2008-12-13

土佐のつがに汁(モズクガニの澄まし汁):世知辛い世の中でございます:雑感

 くたくたに疲れて、精神的に参っちゃったな、と。こんな時に、内包していることは、パートナーには言えることではないかな。どういうのか、家庭に起こる様々な問題の解決は、当事者としてパートナーと相談したり、時には、感情的になって、熱く言い合ったりもしますが、そのような時は、心の痛手を言えていないです。痛手を何らかの形で表現していたら、それはもっと穏やかでじっくりゆっくり搾り出すような話し方になると思うし、そう話せるときは、力尽きて降参している時のような気がします。私の場合は誰にも言わないかな。パートナーに相談したい問題ではないと言いたいのではなく、長年の学習から、私がその対象に思っていないだけなのかもです。ここが難しい問題。何でも相談しながら進んで行くというのが本来のパートナーだったらどんなにいいかとは思うのですが、自分の中に、話したところでどうにもならない、という身勝手な諦めがあります。男と女は考えている部分が異次元ですから、だからこそ違う立場の者としての意見が活かされたらどれ程いいかと思います。でも、往々にして、「わかってくれない」のような、相手に甘えているだけの自分が露呈するだけなので、やっぱりこれじゃーあかんね。涙が頬をつたいます。それでは所詮解決しません。諦めとはちょっと違って、相手に求める問題ではない事を求めているようでもあります。この辺の割り切りや判断は、男性の方が早いし、考える回路が違うと思います。何処にも行かれない、何処からも求められない空虚な寂しさはいつも一緒にいるのだと思います。
 一方、世の中がだんだん世知辛くなってきて、益々生きる手ごたえを感じなくなってきているのを受けて、失われた10年と言われる1990年代のバブル崩壊後、それを取り戻すでもなくまた、ここで世界規模の金融危機が始まっています。私達が生きて経験する最悪の金融危機ではないかと思います。そして、ニュースでは、連日、凶悪な犯罪の横行を報じていますが、人は殺伐とした空気に益々荒んで行くのでしょうか。
 どう考えても不当だという解雇に対して、抗議の訴えも一つですが、企業存続の為には如何ともしがたい問題が山積みだという事も、立場を変えると想定内としておくべきですか。しゃあけえ倒産を免れない事もあるわけです。「こらえてつかあさい!」大ちゃん。

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 さて、昨日は、高知の土佐から珍しいものが届きました。藻屑蟹(モクズガニ)の澄まし汁で、つがに汁と呼ばれているそうです。たいへん希少で、珍味とされてるそうで、頂いてから早速調べて分かった次第です(☛参照)。潰して水で漉した状態のものが冷凍されていましたので、生です。解凍後、火にかけて醤油を注すとフワフワと身が凝ってきます。茄子と胡瓜を加えて、塩と酒で味を整えたら出来上がりです。と、言われるままに作ってみましたが、凝った身は、軟らかい豆腐のようで、蟹の風味と甘さが、なるほど田舎料理、と頷ける素朴で美味しい。郷土の料理と言うのは、その土地の旬に生み出された最高の食べ方だと思うので、本当に貴重なものを頂きました。ご馳走様。

材料

  • 冷凍つがにの漉し汁・・1ℓ
  • きゅうり・・1本
  • 長茄子・・1本
  • 醤油・・大さじ3
  • 酒・・大さじ3
  • 塩・・小さじ2

作り方

  1. つがにの漉し汁を解凍し、中火にかける。
  2. きゅうりは輪切り、茄子は5cmの短冊に切る。
  3. 煮立ってきたら、表面の灰汁を掬い、醤油を注す。
  4. 凝ってきたらきゅうりと茄子を加え、煮立ったら酒と塩を加えて味を整えて出来上がり♪

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コメント

モズク蟹って上海蟹のことなんだよね。こちらじゃまだ売ってるよ。渡り蟹より高い値段だぜ~信じられないよ

投稿: QDtank | 2008-12-19 01:25

QDtankのとうちゃま、おはよう。

9月頃から旬で、観光客が蟹に集まる有名な料理ですよね。しかも高価なハズでしょう。一年中は無いわけだし。中華料理の専門家にしたら、四万十川のモズク蟹に勝るものはないと言いますが、私、身を頂いたことがないので、どれ程のものか興味はあります。中国じゃ、外国人が食べるようなところが仕入れてしまうんじゃない。(青島ではどうせ無いでしょう?)

投稿: ゴッドマー | 2008-12-19 09:26

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