2008-11-29

日本の調味料だけでナシゴレン(インドネシアの炒飯):娘の交通事故から病んだ社会をどう見るか:三浦久さんのこと

 子どもが成長する間には、いろいろな事があるものです。先日、娘から、車に当て逃げされて警察に届出に来ていると連絡が入り、これを聞いた瞬間「怪我の状態」「過失の有無」「何の届けか」などの思惑が一瞬にして頭を過ぎったのですが、まるで「さっき聞いたニュースの話」です。自転車に乗った娘に横から突然発進して来たそうです。運転者は、直ぐに車から降りてきて何をしたかというと、転倒した自転車をどかしてさっさと車を走らせて逃げてしまったそうです。幸い怪我は軽かったのですが、これだけのことでも腹立たしいわけです。今も何食わぬ顔して、どこかにその犯人がのほほんといるかと思うと、悔しい思いです。そして、もっと情けないのが、娘が勤める会社では、社会保険に加入していないのです。かつては加入していたのかもしれませんが、会社のホームページでも、ちゃんと「各種社会保険完備」とあります。それなのに・・・。このご時勢ですから、何処も経営は大変だというのは察します。それにしても事故に遭遇して始めてそのようなことが発覚するというのも、こちらも不注意だったのは確かです。これは、娘が社会勉強した部分としては大きい事です。通勤中の事故にもかかわらず、労災や休業補償もないわけです。社会保険庁のずさんさに呆れた挙句、反発して誤魔化したり、保険料の支払い義務を怠ったりすれば、当然保障もされません。でも、企業が生き残るかどうか、明日は真っ暗だと、どこの会社も悲鳴をあげている中で、社会保険料の滞納は後を絶たず、保障もされずです。こんな世の中に私達は生きているんですね。今年、就職が内定していた人達も、多くが取り消されているとニュースで聞きました。娘の怪我から、今の社会では何が正しいのか間違っているのか分かりにくく、本当に病んだ社会なのだと思い知らされたかたちです。

 昨日のulalaさんのエントリーを拝見して、実は、娘の一件をここに書く気になりました。このような折、少し癒されたのが三浦久さのメッセージです(☛参照)。あまりの悔しさと、このようなことが頻繁に起こる今の社会が許せない気持ちで一杯でしたので、その部分だけを書く気になれませんでしたが、

「人間にとって、とにかく一番重要なものは、自由なんだね。自らの判断で、自らの責任のもとで生きていく、それが大事なんだ。日本でも、もっと早い時期に、子供を一人前の大人とみなして、自らの意志で生きていくのが当然といったような、そんな社会になっていってほしいね」(一部抜粋)

という、インタヴューでの三浦さんの発言に癒されたのです。どれほど落ち込んで、気持ちが荒んでも、将来への展望が見えてきて、それを願う人の存在を知ったというだけでひどく気が楽になるものです。このまま、ダメな国日本の日本人にはなりたくないですよ。

 この三浦さんは、私の住む家から7~8分の高校の出身です(☛Wikipedia)。生まれは辰野町と聞いて、私は、長野県で生まれた訳でもないのに、何故かここの部分にだけ親近感が持てました。経歴がユニークで、魅力溢れる方です。エッセイも書かれているようなので、今書籍を探しています。

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 さて、今夜はナシゴレンです。ナシ=ご飯、ゴレン=炒めるの意です。見ての通り、インドネシアの炒飯です。アジア諸国料理には、なんとなくホッとします。あの、複雑な味付けは、その土地の調味料を使うほかありませんが、ナシゴレンは、無くてもそれに近い味付けが可能でです。ケッチャップマニスという、インドネシアの醤油(ですか?)があるといいです、無い場合は、ケチャップと醤油を合わせて代用します。出汁は、海老や烏賊、蛸(タコ)などをにんにくと玉葱のすりおろしと炒め合せるので、それだけでインドネシア風になるから不思議です。深いところで旨味を堪能できます。何故か目玉焼きがつくのですが、多めに油を使ってturnoverにしました。揚げ卵のような感じに黄身は勿論半熟で、ご飯と一緒にそのとろっとした所を頂きます。

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材料(ご飯3合分)

  • ご飯・・3合
  • キャベツの葉・・2~3枚
  • 鶏もも肉・・100g
  • 烏賊(ゲソやエンペラーなど)・・100g
  • 茹で蛸・・100g
  • ケチャップ・・大さじ2
  • 醤油・・大さじ2
  • 塩・胡椒・・適宜
  • 生卵・・人数分
  • 付け合せの生野菜・・適宜

サンバル(辛味調味料)の材料

  • 玉葱・・1/4個
  • にんにく・・1片
  • 鷹の爪・・1個
  • 塩・・小さじ1

作り方

  1. サンバルの材料をすりおろして混ぜ合わせておく。
  2. キャベツは2cm、蛸、烏賊、鶏肉は粗いみじん切りにする。
  3. ケチャップと醤油を混ぜ合わせておく。
  4. フライパンに多めの油を熱して、人数分の卵をturnoverの半熟にして油を切っておく。
  5. 4のフライパンの油を大さじ1ほど残して、鶏肉を炒める。
  6. 鶏に火が通ったら、サンバル、蛸、烏賊を順に炒めながら加える。
  7. 全体に火が通ったら、ご飯を加えて更によく炒める。
  8. 最後にケチャップと醤油を加え、香ばしくなってきたら塩・胡椒で味を整える。
  9. 大き目の皿にナシゴレン、turnover、野菜を盛り付けて出来上がり♪

ulalaさんちの晩御飯

画像をクリックするとulalaさんのページにジャンプします。

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コメント

料理の感想になってないのでなんですが、三浦先生が、サンタバーバラの町を1990年に再訪するというくだりが、件の本のエピローグとしてあります。
そこで、なんか変わってしまった街にちょっと失望された先生は、メッセージを受け取ります。
あなたより若い世代だって捨てたもんじゃないよ、ほら見てごらん、というような感じでしょうか。
そこには、若い世代に暖かいまなざしを注ぐ先人(というと大袈裟ですが)の視線がありました。

いつも物事のいい側面だけをみているわけではないですが、やはりこうやって皆さんの目に晒されている(それも任意性で、見る人は自分の意思でこのサイトにたどり着いて好きでこうやって読んでいるのですから)場所で、こうやってお互いに時間をかけて何かを綴っているのですから、なんかポジティブにいきたいもんです。

それは微妙に実生活とはずれているのでしょうが、それもこのネット社会の醍醐味であるのだと思います。
お互い息をして、その土地土地で生きて、時々こうやって覗き見て、一礼して、何かを書き込んで、そして影響されたりもする。いやならたとえば目を背けてきびすを返すことだってできる。それが日常生活とは異なる点でしょうか。

三浦先生という稀有の存在に触れて、またボブ・ディランが今触媒となって、しばらく走れそうです。

ホント料理と全然関係ないので、すみません。

自分もスコッチエッグ大好きで、母親が今日何を作って欲しいメニューの中のひとつに確実に入っていました。その割には自分では作っていないので、これまた作らんといかんメニューのひとつとしてインプットされました。が。下宿屋のカレーについてですが、あまり具を入れすぎるのもどうなのかなと、自分作では反省しました。タコが余っていたもので。でもタコと大根だけのカレーとかもいいかも。

投稿: ulala | 2008-11-29 16:39

ulalaさん、こんばんは。

丁寧なコメントを頂いて嬉しいです。

自分がエネルギーを放出した実感があって、すごく空っぽな感じになるような感触を得られるエントリーの書き方というのがあって、正に仰るような“なんかポジティブにいきたいもんです”の部分かと思います。どうせやるなら今の自分が少しでも良くなって、新しいものを受け入れやすくなりたいと思います。そのような心境をできるだけ用意していたいと願っています。

三浦先生の魅力は、ディランやその時代の良さをもっと知っていくことで深まると思います。私も楽しみです。

人混みが好きではない私ですが、めっちゃ混む辰野町の「蛍祭り」に来年は、鬼に笑われても「行く」と、ここで宣言しておきます。

料理のブログは自称ですけど、そこらへんは柔軟です。エントリーの内容でも、最も外しているのが私なので、忌憚なくコメントをしてもらって結構です。むしろ何でも話して頂くと気兼ねが無くなって楽しいです。

投稿: ゴッドマー | 2008-11-29 18:12

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