2008-12-03

きゅうりと黄菊の酢の物(三倍酢):形や大きさが違って何か問題でも?:永田農法から学ぶこと

Pc020005  最近は、八百屋さんでも不ぞろいの野菜が陳列されるようになりました。ええ、ご時勢というものですね。でも、野菜から見たらずっと昔からこれは当たり前です。こんな事を言うのもなんですが、最近のお若い方々は、昔の八百屋の感覚をご存じない方が多いと思います。それよりも、畑で野菜が育つ様を見れば一目瞭然で、どの子も顔や体つきが違って当たり前です。それが、きれいに揃った状態で売っていますので、野菜はそんなものだと思われているようです。余談ですが、もっと悲惨な話で、テレビのコマーシャルで見た使用済みの紙おむつの色がブルーなのを見て、自分の赤ちゃんのおしっこがブルーでない事を心配している若妻とか、擬似的な体験しかないということでしょうか。私の想像をはるかに絶した現象なのだと思うので、回りくどいですけど、野菜は大きさも形も全てまちまちだという説明です。

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 選別の手間をかけずに、曲がりくねったり大小さまざまなキューリが一袋¥100です。値段のことよりも、手間暇かけて、野菜の選別をして売る必要がどこにあったのか、という昔からの商法を断ち切る経済感覚が、売る側と買う側に必要な事のような気がします。要は、昭和の30年代に戻ればよいのです。そう言えば、エコの話で、ユニクロは、紙袋に切り替えると報じていました。以前はずっと紙袋だったと思いますが、また戻るのですね。数年前、あそこは、野菜事業を断念してしまいました。と、いつものところで扱っていたはずと思って探してみると、あった!(☛参照)かなり詳しく書いてあります。スキップという会員制のオーダーシステムも、着眼はいいと思うのに何故か、コンセプトの問題なのか、言われるように糸井重里が絡んだせいか、永田農法の野菜が食べられなくなって残念でした。価格的にもなかなか上手くいかなかった例ばかりです。このご時勢では、誰もが財布の紐を締めて、できるだけ無駄使いをしないという流れですから、これをチャンスに、不必要な選別や誇大包装はやめて、昭和の30年代に戻るというのが個人的には嬉しいです。
 私は、今年、永田農法で野菜作りを始めましたが、何度も話してきましたように、自給自足者が増えるということは、更に個別社会になるということで、それは望むものではありません。できればこの美味しい野菜を日本中に行き渡らせられるような起業なり、運営が成り立たないものかと願うのです。ユニクロは、そういった意味で、試金石だったとは思います。永田農法の野菜が普通に手に入る世の中になったらすごく豊かな社会になると思うのです。特に永田農法は、野菜が環境に順応して、そのものが本来持っている力で育ちますので、理にかなった立派な自然農法なのだと思います。言わば、有機農法を真っ向から否定した農法だと言えます。その野菜を毎日観察しながら、その育つ様を見ている私は、まるで子どもがはいはいや、つかまり立ちしたり、歩行したりするのを見守る親でもあるかのように、当たり前の事が嬉しいというような喜びでです。人参やじゃが芋の皮を剥かないのが当たり前になったり、緑色だと思っていたえんどうが、実は青いのだと知ったりです。これらの事全てが、自然の営みなのだと受け止めながら、同時に自分が豊かな心情になっていくのがわかります。だから、曲がったキューリがかわいく、愛おしいのです。これが、昭和30年代なんですよ。いえ、普通に当たり前なのです。

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 その曲がったキューリは、金山時味噌や柚子味噌、味噌マヨネーズといったものをちょんとつけて頂くのもいいですし、輪切りにして菊花と一緒に酢の物なども美味しいです。キューリのスライスを、2%の食塩水に10分ほど浸して固く絞ったら、同じように酢で茹でた黄菊(☛参照)を良く絞って、一緒に三倍酢(☛レシピ)で頂きます。菊の花びらは、ほんのり甘くて、シャキシャキした食感ですから、キューリと相性がいいです。

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