牛肉のキーマカレー:スロークッカーの威力でやってみた!マジ美味しい:苛立ちの在り処
昨日は、何も起こらずに終わってしまった。特別な事を期待しているという意味ではなく、日常は普通に流れているのだけど、自分が密かに待ち望んだ事が起こることが楽しみで、そういうちょっとしたことが含まれた日常が、日々の活力になっているのかもしれない。何も無い今日を早く終わりにして、もしかしたら輝くかもしれない明日に早くなるように願って、この諦めの気持ちを埋めているだけなのかもしれない。
平常心を失うほどの心の乱れや、どうにもならない事への苛立ちも、若い頃と違って占領されてしまうほどのものでもないとは思いつつ。でも、キツイものです。気分を変えようにもどうにも変わらないことが、更なる苛立ちとなってしまうものです。こういう気持ちと上手く付き合えないものかとつくづく思います。
どうにもならない事というのは、どこまでをどうしたいと思っていることなのかと自分を振り返ってみた。究極、心の底にあるのは独占欲的なものかな。占有したい対象が、人だったり物だったり何かの願い事だったり。手に入った時の空しさを思うと、この苦しい苛立ちを温存していた方が、よっぽど独りよがりな幸せなのだと思う。その独りよがりの幸せは、贅沢な孤独なのだろうと思う。とても輝かしくは見えないけどなぁ。でも、ほんの些細な事が自分を支えているように思うし、その些細でささやかなちょっとした光が、もしかしたら明日見えるのではないかと、そういう気持ちを温存する事かな。
今日は、マイブームのスロークッカーで牛挽肉のキーマカレーを作ってみました。インドでは、牛肉は食べないでしょと、突っ込まれそうですね。そうかどうかは別として、私も牛肉で作るのは初めてです。牛挽肉カレーとしておきます。
スロークッカーのお得意料理の煮込みですから、材料を準備したら内鍋に入れて水を加え、混ぜてスイッチをONするだけです。
で、今回ちょっと気になったのが、かたまり肉ではなく、挽肉という点です。挽肉は、細かい肉ですが、以外に硬いのです。牛肉を部位別に精肉したあとに残った赤身と脂身を適当な比率で挽いたものなので、柔らかい部位はまず使用していないハズです。お肉屋さんの話では、精肉した後で、最終的に形が無くてもよしとする肉の残りをうまく集めたのが挽肉だ、ということです。そういう理由から、赤身は硬いのが然りなので、脂身を適度に施して肉質全体をソフトに仕上げてあるそうです。ですから、ちょっと肉が硬くなるのではないかと不安だったわけです。
出来上がってみるとまったくそんなことはありませんね。肉の繊維を良く見てみると、拡がって、ふやけて火が通ったような状態になって、他の材料と混ざり合っています。脂は溶け出して、見事に浮いています。この脂を掬って廃棄するかどうかは好みの問題なのと、私は、カロリーを抑える意味で掬って廃棄します。
ざっとこんな感じで、初めて食べるソフトな食感のキーマになりました。鶏肉で作ってもきっとこんな風に繊維が柔らかく、食べやすくなるような気がします。
カレー粉に頼らずに、全てハーブだけで作ったせいか、スープが透き通っていて上品ですし、サラッとしたスープカレーといった仕上がりです。胃の負担が大変軽くなると思います。ご飯にはターメリック、バター、夏場に冷凍したコーンを加えて炊き込みました。
材料
- 牛挽肉・・500g
- 玉葱・・300g
- トマトピューレー・・カップ1/2
- にんにく・・3片
- 生姜・・みじん切り大さじ3
- ローリエ・・2枚
- シナモン(粉)・・小さじ1/2
- パプリカ(粉)・・小さじ1
- ナツメグ(粉)・・小さじ1/2
- カルダモン(粉)・・小さじ1/4
- クミン・・小さじ1/2
- コリアンダー・・小さじ1/2
- ターメリック・・大さじ1
- 水・・800cc
- パセリ・・適宜
- キッチンペーパー(灰汁取りようとして最後にかぶせる)
※ カイエンペパーは好みで最後に加えるか、銘々の皿で加える。
作り方
- 順番に切りながら鍋に入れていきます。生姜とにんにくのみじん切り、玉葱のみじん切り、ハーブ類、トマトピューレー、水、牛挽肉を全て内鍋に入れ、混ぜ合わせ、キッチンペーパーを覆いかぶせてタイマーで「4時間」「強」にセットしたらスイッチON。
- できた!パセリを散らして出来上がり♪
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