に抜粋したような、正攻法な考え方で、生きることに積極的になることかと思います。簡単に言うと、くよくよ、うじうじする自分とはさっさとおさらばして、前向きに生きる生き方になるということではないかと思います。
「お腹」のことに触れておきたかったので、蕪の話から遠くなってしまい、話が散漫になってしまいましたが、ここで戻します。
肉団子スープと言えば、「ウー・ウェンの台所革命」にも紹介されていますが、「中華鍋」「スープ鍋」「土鍋」だけのシンプルな道具と、それを合理的に使いこなす柔軟な頭脳さえあれば、料理を作る為の本来の台所になる、という考え方を話しています。これに準じて、今日の肉団子スープの特徴は、まず具材が大きい事。そして、土鍋で煮る意味に、遠赤効果を狙っているからか、とても柔らかな仕上がりになるということです。一人分が75gの肉団子というのは、小振りのハンバーグに匹敵します。器にゴロンと一粒、それに私は蕪を添えました。 見た目のインパクトも豪快な感じで、私好みです。
蕪は、米のとぎ汁で下茹でします。大根と同様の理由ですが、灰汁の苦味だけを米糠に吸着させる上、それを戻さない効果があります(って、昔の人の知恵です)。本来の旨味は逃がしませんので、下茹でと言っても大根や蕪の下茹で自体は、料理として必須だと思います。但し、蕪は大根と違って、火が通るある時点を過ぎてしまうと、とろけて形がなくなってしまいます。タイミングとしては、蕪を半分に切った場合ですと、米のとぎ汁に入れて加熱し、沸騰してから1分で火から下ろし、流水で洗うと同時に冷まします。画像は、表面がうっすら透き通ったように火が回った状態です。中ほどは硬いです。このように下茹でした蕪を、肉団子を煮ている後半の10分で加えて一緒に煮ます。
最初の10分で肉団子から染み出したスープが出来上がり、ここで蕪を加えて味付けしていきます。蕪の大きさや硬さによって、料理の時間に差があると思います。蕪が柔らかくなるまで煮込むと美味しいです。
材料
- 豚挽肉・・220g
- 蕪・・3個(皮を剥いて、葉の付け根を3cm残して250g)
- 乾燥木耳(キクラゲ)・・10g
- 水・・カップ1と1/2
- 酒・・大さじ2
- 淡口醤油・・大さじ1
- 胡麻油・・小さじ1
挽肉団子の調味料
- 生姜のみじん切り・・大さじ1
- 胡椒・・適宜
- 酒・・大さじ2
- 塩・・少々
- 生パン粉(なければパン粉に大さじ1の水でしっとりさせる)・・大さじ3(約25g)
作り方
- キクラゲを水で戻しておく。
- 蕪の茎を3cm残して葉を切り落とし、先端から付け根に向けて十文字に皮を剥き、続けて残った皮を剥いてきり終わりを綺麗にする。
- 1の蕪を半分に切り、米のとぎ汁の濃い部分と一緒に火にかけ、沸騰してから1分加熱後水にとって洗い、そのまましばらく冷まして笊に上げる。
- ボールで挽肉の粒が無くなって、粘りが出るまでほぐすように練る。
- 調味料を順番に加えながらそのたびに練リ混ぜ、3個の丸いボールに丸める。
- ウー・ウェンパンに少量の油を引き、転がしながら肉の表面を焼き付けたら土鍋に移す。
- 分量の水と酒で煮立つまで加熱し、煮立ったら蓋をして弱火で20分煮る。
- 7の途中10分後2の蕪を加え、火を強めて再沸騰したら蓋を戻し、弱火で蕪が柔らかくなるまで(約10分)煮込む。
- 最後に1の木耳を加え、醤油、胡麻油で味付けしたら出来上がり♪
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