2008-09-15

Zwetschkekuchen(ツベチッケクーヘン)プルーンケーキ:季節の果物ケーキ

P9130002  懐かしいプルーンケーキを作ってしまいました。実に、十数年ぶりです。長野県でも暖かい地域だと果物栽培が盛んな飯田方面で出合ったプルーンには少し思い入れがありますが、最近小振りの実で諏訪で栽培している方が増えたのか、いたるところで売っています。最盛期を迎えているということだからでしょう、昨日、うちで取っている地方紙にその紹介記事を見つけて、懐かしさのあまりドーンと作ってしまいました。ちょっとややこしい名前ですが、ドイツやオーストリアの焼き菓子で、シュパーゲル(白アスパラ)の話で出てくる昔の友人のお里(ドイツ)でも作ります(☛参照)。始めてこのケーキを食べたのは、この友人が作ってくれた時でした。プルーンの最盛期にはどのご家庭でも焼いて、楽しいデザートタイムを満喫していました。
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 この新聞記事は、オーストリアのウイーンのお菓子だと説明していますが、フランス、スイス、ドイツ、オーストリア、イタリアなどは国境線を境に隣接している国ですから、料理やお菓子なども似通った物を多く見かけます。そこが陸続きの感覚なのですね。日本は海を越えて「海外」を実感しますが、国境という感覚は、全く違います。うっかりパスポートを忘れてしまうくらいですから、隣の県に電車で遊びにでも行く感覚です。言葉でうまく言えませんが、食文化などはすごく似通っていても不思議は無いです。P9150002
 で、このプルーンから種を取り除いて、あっさり目のバターケーキにぎっしり埋め込みます。勿論、生のままです。スポンジケーキと違って、泡立てをしないで卵は全卵を使用し、砂糖とバターを練り混ぜる時にたっぷり空気を含ませるようにして、少し根気よく混ぜます。黄色のバターが白っぽいクリーム色になった頃、お砂糖を加えて更に軽く白みを帯びたクリーム状になるまで混ぜます。次に、卵を少しずつ加えて更に空気を含ませていきます。ひたすら根気よく混ぜるのが生地を軽くするコツです。最後に、笊を通したして、空気をたっぷり含ませた小麦粉をさっくり混ぜ込んで型に平らに広げます。ここまでが、ざっと20分です。ここでプルーンに包丁を当てながらぐるりと一周して二つに割り、種を取り出したら、P9140002大きな実は更に半分に切って1/4の大きさにするなどして、生地に埋め込み易くします。これは、小さな子どもさんでも遊びながら一緒にできる楽しい作業です。
 そして、この焼き菓子をもっともお菓子らしくする役目を持っているのが、トッピングにするクッキー生地で、シュトロイゼルという生地です。そぼろ状のこの生地をパラパラまき散らしてから焼き上げます。分量が全部同じなので覚え易い生地で、しかも、クッキーのように固めずにそぼろ状にポロポロさせて冷蔵庫で冷やしておきます。混ぜる時は、バターが冷たく、指先も氷水で冷やしたらいいのではないかと思います。いや、冗談抜きマジで。P9140004
 焼きかがると、プルーンから染み出した果汁がバターケーキに染み込んで、しっとりもっちりした食感になり、焼き上がる前からとっても幸せな香りに包まれます。プルーンの皮と実の間のあの綺麗な紫色が、ケーキに滲み出て、ピンク色の幸せをきっと感じますよ。それに、トッピングのシュトロイゼルがサクサクしていて、違った食感が一度に口に広がる時は、至福の喜びとでも言っておきますね。
 余談ですが、このケーキ生地でリンゴ、葡萄、パイナップル、スモモなどの旬の果物に変えるのも違った楽しさが味わえます。お試しください。

バターケーキの材料(内法25cm×16cmのグラタン皿)

  • バター・・120g
  • ブラウンシュガー・・100g
  • 卵・・2個
  • 薄力粉・・80g
  • アーモンドプードル・・30g
  • プルーン・・300g(小12~15個)

シュトロイゼルの材料

  • バター・・15g
  • ブラウンシュガー・・15g
  • 薄力粉・・15g
  • アーモンドプードル・・15g

作り方

  1. ボールに大まかにきったバターを入れて室温に戻しておく。
  2. シュトロイゼルの材料をボールで計ったら一度冷蔵に戻して冷たく冷やす。
  3. 小麦粉とアーモンドプードルを笊で振るって、空気を含ませ軽くしておく。
  4. 冷たくなった2を取り出し、指先でバターと他の材料をつまみながら擂り合わせてそぼろ状にし、冷蔵庫で冷やしておく。
  5. プルーンを包丁で一周して二つに割ったら種を出し、大きいものはもう半分にする。
  6. 1のバターを泡だて器で白っぽいクリーム状にし、砂糖を加えて更にふんわりするまでよく空気を含ませながら混ぜる。
  7. 卵を溶いて、6のバタークリームに少しずつ加えながら、白っぽくなるまで混ぜ、3の小麦粉をさっくり切るように混ぜ込む。
  8. 7をグラタン皿に平らに広げて延ばし、5のプルーンを生地に差し込むようにして全体に埋め尽くす。
  9. オーブンを180度に上げ、4のシュトロイゼルを全体に散らして40分焼く。
  10. 途中30ほどで様子を見て焦げないように気をつける。
  11. 焼きあがったらそのまま冷まして、食べる前に粉砂糖を降りかけて頂く♪

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コメント

はじめまして。
プルーンケーキの記事にコメントさせていただいたのですが、
アクセス権がないとはじかれるようなので、メールで失礼します。

コメントの内容を転記します。

はじめまして。
プルーンを使ったケーキを検索していて、こちらにたどり着きました。
ドイツでの生活が始まってからちょうど11ヶ月。
こちらはすっかり秋めいていますが、季節を告げるプルーンおいしく堪能できました。
ありがとうございました。

参考にさせていただいたレシピ記事
http://godmothers.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/zwetschkekuchen.html

紹介させていただいた記事
http://blogs.yahoo.co.jp/ken_taroii/34279168.html

事後報告となってしまい申し訳ありませんが、
当方のブログでも紹介させていただきました。

また、トラックバックもトライしていますがYahooは他のブログとの相性があまりよくないので、
失敗していたら失礼します。

日本は暑さが厳しいようです。
どうぞご自愛ください。

それでは

けんたろう

投稿: けんたろう | 2013-08-16 17:40

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» 秋告げる プルーン載せた 焼きケーキ [けんたろうの食道楽]
訪問 、 ありがとうございます♪ レシピブログ             男の料理 鼻かぜなんですが、なかなか抜けず >< 今日は薬を飲んで様子見です。 先日マーケットに行ったら、プルーンがたくさん売られていました。 春のホワイトアスパラガスから始まって、イチゴ、ルバーブ、チェリー、ワイルドベリーと 季節を告げる野菜や果物が市場の店先を飾ります。 ドイツの食卓でもしっかり季節感はあるんだなぁと実感し..... [続きを読む]

受信: 2013-08-15 18:32