2008-10-21

はやと瓜と豚肉の炒め物:ガッテン流水浸しにならない野菜炒め:時代錯誤な夫婦の問題

Pa160006  先日、友人がお泊りしたときの話です。ここ2~3年の傾向とも言ったらいいのか、年齢と共にと言ったらいいのか、結論を先に言うてしもうてごめんねな話ですが、夫婦の仲というのもどんどん変わって行きます。(自分のことは棚に上げておいて)結論はちょっと言い難いですね、断言できません。この友人夫婦はほんの一例ですが、我が家にいると豹変してしまうというのが、このおかあちゃんです。私を後ろ盾に夫さんに普段言えないことが言い易くなると、ご本人は言います。普段は、夫さんに対して批判めいた事を言うとムッとされるそうで、言っても違う意味でストレスが溜まるそうです。人間ができてないから、相手に言いたくなるのよ。って、分かっていてもそうしたいと言う事を一旦は受け止めてほしいのだと思います。私達世代のこととして考えてみると、男尊女卑的な考え方が民主主義国家の中にも潜んでいて、戦後の復興の真っ只中にアメリカナイズされた生活がどんどん入り込んで、その影響を受けた日本の、ごちゃごちゃした中で育った年代とも言えます。内包している文化と、それを取り巻く環境で身に付けてきた新しい考え方の入り組む中で、迷いながら育ってきた世代なのでしょうか。結婚当初の妻は、激変する日本社会でそれなりに育ってきた(変化してきた)と言う事なのかもしれません。以前、離婚問題として少し触れたことがありますが(☛参照)、亀裂は少しずつ大きく広がると思います。この亀裂を知ったときに、自分流を貫くと、その文化との葛藤に疲れてしまうのでしょうか。結果的に、熟年離婚などと言う事態に及んでしまうのかもしれません。
 わけの分からない事を書いているかも知れません。えと、彼女のような段階になって思うのは、このままやっていくのか、それともある程度夫さんに聞き入れてもらって、何がしかの改善をしてもらうか。こんな風に思うのです。ただ、彼女も何処まで夫さんに願っているのかです。25年近く夫婦をしてきてここで出てきたことというのは、さほど軽い部分では無いようにも思います。
 そう言えば、ここで私も彼女のご主人を「夫さん」と書いています。「ご主人」とは書きにくいのですね。今の時代、極、普通に口語では飛び出す言葉ですが、国語辞典を調べてみるとこうあります。

1 家の長。一家のぬし。また、店のぬし。あるじ。「隣家の―」「老舗(しにせ)の―」

2 自分の仕える人。雇い主など。「―の不興を買う」

3 妻が他人に対して夫をさしていう語。「―は出張しております」

4 客を迎えてもてなす立場の人。「―役をつとめる」[ 大辞泉提供:JapanKnowledge ]

という意味があって、読んで字の如くです。漢字は日本の歴史でもありますから、死語といわれてる言葉も当然存在していますし、差別的な表現によって、使用しないとされた言葉も多々あります。夫が、「家内」とか呼ぶのもどうよという時代です。些細な事では済まされない、繊細な配慮が必要になってきた時代だと思います。

 もっとも、このような事を全く配慮しなくてもよい土地というのもあって、やたらに公言を吐くと、この土地ではうるさい人扱いされてしまいそうです。よくもまあ、私のような人間が住んでいられると思いますが、あまり深みにはまっていませんので、適当にプカプカ浮いています。
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 上げたり下ろしたりで、話は替わりますが、先日ここで触れたはやと瓜は、四国の高知や、岐阜にも転がっているとの事ですね。良かったです。それぞれの土地で、特徴あるお漬物として人気もあるそうです。岐阜の友人は、ラクレット(☛参照)に続いて、「すわいち」(味噌漬けの素☛参照)も買って帰るのだと張り切っていました。なんだか、昨夜のあれはなんだったの?と蒸し返すのもどうよみたいな・・・野暮な事は言わずにおきましょう。
 そのはやと瓜が、珍しいものでもなく、何処にも転がっているというのであれば、これまた美味しい炒め物ですので、試してもらいたいです。豚ばら肉の油ではやと瓜が透き通るまで、冷たい鍋から炒めていき、最後に鍋肌にお醤油を垂らしてお香ばしく味付けするだけです。はやと瓜の食感が信条の炒め物です。
 炒め方ですが、先日いい事を教えてもらいました。炒め物の常識を覆すので、ちょっと驚きではあります。ためしてガッテンの方法です。

■ソテーしてから蒸し煮にしたらええんでないの

⇒ためしてガッテン:過去の放送:新技発見!フライパン驚きの調理術

 もっとおいしくつくる方法があるにはあるけど。by finalvent

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この方法で炒めると時間が経っても水浸しにならないという実験結果通りですよ。冷め始める時に野菜から水が出ない方法です。はやと瓜を漬物にした事のある人は知っていることですが、かなり水が出ます。ですから炒めて直ぐに食べるにしても、どんどん水浸しになるのです。今回のこの方法は、また実験でしたが、かなりの効果です。野菜の炒め物は是非この方法をお奨めします。(と、書きながら、finalventさんの文末の一言が気にはなっています)

材料

  • はやと瓜・・2個
  • 豚ばら肉・・200g
  • 塩・胡椒・・少々
  • 醤油・・大さじ2

作り方

  1. 冷めたいままのフライパンに、皮を剥いて5mm幅に切った瓜と、3cm幅に切った豚肉を入れ、その後で着火します。
  2. 炎の先がフライパンの底につかない弱火にすると、およそ1分後にはやと瓜の周囲から水分の泡が出始めます。この泡が勢いよく出ると細胞が壊れてしまう為、静かな泡がで続ける状態がポイントです。
  3. むやみにかき混ぜず、フライパンと接している野菜に透明感が出てきたら、軽くあわせることを繰り返し、全体が透き通ったら、塩コショウをして、醤油を鍋肌から回しかけて完成。(時間の目安は、8~9分です)

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コメント

こんばんは、ゴッドマーさん。

この瓜はよく知りませんでしたが、昔メロンの若いのを炒めたのを食べたことがあります。あれは、沖縄でしたか、そのために育てていたのかどうかは定かではありませんが、メロンも瓜といえば瓜で、なんとなく食感の想像がつきます。美味しかったんですよね。同じように豚肉と一緒でしたが、確か味噌味だったような気がします。

因みに、夫婦の問題は難しいですね。自分らから感じるパートナーと、本人が思っていることにギャップのようなものを感じるのですが、どう対応したらいいのか途方に暮れて、結果、ろくな声もかけられないという始末です。それで怒らせているのだろうとは思いますが、だからと言って放置もよくないのはわかっているんですがね。

難しいです。

投稿: 食いしん坊 | 2008-10-21 18:31

こんばんは、食いしん坊さん。

メロンの若いのの炒め物って、実は、finalventさんから以前「美味しいよ」と聞いていて、その時はヘチマを畑で作るきっかけの時のことでした。ついでに植えてみたかったのですが、畑の設計ができなくて今年は流したのでした。もしかしたら来年はメロンを作って、ここにレシピが登場するかもですね。(って、私が単に楽しみなだけですけど。)

何処も問題のない夫婦なんてないと思いますが、放置はいい方向には進まないような気がしますけど、空気というのもあるので、現時点ではそうだということで、将来(パートナー様の)を見据えて、「貴方って、私が思っていた人とは別人だったわ」とか思わせたらいいのに、とか無責任に思いますけど。けど。僭越でーす。

投稿: ゴッドマー | 2008-10-21 19:34

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