2008-11-07

スパゲティー・ミートソースでグラタンのアレンジ:男の生き方と料理の会得は関係あるのです

 少し先に生まれたというだけで、何かと厄介がられる老婆心をお許しください。
 あるブロガーのコメント欄で「お父ちゃんが死んでしもうた。」という、たったの一行コメントが目に飛び込んだ時は、まさかの冗談ではなく、ほんとうなのかもしれないと思ったのです。いつもの彼のコメントは、独特の世界観から発している風で、コメントしているエントリーと何がどこで関係しているのかも察し得ないことがよくあります。その彼のコメントが、珍しくたったの一行。それにコメントするオーナーの言葉に泣ける。「・・・さん、それが悪い冗談でなければ、言っておきたいことがあります。君が嫡男でお母様がご健在ならお母様を助けて立派に葬式を仕切りなさい。親族の意見を聞きながらもすべての決断は自分で下すように。」と、青年に語ったこの言葉で、私の儀父母の葬儀のことを思い出してしまった。そう、仰せの通り、嫡男だったら痛手の大きな人を助けて、葬儀を仕切るというのは、男としても、ご自身の生涯にとっても非常に大切なことです。悲しんでいられないほど沢山の雑事があり、葬儀が終わっても13回忌くらいまでは弔う意味での祭事があります。親の死に直面するということは、自分の生を何らかの形で解決してゆくことでもあり、自立を意味します。コメントの意味は大変大きく、重みのある言葉だと思います。そして、温かい言葉ですよ。他所様のコメント欄でのことですが、大切なことだと思い、ここに書かずにいられませんでした。嗚呼、葡萄畑。
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 さて、先日のスパゲティー・ミートソースのエントリー(☛参照)に、トマトの残りを冷凍するよりは、その分でミートソースを多く作ってストックすることをお勧めしました。絶対にその方がいいよっ、そこの若者ーっ!みたいな事書いた手前、ここは人のテーマにしないで、我が事とすべきだと叱責した次第。そんなに高い場所にいてはいけません。
 シェパーズパイ(☛参照)とミートパイはお勧めしたので、それ以外のアレンジにグラタンってどうでしょう。有りがちな展開になりそうでしょう。グラタンって、ボニュームがあって、お年寄りには少し敬遠されそうなのですが、我が家の世界に通用する(?)ミートソースなら大丈夫、かなりあっさりしています。じゃが芋をホクホクに皮ごと茹でて、厚めにスライスしたら、まずはこれを敷布団。この上にあり得ない事に、茹でたほうれん草を敷き詰めます。この二品にミートソースの味が絡まるように重ね焼きするだけです。ピザ用のチーズや、あればブルーチーズを少し混ぜると旨味が増します。ミートローフの型にオーブンシートを張り巡らせて、順番に重ねてオーブンで焼きます。焼きあがったらオーブンシートをそっくり皿に取り出してその上で切り分けます。チーズ以外には全て火が通ってますので、オーブンで焼くといっても味を馴染ませる意味と、チーズが香ばしくなるのが目的です。
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 道具の応用の例で、娘の話ですが、彼女がオーブンレンジを持っていなかった頃、ガス代に付属している魚焼きグリルがオーブン代わりになっていました。アルミホイルで皿を作ってグラタンを焼いたり、水を張ったままトーストを焼いたりしていました。後にこれはNHKのためしてガッテンでも紹介していた方法です(☛参照)。
 Pb050018 それから、計量スプーンや、油の温度計などの道具ですが、これらの道具を用意して、きっちり量って料理することに対して、私の意見を少し付け加えます。お手本どおりにまずは作ってみるという経験の為には、いいと思いますが、量ったところで同じ料理が出来るわけではないということを理解した上で、あくまでもお手本に近いものを作っているという自覚と、最終的に味を決めるのは自分の舌だということです。作り手の好みで味付けする場合もあれば、誰が食べても健康的に良いものを提供するという姿勢から作る時もあります。そのような観点で味付けしたり火加減したりするのは、大切な料理の要素です。どうせ作るなら、そういう作り手を目指すべきですし、そうなるには、いつまでも計量スプーンや温度計に頼ってばかりいたのでは不自由すぎます。順番はどうでもいい事なのですが、「お手本どおりにきっちり量って成功例を作って、ある一つの基準とはするものの、終始一貫して自分で味付けに責任を持つ。」ということと、「失敗をしながら試行錯誤を重ねて、自分で料理の勘所を掴む。」というような考えがある人とない人では、先に見えてくるものが違うと思います。お手本通りに作るというのも大事な料理の勉強ですが、そこから抜け出せないで15年も料理本片手に料理するという主婦もいます。これは、ある意味不自由なものです。なってみればわかると思いますが、そうなることがわかってる上での私の別の意見もあるということはお話ししておきます。

材料

  • ミートソース・・250g
  • じゃが芋・・中3個
  • ほうれん草・・1束
  • ピザ用チーズ・・70g
  • ブルーチーズ・・30g
  • オーブンシート
  • 耐熱ミートローフ型

作り方

  1. ほうれん草を洗って硬めに茹で、3cm幅に切る。
  2. じゃが芋は洗って皮つきのまま丸ごと茹でる。(竹串で刺して中心を確認する)
  3. ミートローフ型にオーブンシートを敷き詰め、輪切りにしたじゃが芋を敷き、その上にほうれん草を敷き、ミートソースを平らに乗せる。
  4. チーズをまぶして200度に予熱したオーブンで10分焼いて出来上がり♪

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