豚ロースのポワレ:みんなの好きな厚切り肉で:雑感
ブログを続けるということは、わざわざ孤独になるということだというのは、今までにも書いてきている通りです。自分の庭でつかの間の水遊びをしているようなもので、狭いけど贅沢に遊んでもいるわけです。続けてきた結果、そうなるという事が分かった次第で、そう願っているという意味ではありませんが、本当の意味の孤独になりたいわけではないけど、けして嫌いではない。また、問題は、ここから出た時です。何かが支えているのですが、その引っ掛かりが発見できずに取り除けないでいます。
こういう時、直ぐに結論付ける必要もないし、と言い聞かせ、気分を紛らわす為に畑で自然に触れたり、ジョギングしたりするのですが、そういうことでもないと、だから、なんとなく書くことにしました。
そもそも、私が考え込むようになったきっかけは、はてなダイアリーのブクマ(ブックマーク)でした。私のエントリーにも時々頂くのですが、私の場合は、料理やレシピ、時々個人的な雑念程度のエントリーという性質上、ブックマークにチェックされる目的もはっきりとしている中、誹謗中傷などは殆どありません。では、何が気になるかと言うと、人気ブロガー(アルファーブロガーとも言う)と呼ばれているブロガーに付くブコメ(=ブックマークコメント)です。少なくなったとご本人は言いますが、侮蔑の類のブコメなどを目にすると、嫌になります。
普通に素直に多くの人が、そのブログのコンテンツやコンセプトに魅かれ、魅力ある内容を持つとされているのがつまり「人気ブログ」という解釈で間違ってはいないと思うのですが、人気のブロガーだから私も興味があると言いたいのではなく、俗に言うアイドル的なものへの憧れやフャンのような意味もありません。私にはその人の思考や、同世代だからか、語り口の背景や思考の波長が合うのです。もしかしたら、これほど読み込んでいる書き物は、他にはないかも知れません。全てをコメントしているわけではありませんから、言い尽くせないものもあります。上手く言えないのですが、読んでいると、同じ匂いがしてくるというのか。例えば、私の他の同級生なら誰とでも同じように共感できるかと言うと、ありません。だから世代が同じだというだけの理由でもなさそうなのです。
どのように気なるのかという点ですが、沢山のコメントやブックマークに、気の毒なくらい伝わっていないという事を感じるのです。これは私も同じで、二度三度伝える努力はするものの、それでダメなら諦めてしまうというか。次第に孤独も感じます。ただ、幸いな事に、自分がその相手に思い入れがなく、なんとしても伝えたいという執着がないのが救いなだけです。そういった人達も含めて、ブックマークという性質上、相手をこちらが特定できないので、右よりな内容だと受け止められれば左の人、又はその逆のネットウヨ的な人が湧いてきます。そして、ブコメで言いたい放題の侮蔑、冷やかしと続きます。元々エントリーを書いている意図やそれを続けている事への敬意など微塵も無いようです。そういうブコメが、公開の場に晒されているというだけで(「慣れた」とご本人は言いますが)、人間の尊厳ですら危うくなるという自殺事件が起こるほど、ストレスになるものです。なかなか平気ではいられません。それで、なんだか私までもが普通にコメントできなくなってきたのです。私に火の粉が飛んでくるからという理由ではなくて、まともに何を書いても、そういう人達は、受け入れようとはしませんから無駄なのですが、援護射撃でもしたくなるような衝動に駆られてしまうのです。変な母性愛のようなものじゃありません。仲間として、自分の大切に思う相手なので、見ていられなくなるような苦しい気持ちになるのです。が、ここが大事、援護射撃を露骨にやってしまうと、敵をもっと作ります。こっちは、あっちに対して徒党を組んだかたまりに見えるはずです。それを避ける為に、大きな力で自分を思いの世界から引き戻し、字面を客観的に読む努力をします。その結果か、コメントができる時は、硬い感じになります。最近は書いても、よくよく考えて削除してしまいます。こういう繰り返しに、私は一体何がしたいのかと問うてみるのですが、よく分かりません。
これも私が考え込む人間関係のようなことですが、別の場所で、訳あって私のIDを伏せて書いている場所があります。私と同一人物だと分かっている人もいるかと思いますが、それはそれでいいのです。別人に成り済ます意図ではなく、単に前と同じIDが取得できないサービス上のシステムだからです。ここでは、交流を目的としている人が多いと思いますが、私の場合は、以前にストーカーで嫌な思いをしたのと、関係ない人まで巻き込む羽目になるので、用心深く行動しています。ここは、比較的若い世代の人達が多く、どちらかと言うと私如きは、歳も食っているしあまり若い人達に向かって積極的になれず、なんとなく息をつく場所のようになっています。
ここでも、半月ほど前に痛いほど思い知ったのが、通じないという事です。他人のコメント欄で私の投稿したコメントに難癖レスがつきました。相手は、思ったことを書いただけだと言っていましたが、他所様の場所で私に絡んできたと感じたので、自分のコメントを削除しました。それで終わりにしたかったのですが、この件で落胆した事を自分の場所に少し書きましたら、この人物から謝罪のコメントが入りました。これが、私には理解できない行動でした。いえ、これが悪意だといいたいのではありません。その人物に自分の書いたものを読ませたい期待もなく、思わせぶりに書いたわけでもない、自分自身に宛てた内容でした。しかも、当時、私には怒りはなく、落胆のような気持ちはありましたから、相手に謝罪を求めるような、そういった内容ではなかったのです。ま、書いた事がどう伝わったか、そこが要は伝わらないと言いたい部分なのですが。私のコメントが消えて、その場に残った自分のレスを削除した上で、私の場所に来て謝罪したという流れでしょう。でも、そんな事をすれば益々騒ぎとなるのがNetです。それが、この方には分かっていないのでしょうし、説明を要求されたわけでもありません。仮に説明しても、話のピントが合わずに終わったでしょう。諸事情から私はリンク(お気に入り仲間ですかね)を増やしていませんし、相手には大勢のリンクを共有した仲間がいますので、直ぐに話が広まって騒ぎになります。
謝りたい気持ちというのは分かりますが、私が気分を害したのならという条件付での謝罪です。自分がやった行為に悪気は無いという話でしたが、本当は、そこを考えて欲しかったのです。(なぜあの場所で、なぜ私のコメントにレスをつけたか。「思ったこと」としているその思いは、何故あのような形で現れたのか。今後の反省とするならば、そこに向き合わずして根本が解決できるとは思いませんが。これ以上は、その方の問題なので。)私はというと、騒ぎを大きくして、相手に迷惑をかけたくなかっただけです。そもそも、横レスの内容は、私がコメントした内容を早とちりしたものでしたし、第一、私の気持ちは、怒りでは無く、困惑のようなものでした。そこが伝わらない部分で、説明するという事でもないのです。
前のIDの時にも(かなり前の話なのでどうでもいいことですが)、同じ人物から類似の難癖はありましたが、誰にも気づかれないように、それが元で騒ぎにならないよう、当時は一切触れませんでした。ただ、それ以来、私がこの方から距離を置いているのは確かです。
だらだらになってしまったけど、何があろうとも人を調べる訳にはいきませんね。そして、相手に尋ねることでもありません。自分の捉え方を調べて、自分の思い方にある間違えを見つけて、良い方向に直すしかないのです。
いろいろ思うことはあるのですが、人間関係は難しく、ましてや世代が違うと捉え方も違っていて、それに自分が揺れたり振り回されたりしているので、考えの視点が見つかりにくいと感じます。
いけない癖ですが、つい自分の状態を客観的に見て、納得させようと働きます。自分が気弱になって行く一方、居場所というのは自分なのでしょうけど、どういうのか、心底そこまで孤独になれないのかもしれません。ウダウダ考えているうちに、結局自分からいつも引いてしまうのですが、今回は、容易にそれができないので時間が掛かっています。誰かに思われているとか、名残惜しさを思われるとか、そんな事があるわけないので、自分がどうしたいかだけを考えたらいいのだとは思います。書けば少し整理できるかと思ったのですが、ダメですね。自分の事が歯痒くて仕方ないのですけどね。
さて、四日ぶりに戻った末息子の好物のお肉です。豚カツ用の豚ロースなので豚カツが順当ですが、あっさりと仕上がるポワレが好評なので、試しに作ってみました。
ポワレにする時には、パン粉は擂り潰して細かくします。そのため、油の吸い込みが少なく、それでいてカリッとしたフライの食感が期待できます。言わずもがな、大成功。(内心、これで救われた気がしました。)
豚カツを作るなら、ポワレです。
ところで、ポワレとは「蒸し焼く」というのが本来の意味のようですが、使われ方が現場で変化するのか、「本来」というのも堅苦しいですが、実際のところよく分かりません。今使われている意味は、表面がサクサクとした焼き上がりで、中はしっとりとした焼き方の意で使われることが多いようです。間違えでもなさそうです。いつか、真相が分かった時点で書くつもりです。
肉の脂と筋の部分に包丁を入れて縮み防止を施して、竹串で軽く筋切りしてから塩・胡椒します。刷毛で軽く小麦粉を叩いてから卵液を通して、細かく擂り潰したパン粉をまぶしてから冷蔵庫で30分置いて、パン粉を馴染ませます。付け合せの野菜を全て準備したら肉を焼き始めます。油は、フライをするほど沢山使用せずに、50ccほどで充分です。温度が適正だと最後に残る油も見た目では同じ位残ります。温度が低過ぎたり肉が多く、フライパンの温度が急激に下がると、最初に油を吸ってしまうので、フライパンの厚み、油の温度、肉の量の関係に要注意です。安全を見て最初は焼く肉の量を少なめにして、慣れるまで練習です。(筋切りの薀蓄☛)
付け合せの野菜
- 南瓜の蒸し焼きパルメザンチーズ
- アスパラガス
作り方
- 肉は早めに室温に置いて、火の通りが良くなるようにする。
- 周囲の脂身と肉の中ほどにある脂や筋の部分に包丁を入れて筋切りをしたら、赤身の部分は竹串で筋切りする。
- 2の肉に塩・胡椒をして小麦粉を叩き、卵液をくぐらせてパン粉をまぶし、軽く手で押さえて馴染ませる。
- バットに並べてラップをし、冷蔵庫で30分程休ませて、パン粉が馴染むようにする。
- 付け合せの野菜を準備したら、フライパンを中火にかけ、油を注いで180度に熱する。
- 表にする方を下に最初に焼いて、焼き色が付いたら裏返し、肉に完全に火を通す。※見分けが難しい場合は、竹串を刺して確かめる。
- 一度肉を取り出し、フライパンの油を払ったらバターを溶かしてパセリを加え、続けて肉の表になる方を下に並べてバターの風味をつける。
- 皿に盛り付けて出来上がり♪
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