2009-01-27

たこ焼き;中はとろーり外はパリパリの生地のレシピ:諏訪の朝鮮五葉

 一昨日、近くの神社で拾った松毬の話をしましたが、昨日、ジョギングの途中で、その神社の社務所に寄って、宮司さんと直接話をさせてもらいました。気になると調べたくなるしょうもない性格と、かるーいフットワークがまだ健在です。歳になると、動きが鈍くなり、気持ちの方も、もときめきが薄らいで何故かのんびりしてしまうそうですが、誰かが言ってたように、「両方とも努力すればいいのです」。ぁ、楽しみとしてです。P1240002
 何が気になったかと言いますと、食用の松の実が生る松は、寒い中国の「紅松」や「朝鮮五葉松」くらいなのです。そのことは、松の実を検索すると出てきました。ただ、諏訪も寒いですから、自生するものなのかと最初は思いましたので、散策するために里山歩きでもしようと考えていました。ところが、いつも買い物に行く肉屋さんのご隠居が、拾ったという話をしてくれた時に、ここら辺りで自生する松じゃないとはっきり言っていたのを思い出して、何故近所の神社に生えているのかが不思議になったのです。それに、そういうご隠居、あなた様はどこで拾ってきたの?とあまりに野暮(松茸とか岩魚とか栗、山芋、松ぼっくりもなどの在り処は、聞いても教えてくれるはずがありませんから)なので、質問しなかったのですが、諏訪のこの土地で、どうして生えているのかが疑問です。
 という訳で昨日行って、聞いて来た話で真相が分かりました。昭和天皇が昭和5年に下諏訪町にある諏訪大社秋宮をご参拝された時の記念の植樹だそうです。多分一本だけお持ちになったわけではなかったのでしょう、この神社から参加された宮司さんが頂いてきて、植えたそうです。例のご隠居が拾うのもその時のもので、別の場所(市内の小学校の校庭)だそうです。こうしてみると、諏訪には3本しかないわけです。樹齢80年にもなるこの木は、巨木で、地面から10m程のところから最初の枝が生えていますので、見上げてもその特徴である五葉に気づくはずもなかったわけです。
 宮司さんに、拾った松の実が大変美味しくて感激した話をしますと、それはとくいまれな話で、この松にとっては諏訪の気候は暖か過ぎるらしく、実には虫が入って、落ちたものが食べられた試がないそうです。私は、ひどくラッキーだったらしい。宮司さんは、神社の境内に、松を増やすために種を取り出そうと随分探したそうです。増やす方法は、挿し木では育たないため、種から苗を育てる方法で、全て失敗に終わったそうです。取り組む姿勢が、随分アカデミックな宮司さんだと感心して帰ってきました。私とは大違いです。
 胸のつかえもスッキリしましたが、昭和天皇の話や、知る人ぞ知るという諏訪の朝鮮五葉の事を知ったことは、実際の歴史に触れたという実感があります。テレビで、古墳の発掘などのシーンでその感動を伝えている場面がありますが、受け止める側に関わりが有るのと無いのでは、その感動も全く違うものです。たかが松の実ですが、この一粒と80年の歳月との引き合わせは、実感として残るものになりました。

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 さて、久しぶりのたこ焼きです。たこ焼き用の鉄板を直火に掛けて、火加減をコントロールしながら焼く方式です。我が家の好みは、生地が重くないタイプで、表面はパリパリで、時間が経ってもしぼまないような焼き具合です。この理想に近づけるために今まで何度なく繰り返して出来上がったレシピです。いつもは見分量、目分量でしたが、今回は、書く事を意識したので最初から全て材料を量りました。特殊な材料を使っているわけでもないし、関西では、たこ焼きにうるさい人が多いので笑われるかもしれません。が、めっちゃ美味しいです。

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 始めに断っておきますが、生地には濃い味付けはしません。卵を解いて、鰹出汁、小麦粉、浮き粉を混ぜてから、すった長芋を加えて、少量の塩で味付けします。また、野菜のみじん切りを入れるのが一風変わっているのですが、白菜やキャベツのみじん切りを花鰹と一緒にお醤油で和えておいて、焼く時に振り掛けます。具としては、この野菜のみじん切りと大きめに切った蛸です。出来上がったら、ソースやマヨネーズ、醤油などの好みのものを付けて食べる方式です。

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 生地に浮き粉と長芋を加えると、生地がトロリと透き通ったようになります。浮き粉というのは、小麦粉を精製して取り出す粉のことですが、これを加えると生地に弾力がついて、それでいて滑らかで舌触りが良くなります。海老蒸し餃子の透き通った生地に使う粉です。我が家のたこ焼きは、明石焼き(あかしやき)に近いかもしれません。

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材料(70個分)

  • 卵・・3個P1260006
  • 鰹出汁・・800cc
  • 小麦粉・・200g
  • 浮き粉・・50g
  • 長芋・・300g
  • 塩・・小さじ1
  • 蛸・・300g
  • 白菜(又はキャベツ)・・250g
  • 花鰹・・適宜
  • 醤油・・大さじ2

作り方

  1. 大きなボールで卵を良くほぐして塩を加え、鰹出汁を加えてのばし、浮き子と小麦粉を混ぜる。※順番を間違えないように。
  2. 最後に長芋をすって入れ、良く混ぜ合わせたら3分ほどねかして、生地を落ち着かせる。
  3. その間に、白菜を5mmくらいのみじん切りにして花鰹を手で揉みながら和え、醤油で味付けする。
  4. たこ焼きの鉄板を熱く予熱して、煙が出始めたら鉄板が焦げ付かないように油を良く回す。
  5. 穴が隠れてしまうくらい生地を流し込んで、蛸を穴に1個ずつ入れ、白菜を散らす。
  6. 表面が剥がれるようになってなってきたら、繋がった部分を分けて余分を穴に詰め込むようにしてひっくり返す。
  7. 両面が香ばしく焼けたら取り出して、好みのソースを付けて頂く♪

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コメント

こんにちは。お寒うございます、といっても信州の寒さは横浜の比ではないでしょうね。昨日、このたこ焼き生地のレシピをプリントして娘に渡すと、『おっ、うまそう、早速これでやってみよう!』となりました。うちでは彼女がたこ焼き奉行です。既に上の大学に進学が決まっている彼女は時間がたっぷりあるので、今日あたり作ってくれると思います。最近はクミンシードの魔力にすっかりやられ、スリランカカレーを何回か作りました。本日のキーマも時間の問題でしょう。近いうちにまたご報告します。

投稿: 大左衛門 | 2009-01-28 13:58

大左衛門さん、こんにちは。お元気そうで何よりです。

子ども達は、うちにいた頃は、友達同士でたこ焼きパーティーと称して、材料を持ち寄ってよく作っていました。上の息子は娘さんと一緒の大学一年生ですから、この年代ではお得意芸なのでしょうか。小さい頃から遊び感覚でやらせていたのが幸いしたのか・・・。今夜は楽しみですね。お父様としては、なおさらの事、娘さんの手作りを満喫してください。
材料の「浮き粉」ですが、中華街では500g入り袋で食材屋さんに売っています。もし見つからなかったら、カテゴリーの「御用達店」のPetit Chinois(店名:横浜プチ・シノワ)  TEL 045-250-0588の社長が友人です。問い合わせされると良いかもです。

キーマカレーは、澄んだ美しいカレーのスープといった出来栄えでしたよ。脂が抜けてヘルシーです。(もしかして、メタボ?)では、また。

投稿: ゴッドマー | 2009-01-28 16:11

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