「すわいち」ではやと瓜の即席味噌漬け:御諏訪の漬物自慢
私の数少ないお漬物レパートリーからとはとても言い難い、図々しくも即席漬けの紹介です。
諏訪の主婦は漬物上手だと、長野の非ネイティブの私が自慢してもどうよなのですが、この土地は、すごい兵(つわもの)揃いです。そのお方たちが味噌漬けならこれと、一押しの方法があります。「すわいち」という名前の味噌漬け床です。これで野菜をつけると翌日には美味しい味噌漬けが出来上がるという代物です。味噌漬けって難しいらしいらしいのですが、私はその難しさに遭遇するような漬物経験がないので、何も語れません。ただ、ご近所の方が、教えてくれる方法で時々作ってみるくらいですから、ここを見ている方でもっとすごいぞこの方法的な情報があったら、いつでも受け付けていますので教えてくださいね。
で、このお味噌を使って「はやと瓜」という可愛い瓜を漬けます。この瓜が瓜らしく育って、収穫できるまでに相当の時間がかかるそうです。南瓜やヘチマの収穫がすっかり終わってしまった頃、小さな花が付いた小さな実が知らない間にぶら下がるというタイミングだそうです。今年は作りませんでしたが、来年は私の畑で植えてみようかと思っています。
この瓜は、青パパイヤのようなアクがあって、渋が強いのです。ヘタを切り取って擦って白いアクを擦り取ります。パパイヤのように手が荒れるほどではありません(☛参照)。二つに割ると中央に薄っぺらな種が一つあって、これをくり抜きます。皮を剥くという方もいますが、私は皮は残して食感を楽しみます。本漬けというのは塩をして、水が上がってから重石をして味噌床につけるのだと思いますが、「すわいち」を使う場合は、ここでいきなり漬けます。袋に適当量の味噌を入れて、瓜を揉み込めばいいらしいのですが、その方法だと大きな袋が必要になります。私は、はやと瓜の種を取り出したくぼみを埋めるように「すわいち」を塗って、いくつか重ねて袋の空気を抜いて、密閉してから冷蔵庫で漬け込みます。こうすると味噌を無駄に使わずに済みます。と言いますか、くぼみの量が丁度いい量なのです。ですから、分量を量ったりする手間も無く、すんごくずぼらな即席漬けですね、要は。
簡単なことですが、我が家の誰もがこのお漬物が好きで、ここに記録しておく必要性を思ったのです。よかったら参考にどうぞ。
材料
- はやと瓜・・4個
- 「すわいち」漬物味噌床・・適宜
- ビニール袋
作り方
- はやと瓜のヘタを1cmのところで切り落とし、断面を擦り合わせてアク(渋)を抜いてから洗い流す。
- 半分に切って、スプーンで種をくり抜き、「すわいち」をくぼみを埋めるように塗りつける。
- ビニールの袋にくぼみを上にして置いた上に重ねて、充分空気を吸い取る。
- 口をしっかり閉じて冷蔵庫で水が出るまで漬け込む(約一日)。
- 出来上がったら、2~3日で食べるのが好ましいですが、沢山作った時は、漬かった瓜から味噌を拭い取ると長く保存できます。
- 厚く切らずに薄めに切って頂くと食べ過ぎないようです。画像は5mmの厚さです♪
※「すわいち」の製造元花岡醸造さんのHPを探すのですが、存在しないようです。
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コメント
( ゜▽゜)/コンバンハ~ねえさん。ハヤトウリは高知ではチャーテと呼ばれております。只今、冷蔵庫で2個あります。d(*⌒▽⌒*)b ニコニコッ。独特の味があるね~酸味というか。アクとりは必需ですな~。山手のおばあちゃんたちがハヤトウリで奈良漬を作っていたのを思いだしました。TV番組ではハヤトウリでシチューを作っているシェフさんもいたな~。まるはまだ作ってないですが。味噌漬物、美味しそうです。(*^-^)ゞ 敬礼♪
投稿: まるちゃん | 2008-10-18 21:35
まるちゃん、おはよう。
ほう、味噌漬けの素は何でも美味しく漬かります。この辺の漬物兵おばちゃん達の推薦ですからね。
そちらにもあるんですね。そもそも暖かいところの瓜なのかしらね?なんとなく呼び方が沖縄っぽく感じられますけど。
この瓜を炒め物にしてみようと思います。きっとパパイヤの感じなのかと想像します。美味しくできたらエントリーするかもです。
投稿: ゴッドマー | 2008-10-19 09:56