2009-03-26

チャーシュウ(焼豚)と焼き野菜:スロークッカー編:嬉しいとはこのことです

 昨日は、小糠雨に見舞われた息子のお引越しとなって、少し動きが鈍った感もありますが、東京の雨の匂いが久しぶりで心地よくもありました。
 夕方には家路に着いたのですが、高速道路の途中で車の横転事故のため、一時全く動かなくなり、しばらくしてパトカーや事故処理の車がけたたましいサイレンと共に道を空けなるよう警告を発しながら到着。まだ救急車も到着しないような、事故発生後間もないタイミングに遭遇してしまいました。そのため30分以上遅れての帰宅になってしまいましたが、この時間を長く感じたのは私だけではなく、事故を催された人にとって、救急車の到着がどれ程長く感じられたことだろうかと思います。路上で寝かされていた人は、周囲の大騒ぎとは全く関係なく、目を瞑って静かに無意識の状態でいました。その顔が脳裏に焼きついて離れません。遠くで無事を祈っていますよ。 

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 さて、虫の知らせでもないのですが、朝、出かける前に仕込んでおいたチャーシュウ(焼豚)に救われました。家に着くと出来上がって待っていてくれるというのはこの事です。フワッと中華な香りが、「おかえり」と出迎えてくれたように嬉しく感じました。最後の仕上げとして、煮汁だけを小鍋で煮詰めて、濃いタレを作ります。その間に、野菜を焼く準備に取り掛かり、簡単でしたが充実した食卓になりました。
 野菜の丸焼きというと、最近では鯛の切り身の香草焼きで好評だった独活(ウド)などは、白アスパラ並みの美味しさでしたし、今ならブロッコリー、カリフラワー、キャベツなど系統は、大変甘くなります。肉や魚と一緒にオーブンで焼く方法に慣れ親しんできましたが、作為的に一品料理として作るのもなかなかのものです。

Uhy

 野菜をオリーブオイルでコーティイングすると、油の温度上昇と共に野菜全体の温度を均一に上げて、丸ごと蒸し焼きにします。袋に野菜を入れて油を落としたら袋を膨らませて袋を振るようにして、野菜に油を回します。食べる時に、銘々に塩や胡椒を振って、自分の好みで食べます。無くても勿論美味しいので、私は味付けしないで油だけで焼きます。焼き方は、オーブンで200度くらいで焼くか、ウー・ウェンパンなら鍋に敷き詰めて蓋をし、穴を三つ開けて半蒸し焼きもできます。
 チャーシュウは、私の蒸しチャーシュウのレシピから分量を変えて作りました。手順が違うので、同じような分量だと濃くなりますので、全く別のレシピと思ってもらった方がよいと思います。

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 スロークッカーのレシピでは、大きな肉のかたまりは、茹でるような下ごしらえを勧めています。灰汁を出す意味なのかなと思っていますが、私はチャーシュウは、焼いてこそと思っている感が拭えず、最初に醤油を肉に塗り込んで、表面を香ばしく焼いてから薄めの煮汁で4時間煮ました。前に豚の角煮を作った時に思ったのですが、角煮のレシピは、それはそれで良かったのですが、チャーシュウとなると、少し濃い目に味を感じられた方が、例えばラーメンに乗せたり炒飯に使ったりすることを思うと良いのではないかと思ったからです。出来上がりは、こうしたから良かったのか、しないとどうなのか分かりませんが、美味しくできていました。

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 「4時間」で「弱」にセットしてそのまま保温で6時間。帰宅した時は、また鍋が温かかったですが、本来はそのまま冷まして、タレの味を染み込ませます。取り出して、煮汁を煮詰めてタレを作り、スライスした肉に回し掛けて頂きます。
 帰宅したらできていたと言う感激は一入(ひとしお)でした。
参考
本格蒸しチャーシュウ☛

材料

  • 豚肩ロース・・600g
  • 葱の青い部分・・1本分
  • たまり醤油・・60cc
  • 水・・約2カップ(最後に肉がすっかりかぶる分量)
  • 酒・・30cc
  • 味醂・・30cc
  • 酢・・小さじ2
  • (4:2:1:1)
  • 生姜・・2cmくらいの塊1個(5mm幅のスライス)
  • にんにく・・2片庖丁の柄でぶっちと潰す)
  • 黒胡椒・・ホール小さじ1

焼野菜・・適宜

作り方

  1. 肉を内鍋に並べやすい大きさに切って、醤油小さじ3(分量外)を肉にまぶしてよく塗り込む。
  2. フライパンを中火にかけ、1の肉を並べて両面に焼い色をつけたら取り出す。
  3. スロークッカーの内鍋に2の肉を並べ、全ての材料を入れたら「4時間」「弱」にセットしてスイッチON。
  4. 保温の常態か、一度スイッチを切って予熱で煮て、冷ましながら味をしみ込ませます。
  5. 煮汁をだけ小鍋にとって、半分まで煮詰めてタレを作る。
  6. 肉を適当な大きさに切って、5のタレをかけて頂く♪

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