豚ヒレ肉の香草グリル焼き:男は鬼嫁に命を預けてこそ。
さて、お約束の本日二本目のエントリーです。正真正銘のレシピです。
このところ、野菜の料理がなんとなく続いていますよね。お肉や魚を食べないと言うわけではなくて、一日に一品を紹介してきていますので、なんとなくバランスが悪い時もあります。
我が家は、息子達が県外の高校に通うようになって、住まいもずっと離れています。そのような生活になってから2年半になり、年子の息子がたまたま同じ高校に一学年違いで在籍していますので、末の息子が卒業するまでを思うと、4年間は最低限このレベルの食生活とい事になります。また、高校卒業後、どのような方向に進むかによっては実家に戻ると言う事は、確立が低いです。そう考えると、食生活にもある意味の腹決めのようなものが、かつてあったような気がします。
夫は、結婚当初はともかく、食事では随分私の思い通りの枠の中にいて、何一つ文句もなく、極、当たり前に出されたものを疑いもなく食べています。自分で食事管理するなどという回路はきっと全く無いでしょう。逆に言えば、そのような事を大の男に考えさせないようにするのが、私の役目とも思います。この様な考え方は、私のような年齢で言うので、古い考え方だと思われるのでしょうか。多分、もっと古い世代の日本の女性の考え方です。ですけど、女性には女性の適正という性があって、男性にも母性というものがあるのですが、人によってその現れ方が違うだけのようです。また、母性というのは磨けば磨くほど、輝くものだという事も、経験から付け加えておきます。(また、料理と関係ない話に行きガチ)
さて、肥り易い夫の体質と、悪玉コレステロールが溜まり易く代謝障害をもっていると診断された訳で、お薬の世話になるべくならないように、食生活で可能な限りの低レベルを維持していくように私が努力するわけです。(ここで、何で私なの?のような事を疑問に思わずに、素直にそうだと飲み込む事が何よりも大切です。)豚肉でしたら、分量にもよりますが、比較的沢山食べたい塊肉のお料理には、脂の少ないロースやヒレを使います。昔、何かの本で豚肉はフライにすると一番カロリーが低いなどと見たことがあります。これが納得いくまで調べられなかったので、いまだにはっきりと言えませんが、内心は「そんな事はありえない」と疑っています。どう考えても衣についた油が、余分な訳ですから。
と、素人の判断ですが、そう思っています。ですから、私は、肉を焼いて油を落とします。その落ちた油を元にソースにするのがフレンチなソテーで、しかも、バターなどを足すと、風味も最高なんですよね。ですけど、これは一切しません。あっけなく捨てます。あ、鶏や魚のポワレの時は別です。カロリーが低目ですから、その辺は許せます。焼く前に軽く表面に塩・胡椒などして焼きあがりにソースやマスタード、醤油などで味付けするか、下味をしっかりつけて軟らかく焼くかの何れかです。
今日は、下味をしっかりつけて、しかも軟らかく焼き上げる豚ヒレのグリル焼きのレシピです。
グリルは、余分な油が溝に沿って出ますから、焼きながら気を使いません。焼き上がりが綺麗な網目になると、ちょっと嬉しいですね。
下味は、好みのハーブとレモン汁、ピーナッツオイルで、焼く直前に塩・胡椒をします。軟らかく焼くコツは、肉を室温に戻しておく事です。と、いいますか、香り付けの段階で香りの良いピーナッツオイルが肉の繊維に染みこんで、肉に膜を作るので肉汁が出ずに、非常にジューシーで柔らかに仕上がるという訳です。これは、いろいろな肉に応用できます。特に鶏の胸肉などは、思いがけず柔らかです(☛参照)。
私の好きな香辛料として、ローズマリーとセージ、サボりを良く擂り込み、更にレモン汁とピーナッツオイルを加えます。これで短くても30分、長くて半日でも良いくらいですが、冷蔵庫で寝かします。室温に戻す時間を考慮して取り出し、塩・胡椒をしてグリルパンで焼きます。
そうそう、グリル焼きということにも定義が必要でした。本来は炙り焼くということが語源です。と、本当かいな?☛wikipedia どうもあっています。変化した形として、網焼きグリルやグリルパンと呼ばれて、溝になっているものなどです。家庭で使うのは網か、溝が使いやすいですが、油が沢山出る肉や魚などは、溝式が扱いやすいと思います。ガスレンジについている魚焼きグリルは日本が生み出した最高の熱源ですね。因みにシャワレットもその一つです。
日中は、やはりこの様な原稿書きには向きませんね。取り掛かったのは早かったのですが、いろいろあって集中できません。遅くなってしまいましたね。夕食の買出しにはもう遅いですか。そうですか、すみません。
材料
- 豚ヒレ・・小1本の2/3(200g)
- ローズマリー・・小さじ1/4
- サボり・・少々
- セージ・・少々
- レモン汁・・大さじ2
- ピーナッツオイル・・大さじ2
- 塩・・小さじ1/2
- 胡椒・・適宜
- 付け合せの野菜・・適宜
作り方
- 肉を1.5cmの厚みに切り揃える。
- 塩・胡椒以外の調味料を順番に肉に擂り込み、最後にレモン汁とピーナッツオイルを加えても見込む。
- 肉に下味をつけている間に付け合せの野菜を準備する。
- 肉は焼く前に室温に戻しておく。
- グリルパンを熱して、油を塗り、塩・胡椒をした肉を並べて焼く。
- 焼き模様をつけるため、中から肉汁が浮いてくるまで肉は動かさずに焼く。
- 表面が白っぽくなり、肉の繊維から肉汁がにじみ出てきたら90度場所を変えて焼き色がついたら裏返して完全に火を通す。
- 付け合せの野菜と一緒に添えて召し上がれ♪
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