じゃが芋と玉葱の重ね蒸し:スロークッカーの熱源になるほど納得
スロークッカーの宣伝をしたい訳ではないけど、していますが、はまりますよこれ。何でもとても美味しくできるのが、お勧めの一番の理由です。次に手間の問題。じっくり時間をかけると美味しい料理は沢山ありますが、その根本を変えることなく調理できることが気に入りいました。スローフードの運動家でも何でもありませんが、触れて知ってみると素晴らしい伝統料理は、七輪のとろ火でことこと作ったりする物などがあります。例えば、煮豆や佃煮の部類ですが、そのような昔の料理法を再現するのは難しいですが、スロークッカーなら可能になります。それと、この調理器が楽しい理由は、創造性を大いに掻き立てられてしまうことです。調理器具としての専門性の幅が広く、思考の柔軟性を問われます。それがいい刺激で、私の場合は、ワクワクします。
こういうことにワクワクしてこない人も多くいます。創意工夫という思考自体が素地にない方です。でも、そういう方でも望みがないわけではなく、面倒臭がりなら、それは逆に、凄い素質をお持ちです。それこそが、物事を発明する為の動機になるのですから、こういう方からどんどんスロークッカーの新しい料理や調理法が生まれてくるのではないでしょうか。ただ、「面倒臭がり」は持って生まれた才能なのに、何がダメかと言うと、基本的にやらないで済ませる人が多いのです。ここが、発明の光が差さない所以でしょうね。それがとても残念です。私はダメです。私は、才能はありませんし、天才の素地もありません。小まめで面倒臭がらずにちゃちゃっとこなしてしまうので、頭を使うことが少ないです。因みに、我が家の子ども達は、全員素質はあります。まだ芽が出ていないだけです。きっと。
さて、凡人の私は、未だにレシピの通りに作ってみて喜んでいます。今日は、じゃが芋と玉葱の重ね蒸しです。雛豆や鶏肉を柔らかく煮る事はクリヤーしましたので、今度は蒸し料理です。
このクッカーの特徴ですが、鍋の底には熱源はなく、側面から熱が内鍋全体に伝わります。ですから底を焦がすという失敗はない代わりに、側面の熱源に、調理する材料が当たっている必要があります。注意書きにもありますが、底から3cm以上の部分までです。側面から材料が加熱され、底の部分に溜まった水分がじんわり蒸発して調理するわけです。分量のワインも大変少ないので、じゃが芋と玉葱の水分主体で調理するに等しいです。こうなると、とびっきり美味しいじゃが芋で作ったろうか、ということに自然に気持ちが働きます。かといって、どこにそんなじゃが芋があるのかしりませんけど。マイ畑のじゃが芋は食べ尽くしてしまったので、地元の自由農園のじゃが芋と玉葱で作りました。
じゃが芋の皮を剥いて、スライサーでじゃが芋をスライスし、玉葱は半分に切って、横にして薄くスライスします。鍋にバターを塗って、じゃが芋を敷き詰め、玉葱をパラリと乗せたら塩と胡椒を振ります。これを繰り返して、最後に白ワインを振って「強」で1時間半もすると竹串がスッと通るほどになります。ここで溶けるチーズを乗せて10分ほど加熱すると丁度食べごろになります。
材料
- じゃが芋・・大き目の4個
- 玉葱・・大1個
- 塩・・小さじ1
- 胡椒・・適宜
- 白ワイン・・カップ1/4
- 溶けるタイプのチーズ・・40g
レシピでは固形スープの素を使っていますが、私は塩と胡椒だけで、少し多めに最後に振りました。要はこれだけですが、底の部分に熱源がないという設計で、蒸し料理がこの様に出来上がるのは納得です。この設計者は賢いですね。他のメーカーで、底の部分に熱源があるタイプの場合は、結果的に、水分の少ない蒸し料理はできないということでしょうか。もっと水分を多くする必要があると思うので、それは蒸し料理ではなく煮込みですし。例えば、このクッカーでプリンを作る時は、水を張るだけですが、底に熱源があるタイプのクイジナートのクッカーは、水を張って網を敷くようです。用途も考慮して、熱源がどこにあるか買うときに要チェックです。
老婆心ながら、このタイプのスロークッカーは、メーカーも数社あって、安価なものや高価なものもありますので、どれを買うのかよく調べた方がよいと思います。用途によって選び方が決まると思いますが、使い勝手が幅広い方が、料理の幅も広がるのは言わずもがなです。
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