究極の茄子の即席漬け:温泉料理教室より色出しの難しさも難なくクリアー
【万両☛】
なんだか嬉しくなります。キューリの即席辛子漬け(☛レシピ)に続いて、今度は茄子のお漬物の作り方ですよ。
本当に、今年はどうしたことか、お漬物の伝授が目白押しです。推測するに、私が今年畑デビューしたので、高いところから低いところに降りてきたように感じられたのではないでしょうか。私自身は変わらないつもりですが、今畑から帰ってきたよみたいな格好で、両手にわんさか作物を抱えての帰りしな、出会うご近所さんが皆びっくり仰天なんです。絶句されます。私にしたら、あなたの方こそ、私の畑デビューを知らないなんてモグリでしょ、オイ、くらぇ!なんですけどね。畑を耕したり、種を蒔いたりする姿を想像できないそうです。「然り。すみません、今まで猫をかぶっていました。」というわけでもないのに、そんな風に見えないようです。ですから垣根が取れたのでしょう。温泉で会うおばちゃんからどんどん畑の新情報を頂くのです。そして、お料理の話が延々と続いて、この間はのぼせて具合が悪くなるかと思いました。ありがたいことです。この土地の美味しいお漬物の漬け方を、温泉に入りながら伝授して頂けるのですからね。
今までてっきり本漬けだと思って、それは私の手には負えないと、全く作る気もなかった茄子の漬物が、実は浅漬けだったのです。そう、即席でできちゃうのです。こっそり内緒話も何もないのですが、あの極東ブログのfinalventさんが何時だったか、キューリの電子レンジ漬けを紹介されていた時は、あまりにも大胆不敵でぎっくりして、胸の中で「Oh my god!,impossible pickles.」と叫びそうになりました。探して参りましたよ、参考までにこちらです☛。意表を衝くのが書き手としての腕前なんですから、それはそれでよろしいのですけどね。あっちのキューリは置いといて、でも「あれに匹敵するくらいの超簡単なくせして本格っぽい茄子漬け」の紹介ですから、ここをお見逃しなくね。 材料は茄子、ミョウバン、塩、砂糖。塩より砂糖のほうが若干多いのですが、ご安心ください(特に、大左衛門さん!)、甘くないです。これが不思議です。キューリの和辛子漬けのような甘さと塩辛さとはまるで別物です。大左衛門さんは、和辛子を探しながら、且つ、ミョウバンも買ってきてくださいよ。なんだか信州のおかんに乾杯です。本当に美味しい!是非作ってね。もう茄子のハイシーズンが過ぎてしまったので、このレシピは来年にしようかと思ったのですけど、私のように、秋茄子で作られそうな方ももしやいるかと、自分のところに囲っておくのはもったいないと思ったので、あえてエントリーします。
あ、それからもう一つ、茄子のお漬け物はたとえミョウバンを使っても、綺麗な茄子色を出すのが難しいそうですが、この方法なら、殆どの人が失敗なく綺麗にできるそうです。
今からでも遅くないのでできる方はお急ぎください。何故かと言いますと、冷凍できるんです。出来上がった茄子漬を袋に入れて冷凍すると、時期外れのお正月にはおご馳走ですよ。ね、すごいでしょ。私もこれからもう少し漬けて、お正月用に備えます。では。
材料(茄子1kgに対しての換算です)
- 茄子・・1kg
- 塩・・35g
- 砂糖・・40g
- ミョウバン・・小さじ1
- 漬け物器叉は、器と重石
作り方
- ボールに塩、砂糖、ミョウバンを混ぜ合わせて、漬物用の調味料を作る。
- 茄子は洗ってヘタを切り落とす。
- 1を台の上に大さじ1ほど出して、鮮やかな色を出すために茄子を5~6回板摺りする。
- 漬け物器に茄子をお行儀良く並べ、台に残った調味料も集めて一緒にして圧力をかける。
- 茄子から水が出て(約一日)、すっかりかぶるくらいになったら圧力(重石)を解いて、上がった水と一緒に小分けして冷凍庫に保存する。一週間くらいなら冷蔵庫でもO大丈夫です。
※このまま冷凍庫に保存すると、小出しでしばらく楽しめます。また、保存に耐えるため、少し塩分が強めなので、最初は少量作って味見をしてみてください。
※ミョウバンについて:食品添加物ですので、使用量を守って最小限で使用するのが健康のためだと考えます。
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コメント
こんにちは。ちょっと待っててくださいね、もちろんきっちり行かせていただきます。焼きミョウバンはともかく、和辛子まだなんですね、なんとしてもゲットしなければ…。そして今週末は、千葉に下宿している大学生の息子が久し振りに帰ってくるので、思いっきり引きつけて例の “モンゴル鶏ごはん” をお見舞いしてやろうかと思ってます。
投稿: 大左衛門 | 2008-10-23 15:29
大左衛門さん、こんにちは。
ちょっと悪乗りしました>焼きミョウバン。
なんですか、先日から長野→お漬け物→大左衛門さんという流れになっているだけです。
大学生の息子さんでしたら、あのモンゴルコのコケコッコーご飯はガッツリ食べてくれるのではないでしょうか。そう思います。うちの息子達も好物ですし、何と言ってもあのワイルドな料理をお父さんが作ってくれるというのはなんだか見せ場を演出しますね。楽しい週末になるとよろしいですね。
投稿: ゴッドマー | 2008-10-23 16:33
こんにちは。週末のご報告です。和辛子買って来てのきゅうりはやはり正しい匂いが…これで自家薬籠中の漬物が、(と偉そうに、)増えましたです。
茄子、ごめんなさい、まだ丁度よい容器が調達できずお預けです。想像、というか既に妄想になっている茄子が頭の中をぐるぐるしてます、早くしなければとあせります。決してミョウバンの是非のせいではありません。あくまでゴッドマーさんの矜持の問題かも知れませんが、そこまで気を配らなければ、と考えさせるこの国の状況はなんだかなーと思います。
“モンゴル鶏ごはん”は、帰宅した息子が『これは、何という…』と絶句したままひたすら食べまくりで、作り方を説明しているのに、お皿に向かい意識は口の中、で聞いちゃあいない、という具合でした。それではまた。
投稿: 大左衛門 | 2008-10-28 13:48
大左衛門さん、こんにちは。
良い週末をお過ごしになりましたね。私も私事のように嬉しいです。親はなんと言っても、子どもが食欲旺盛に食べてくれることが一番嬉しいですよね。子どもに食べたいだけ食べさせてあげる為に、働く事や苦労をすることを通して親にさせてもらっているんだと、心温まる思いで振り返ってしまいました。モンゴルのご飯にはちょっと魅了されますよね。ひたすら下を向いてただただ黙々と食べる姿、我が家も同じです。クミンシードの香りがモンゴルの草の匂いを想像させます。本当は一度行ってみたいのですよ。羊の乳から作るアルコールとか、乾燥させた糞を燃やす焚き火とか、もっこリとしたあのウールの服など。一度は経験したい場所です。
あ、妄想に入り掛けでした。
茄子は、来シーズンでもよろしいでしょう?きっと旬が美味しいですよ。私、矜持なんて、そ、そんなんありませんって。ブログで食品を扱うってとても問われるのです。間違った事は何をおいてもブー。勘違い、無知の部類は後からでも追っ付け。でも、それでよいということではないですね。いろいろと真摯に受け止めながら、少しずつ前に進むしかないです。
それよりも、このような私にお付き合いくださいまして、皆様には感謝しています。ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: ゴッドマー | 2008-10-28 15:28