2009-04-25

筍汁と牛ネギ丼:日本は法治国家じゃないの?

 SMAPの草彅 剛さんが「全裸で逮捕」とニュースが23日の昼頃からNHKニュースで延々と流れたのが私が知った最初の報道です。その後、いつものことですが、大騒ぎになってしまいました。子どもから老人までファン層が厚く、国民的なアイドルなのでそれも致し方ないことかもしれません。それに今更ここで取り上げるほどのこともなく、専門的な立場の方などがきちんと分析もされているようです。ですから、極個人的な意見だけでも書いておこうと思います。  
 私は、先日の和歌山のヒ素事件の最高裁判決にもかなりの違和感を感じています。また、今月の中ほどに判決が出た、防衛医大の教授の冤罪が晴れた最高裁の判決など、一連の裁判のあり方というか日本の司法の問題なのか、私の感覚や捉え方の方がいよいよおかしいのかと、共通して解せないものがあります。一言で言うと、「疑わしは罰する」という事が引き起こした、極端な人権の侵害を国が堂々とやってのけているという批判的な見方で捉えているということです。人を有罪にするにも無罪にするにしても、同情や偏見などからではなく、公平に民主的であるのが裁判だと思うのですが、どう考えてもそうは思えない状況証拠と根拠が明らかではない証言からの死刑判決(ヒ素事件)や、被害者からの訴えだけで立件し有罪判決を下したための冤罪(大学教授の痴漢行為)。とどめは、草彅 剛(公然わいせつ罪)の逮捕です。草彅の件は、酔っ払って泥酔した挙句保護されたというのでしたらわかりますが、何をもって逮捕なのかがさっぱりわからないまま、拘束時間切れの釈放という流れになっています。それでも書類送検だそうです。
 こういう場に、推測や下衆の勘ぐり的な言葉などは慎むべきかもですが、言わせてもらうと、痴漢の事件は時を同じくして、早稲田大学客員教授在職中の植草一秀が度重なる痴漢行為で逮捕(参照☛)で実刑判決を受けていた頃と重なり、いわば「お手柄」的なウケ狙いのような逮捕劇を狙ったのか。ヒ素事件の時は、丁度オウム心理教の大量殺人事件の四年後と重なる(大量殺人テロ)ビッグな逮捕劇でした。草彅逮捕は、芸能人の「大麻所持」を疑われ、逮捕者続出のお手柄劇を妄想したのではないかと思ったのです。だって、ただの泥酔○ぽこ丸出し芸能人の失態に過ぎないことで、尿検査の結果白にもかかわらず、家宅捜索をするまでの意味が不明です。素人の私が思うこのような違和感は、そう思う私がおかしいのでしょうか。
 この「お酒の飲み方」についてちょっと付け加えておきます。男性だけに限った話でもありませんが、特に男性は酒で一生を台無しにしたと言われる人も多いわけで、その飲み方というのは昔は、諸先輩方が教えたものです。家族であれば、父親が成人した息子と一杯飲むのを楽しみにしていたというのもあります。酒に飲まれるなと癖の悪い飲み方をすれば叱られましたし、泥酔しても介護役の誰かに戒められたり、数々の失態に自分が懲り懲りしながら、大人のお酒の飲み方を学習したのです。因みに、私はお酒には強い方で、飲んでも酔えないタイプです。これまでの人生で正体がわからなくなるほど飲んだ経験もない上、どこまで飲めるかと目一杯飲んでみたなどという経験もありません。逆に酔わずに飲めるので、体の為、飲み過ぎないようにいつも途中で止めています。一緒に飲んで酔っ払っている人は、私がずっと飲んでると勘違いしているようですが、サッと飲んで後は氷水でした。今頃の告白です。
 兎に角、飲み方というのは一度失敗したらわかることだと思うので、若い頃にちゃんと通るべきところを通って、学習する事です。ですから草彅が34歳だと知って驚いたのですが、飲み方として今回の失態そのものから逆に言うと非常に若い飲み方です。「あんた、馬鹿だね」って言われて、若気の至りで納まるのは20歳代です。三十路過ぎてこれでは様にならないですよ。もしも、普段から癖の悪い飲み方をするのであれば、6時間も付き合って一緒に飲んでいた同伴者が何故そのまま帰すかです。それと、今回のように何か面白くないことがあって飲んだにせよ、これが生き方だと思います。自分らしく生きるということがまだ見つからずに苦しい思いを抱えているのかなと推測しますが、どうか、自分をもっと解放して正面から向き合いなさい。生まれ変わるくらいの気持ちで出直すと良いです。
 名誉の為というのも変ですが、[草彅君は普段真面目な人格の持ち主だから、お酒に逃げる・・」などと、放じているのを耳にしたのですが、それ、名誉毀損に当たることです。こういった類の発言をよく平気で、しかも報道という公的な場で言えたものだと呆れます。これも私がおかしいのでしょうか。

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 さて、今日は先日頂いた筍と野菜を沢山入れた味噌汁です。具が沢山なのでちょっとした煮物のようですが、筍を味噌味にするのは、炒め物でも大変美味しく止められません。いつも食べ物の話をする友人と先日も筍の話をしたばかりですが、そうそう、彼女も食の事を中心にブログを始めたと言うので、一度訪ねてみてください(宮坂家の食卓☛)掘ったばかりの筍は糠で茹でる必要もなく、普通に茹でるだけでエグミ等残らなくて大変柔らかくて美味しいという話で盛り上がりました。知る人ぞ知る筍のお話しですが、香りの豊かな信州味噌で食感を楽しめるのが何よりです。

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 牛ヒレをサッと湯通しして牛ネギ丼を作ったので、残りのお湯をたぎらせて灰汁を除き、これを出汁に筍の味噌汁を作ったのです。ちょっと変わっているかもしれませんね。牛ネギ丼は、いつもなら豚肉で作る例の「男料理」からアイデアを拝借しています。両方一緒に作ったのですが、時間的にはとても短時間です(約30分)。牛肉の湯通しが終わって出汁ができた時、すぐに味噌汁に取りかかれるように野菜を切り揃えて別の鍋で少な目の水から煮始めておきます。牛肉を湯通しするための水はカップ2ほどですから、最終的に出来上がる味噌汁の水量からその分を差し引いておきます。

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 この料理でしたらアレンジは幾通りにもできるので、週末の冷蔵庫と相談して無駄に野菜を捨てたりしないで済むと良いと思います。

材料
筍汁

  • 茹で筍・・200g
  • 牛蒡・・1本
  • 人参・・50g
  • 大根・・5cm
  • じゃが芋・・1個
  • こんにゃく・・1丁
  • ブナシメジ・・1株
  • 長葱・・10cm
  • 水・・600cc
  • 牛肉の湯通しの残り汁・・カップ2
  • 信州味噌・・80g

少し残っていた鶏の胸肉を加えています(60g)。
牛ネギ丼の材料(2~3杯分)

  • ご飯・・3杯(多めに)
  • 牛ヒレ肉・・150g
  • 細葱・・大さじ4
  • ポン酢・・大さじ5~6杯
  • 水・・カップ2

作り方

  1. 長葱以外の筍汁の野菜を全て一口大に切る。
  2. こんにゃくはアク抜きの為サッと茹でて一口大に千切り、じゃが芋は水にさらして粉っぽさを除く。
  3. 鍋に筍汁の分量の水を用意し、ブナジメジと長葱意外を全て一緒に中火にかけて煮始める。
  4. 牛ヒレ肉は2mmほどにスライスして分量のお湯を鍋で沸かし、沸騰直前に軽く色が変わる程度に湯通しして笊に上げておく。
  5. 残った茹で汁を煮切って浮いた灰汁を取り除いたら3の煮汁に足して具に火が通るまで煮る。途中灰汁を掬う。
  6. 5の具に火が通って柔らかくなったらブナシメジを加え味噌を溶かし、長葱のスライスを乗せる。
  7. 大き目の器にご飯を盛り付け、4の牛肉を乗せポン酢をかけたら細葱の小口切りを乗せて出来上がり♪

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