2009-03-15

鶏のささ身のチップス:歳のせいかうだうだと続く自分の事

 昨日は朝からずっと雨で、それも嵐のように強い風を伴って、容赦なく叩きつけるような雨でした。昼頃、前線の通過かと思われるような強い風と共に、冷たい空気が西から吹いてきて、あっと言う間に雪になりました。牡丹雪をしばらく眺めていると、そうですね、30分程でからっと青空がのぞき始め、すっかり冷たい空気に早変わりです。こういうのを総じて春めいて来ているというのでしょうか。
 一昨日も走れなかったので、お昼寝を返上してジョギングに出ました。
 立石公園から諏訪湖の対岸の山を見ると、雪の降った部分が白く薄化粧して、一定の高さから下は雪が無く、見事に二色の段になって、その境界線が直線となって諏訪湖を一周しています。おそらく、下の部分は、雪が降る間に解けてしまう温度だったのでしょう。そして、西から東に前線が通過した証拠に、西側以外の向きにある山肌には全く雪が付いていません。家で見ていた雪が、上空ではこんな風に降っていたのだと思うと、なんだか日常の当たり前のことなのでしょうけど、私にとっては自然の猛威とも感じられます。自然というのは大きいものです。
 Net上のことで以前からずっと気になっていることがあって、それは、静かにじっと自分の胸にしまっておこうと思っていますが、仕舞い込もうとするからなのか、何かの拍子に苦しくなる感じがあって、やり場に困るような時があるのです。このようなストレスを感じると、どこかにそっと書いて整理しておきたいとも思うのですが、同時に、書く前からそれは空虚な事だと思うのです。
 ネット上の事というのは、視覚に入ってくる事実以外は仮想です。読んでいる文字や見ている画像は現実ですが、その向こう側にある物は、自分の想像の世界です。自分の思いなのか、現実なのかの見極めが整理できていないので、どこまで自分がその事柄に向き合ったら良いのか分からないのです。言い換えると、独りよがりな解釈では合点が行かないということなのです。「現実」と思い込んでいるのは、実は「仮想」なのだという事を受け止め難いのかもしれません。納得のいく答えというものがあるとすれば、それは偏りでしかないし、重い部分を少しだけ癒すような、子供騙しのような錯覚に過ぎません。煩わしさを回避できるとすれば、それは自分から関わりを持たないようにするということかもしれません。考えても所詮答えの出せないことと分かっていながら、追い縋るように答えを出そうとするのは、いい加減しつこいな、何とかなるという甘い考えがどこかにあるからでしょ。そういう自分の甘さや弱さを恥じなさいよ、と苦しめているのです。 逃げるという意識を持つと卑怯者だと思い、相手の為になる行為だと思うと、少し前に出てみようかと思えるのですね。でもかなり言い聞かせの部分が入ってくるので、こういうのは偽善かも。後で後悔します。
 この様にうだうだ考えるのは、歳を取ったということでしょう。生きてきた年月分の乗り越え方があるので、先が見えてしまうのです。選択肢も見えてきます。ですから、人にも自分にもはっきりと結論付けられない事がどんどん多くなってきます。未解決のままでも気持ちが悪くないというか、時々首を出す程度の厄介なものです。
 山の上の公園から諏訪湖を一望すると、早く自分を許したいと思うようになります。雪が止んで、晴れ間が出てから直ぐに行ってみてよかったと思いました。気持ちが少し大きくなれるというか、自分というのは小さなものだとつくづく思います。

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 さて、今日の料理は料理というほどでもないのですが、歳を取って歯に自信がない方にはご遠慮頂いた方が良いです。画像は、何のお煎餅だと思います?鶏のささ身ですよ。ささ身を四等分してラップに挟んで潰すのです。一枚が、10cm位の長さです。面白いくらいに薄く綺麗に伸びますが、片栗粉を軽くまぶすと意外に丈夫になって、扱いが楽になります。これくらいの色になるまで中温でから揚げにすると、何を食べているか最初は分かりません。口の中で噛み砕かれて、始めてささ身かなと疑問を持つようになります。柔らかいものが多いので、しっかり噛んで食べるのも時には良いものです。

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P3140003_2  味付けは、今回はサンクゼールの韓国七味を使用しました。塩味ベースに白胡麻とにんにくが入っていて、少しピリッとします。無い場合は、ガーリックパウダーや七味、単に塩・胡椒だけでも美味しいです。

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 特に難しい事はありません。揚げ油も、鍋の底から1cm程のわずかな量ですし、中温の170度で気長に揚げるので、油切れも良いです。野菜の千切りと一緒に食べるのが、美味しい食べ方だと思います。似たお料理で、豚肉のスライスをカリカリに揚げて、マリネした「豚肉のマリネ」も参考にどうぞ☛

材料

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  • 鶏ささ身・・4本
  • 韓国七味・・適宜
  • 片栗粉・・大さじ1
  • ラップ
  • 揚げ油
  • 付け合せの野菜・・水菜と人参の千切り

作り方

  1. ささ身の中心の白い筋を包丁で抑えておいて引き抜き、4等分にそぎ切る。
  2. 小型のラップを15cm程切り出して、ささ身を真ん中に置き、韓国七味を振ってからラップで挟んで、底が平らなコップや肉叩きなどでペチャンコに潰す。
  3. ラップを広げて、刷毛で両面に片栗粉を叩いてもう一度包んで平べったく形を整える。
  4. 鍋底から1cm程の深さに油を注ぎ、170度の中温に加熱したら3の肉を数枚ずつ揚げる。
  5. 狐色に揚がったら引き上げて油を切る。
  6. 野菜と一緒に盛り付けて頂く♪

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コメント

ささみの新しい調理法発見
年とると食べられなくなるのは辛いので歯を大切にしようと思いました
でももう3年くらい歯医者行ってない…気になるところはあるのだけど。
削った骨は再生するのに歯は再生しないのが昔から不思議です。

投稿: 土佐犬 | 2009-03-15 15:52

こんにちは。
ご無沙汰しております。いつかは余った大根の料理方を教えて下さったのにお礼のコメントもせずに申し訳ありませんです。ではまた素敵な徒然日記と美味しい料理方を楽しみにしております!

投稿: あこ | 2009-03-15 16:15

土佐犬さん、こんにちは。
歯はお大切になすってつかーさい。
私はこの歳になっても全部自分の歯で、最後に治療したのは確か小学生の頃です。凄いでしょ。もっと凄いのが、この歳こくと、歯医者さんではヘタに削って治療せずに、「そのままお大事に。虫歯が大きくならないように温存しましょう。ヘタに治療すると「欠けます」から・・・」って、言われます。ので、敗者にはどうせ行きませんけど。

ささ身は、長く揚げるとその分水分がなくなるので、カリカリ状態になります。味噌系のディップやドレッシングで補うのもお勧めですぉ。

投稿: ゴッドマー | 2009-03-15 16:17

あこさん、こんにちは。
立ち寄ってもらって嬉しいです。年寄りの愚痴を読んで頂いたみたいですね。ありがとう。

いつでもお気軽にどうぞ、アドバイスはいいのですが、それがお役に立つ情報でないと意味がありませんものね(;;;´Д`)

投稿: ゴッドマー | 2009-03-15 16:25

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