海老とグレープフルーツのサラダになぜか蕎麦粥:意外な隠し味
蕎麦粥を食べるのに、なぜ理由をつけたくなるか。そうなんです。最近、おじややお粥のようなものが無性に食べたくなるのです。噛むのが面倒だとかの理由は一切ないのですが、あまりに年寄り臭いものを好んで食べたがっているようで、この際「最近歳かしら・・」と、意識して言い添えるようにしています。そういう言い訳に疑いを持たれなくなるというのも違和感があるのですが、白いご飯が好きな家族から文句を言われない為の非常線を張っておくのです。こういう話はニュアンスが微妙で、同世代でないと理解されないかもしれませんね。
市内には粉屋さんと呼んで、昔ながらの木造の佇まいで、入り口が正に「土間」と呼ぶにふさわしい店構えの歴史の古い製粉所が何件かあります。そのうちの一件で、ここへ行くと石臼で挽いたそば粉や蕎麦の実を量り売りしてくれます(☛参照)。蕎麦粥は蕎麦の実を軽く煎って水から5分(倍の水)か7分(7倍の水)のお粥にします。お米のお粥と違って、水分を含むのが早いので、沸騰後10分で直ぐに食べられるほどです。湯気と一緒に蕎麦の香りが漂って、それはなんとも言えず癒される香りです。
カップに1杯(200cc)の煎った蕎麦の実を7倍(1400cc)の水から中火で煮始めます。沸騰後火を弱めて、弱く沸騰した状態を維持しながら10分炊きます。ご飯茶碗でお代わりをして、4人分くらい出来ます。
もう一つ、塩ゆでした殻つきの海老のさっぱりサラダです。
私のように家で過ごす人は、みかんやリンゴなどの果物は食べ放題で、ビタミンが欠乏するようなことは殆どありませんが、朝から夜まで出かける人は、とかく欠乏気味です。特に男性は、食べること事態を面倒だという人が多いです。乾燥が続く天候で、喉の調子がおかしくなったり風邪を引き易くなるので、料理に果物を活かすことを意識しています。
今日は、出来れば食べて欲しい果物だけど、「半分に切ってスプーンで食べるというのが面倒で」と言われてしまうグレープフルーツです。薄皮を剥いて、果肉だけをセロリと一緒にソースで和えて海老サラダにしました。隠し味は手製のガリのみじん切りと漬け汁(☛レシピへ)です。そう、お寿司を食べるときに、山葵がツーンと来た時に慌てて口に含むアレです。ケッチャップとマヨネーズを混ぜ合わせたソースを一般的にはオーロラソースと呼びますが、味のインパクトを強くする為にガリが非常にいい役割をします。
柑橘類の薄皮を綺麗に剥く方法は、房の外側に浅く包丁で切り込みを入れ、切り込みに沿って二つに割ります。果汁を無駄に潰してしまったり種を取り損なうことなく綺麗に剥けます(☛美生柑参照)。 そう言えば、ガリガリ君にグレープフルーツ味!また、夏場にお世話になります。あまり甘くないので好きなアイスチャンディーです。
材料
- 海老の殻つき・・8尾
- グレープフルーツ果肉・・半個分
- セロリ・・1本
特製オーロラソース
- マヨネーズ・・大さじ2
- ケッチャップ・・大さじ1
- ガリ君・・千切り大さじ1
- ガリ君の漬け汁・・大さじ1
海老の茹で汁
- 水・・200cc
- 塩・・小さじ1/2
- 酒・・大さじ1
作り方
- 海老は背腸を抜き取ったら沸騰した茹で汁入れ、赤身がさしたら火を止め、そのまま冷まして殻を剥き取る。※硬くなるので茹で過ぎに注意
- グレープフルーツの薄皮を剥く。
- セロリの葉をむしとり、軸だけ軽く塩茹でして斜めに5mmの厚さでスライスする。
- ソースの材料をボールで混ぜ合わせたらグレープフルーツとセロリの軸を和える。
- 皿に1の海老を円を画くように並べ、4を中央にこんもり置いてセロリの葉を乗せて出来上がり♪
※現在の諏訪の国道20号の状況(雪のため)liveカメラ by LCV提供☛こっち
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