さつま芋のルバーブ煮:なんて美味しいんでしょ♪
うふふ♪さつま芋とルバーブのコラボレーションです。
ルバーブにぞっこんの私は、もっと流行らせたいと思っていますが、アンテナを張ってみますに、ざーんねんなことに、どうも長野県より暖かい地域では育ちにくいようです。そもそも寒冷地に適しているとかです。
知り合いが庭先にルバーブを栽培していて、切っても切っても伸びてくるので困ったと言うので、一度、9月の初旬に沢山頂いたのですが、「捨てるくらい生えたらまた頂戴」と、頼んでおいたところ、昨日連絡をもらって、どっさり頂いてきました。ルバーブの事は、以前ここで話しましたが(ルバーブ(rhubarbe)ジャム ☛レシピ参照、)、もう一度ネットで調べてみますと、あった!☛こっち。
茎を生でかじってみると、それはただ酸っぱいだけで、それもかなり酸っぱいのです。これが赤毛のアンの下りに出てくるあれなの?っと、ジャムにするのも疑わしくなるでしょうし、第一見た目がね。強烈なこの茎の部分の赤と、鮮やかな緑の反発色ですからね。勿論、反発色らしい色になります。絵の具を混ぜたことのある人なら分かりますね。赤い部分だけだと、ルビー色の淡いピンクに染まりますが、緑は鶯色です。ジャムって色を楽しむものでもあるので、先入観が少し邪魔しているのかもしれません。
私は、このルバーブに惚れ込んで以来、いろいろと調べていたのですが、やっとその歴史の幕開けかと思われる書物に行き当たりました。牧師 太田愛人(オオタ アイト)の著書より引用しご紹介します。
辺境即前線(フロント)を証する植物、珍種ルバーブを発見しました。以前に軽井沢でルバーブのジャムを食べたことを書きましたが、日本でほとんど栽培されない欧州原産の食用大黄とよばれる大柄なタデ科の植物は、独特の香りと酸味をもってジャムにもってこいの逸品で、早速根株を分けてもらって移植しました。どうやら軽井沢や野尻湖の開拓者ダニエル・ノーマンが日本にもってきたものらしく、ミセス・ノーマンがジャムにしてよくご馳走してくれたと先輩の牧師たちがいっておりました。」 「肉食の異人さんたちにとって、ルバーブは不思議な魅力を持っているのがよくわかる。・・・中略・・・ 肉を食うことをマネして、ルバーブの消化力に無知な食事文化、酸味を甘味で調和させる知恵、便秘の妙薬、はては快食快便、ニキビに特効と、まるで『辺境通信』の広告欄である。」 太田愛人著「辺境の食卓~野尻湖から~」(ヨルダン社刊 1976年)
さて、少しお芋のような香りもするルバーブですので、さつま芋との組み合わせは間違いなく合うと思いました。それに、この強烈な酸味は、さつま芋のレモン煮に相当するものができると確信できました。おやつのようなおかずのような、つまみ食い専用的な感じで、テーブルからいつの間にか姿を消してしまう代物です。
出来上がりの味は言うまでもないのですが、レモンとは違って、酸味がこっくりとして、さつま芋に染みこんでいます。さつま芋の甘さとルバーブの酸味は、相乗効果を発揮するすごい組み合わせです。今回は、生のルバーブを使用しましたが、私の作る甘さ控えめのルバーブジャムでしたら、そのまま好みの甘さの分量を加えたら、同じものが出来る気がします。
作り方は、レモン煮と同じように下茹でしてアクを流してから直ぐに煮始めます。落し蓋をして中火でぐらぐらさせないようにじっくり煮込みます。ルバーブは、火が通ると煮崩れて、すっかり形がなくなります。ものの3分で形がなくなるので、これもあの硬い生の状態を思うと不思議です。
さつま芋のアク抜きのために1分ゆでて茹でこぼします。後で冷めてもアクが回らずにきれいな色が残ります。
- さつま芋・・500g
- ルバーブ・・100g
- 干し葡萄・・80g
- 水・・200cc
- 砂糖・・大さじ2.5
- バター・・30g
作り方
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かし(2リットルほど)、沸騰したら乱切りにしたさつま芋を再沸騰後1分茹でて笊にあげる。
- その間に、ルバーブを1cm幅に切り、干し葡萄を水で洗っておく。
- 1を笊にあげたら直ぐに分量の水と一緒に中火にかけ、ルバーブと砂糖を加えて落し蓋をして煮る。
- 5~6分するとさつま芋に火が通り、煮汁が半量になるのでレーズンとバターをを加える。
- 更に煮汁がなくなるまで焦がさないように煮詰めて出来上がり♪
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コメント
オオオオォ……(ノ゜ο゜)ノあの、ルバーブがさつま芋とコラボですね!( ̄^ ̄ゞ ケイレイ!うまそうです。高知では生のルバーブは手に入りません。ジャムはデパ地下にはありますが。前回のジャムもあれよあれよと完食してしまいました。母屋の義母も大喜びでした。
投稿: まるちゃん | 2008-10-05 21:30
まるちゃん、おはよう。(ってか、この時間に寝る人も世間にはいますね^^;)
今掲げたエントリーも、ごめんルバーブです!今年これだけはまっていれば、来年は楽かと、なにが?
ルバーブジャムは市販で食べたことがあるのは、これ→http://godmothers.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/stcousair_71a1.html
市販品は、酸味が少なくて甘いので、さつま芋と煮るとしたら、相当控えめにした方がいいと思います。
体調が少し心配ですけど、飛ばしすぎないようにね。若いからつい走りたくなるのかしら、休み休みでね!
投稿: ゴッドマー | 2008-10-06 02:50