中華風野菜炒めを生春巻きで頂く:ベランダの大葉さよなら
このところ毎日適度なお湿りが夕方や朝方にあって、涼しい冷風が山から下りてきます。少しずつ秋らしくなってきました。ベランダには、一度水不足で枯れたかと思われた紫蘇がこの雨で復活しました。一週間ほどでどんどん新しい葉が育って、最後の花を咲かせています。畑やベランダなどのような自分に付随した形で、所有感の強いものだからこんな風に感じるのか、愛おしいです。生命力を感じるんですね。
丁度このような感覚で思い出すのが、「兼高かおるの世界の旅」(1959年12月13日から1990年9月30日放送)(☛Wikipedia)や、開高 健(☛Wikipedia)のエッセイなどです。金高かおるさんの自らの語りで、世界の国々を案内するという番組は30年も続いた素晴らしい内容の番組でした。
小学生の頃、日曜の朝、この番組を見てからお習字のお稽古に行くのが常でした。子どもながらにその語りにうっとりとして、今でもその上品な山の手口調を思い出します。開高健さんは釣り好きな物書きという感じのシブイおじさんでしたね。趣味の域を超えた釣り好きで。この二人に共通するのが、物事を観て感じ取る感性が純粋だということです。自然に触れる感性に魅了され、引き込まれてしまう人間像です。このような人の持つ感性と私自身が共鳴してしまうのは、特別なことだとは思いません。きっと誰の中にもあるのではないかと思います。このような感じに最近飢えている嫌いがあって、もっともっといろいろな事に触れる機会を作りたいです。この土日は畑にでも行って、土に触れてこようかと思います。
最後になるかと思う紫蘇の葉を一緒に巻き込んだ生春巻きができ上がりました。畑の脇に生える自生の韮を少し摘んできましたので、これとピーマンと筍、豚肉を中華風に炒めて片栗粉で落ち着かせてあります。生春巻きのモッチリしたコシは、野菜のシャキシャキした食感ととてもあいますので、私はかなり頻繁に作ります。春巻き自体がしっとりしていますので、巻き込む具を選ばないという自由さが好きで、生野菜は勿論、このように炒めてあっても気になりません。 生春巻きをぬるま湯に通してから1分もしないうちに軟らかくなります。一度くっ付くと剥がせなくなるので、手際よく包むといいと思います。
材料
- 生春巻きの皮・・6枚
- 豚ももスライス・・100g
- 大葉・・6枚
- 韮・・50g
- ピーマン・・100g
- 筍・・100g
- 塩・・小さじ1
- 胡椒・・適宜
- 砂糖・・小さじ1
- 胡麻油・・大さじ1
- 水溶き片栗粉・・片栗粉大さじ1(+同量の水)
肉の下味調味料
- 酒・・小さじ2
- 塩・・少々
- 片栗粉・・小さじ2
作り方
- 豚肉は5mm幅に短冊に切って、下味調味料につけておく。
- 韮と筍は2cm幅に切り、ピーマンは半分に切って横の方向にそろえて5mm幅に切る。
- フライパンを弱火にかけて、油を引いたら肉をほぐしならが炒めて、皿に一度取る。
- 続けて野菜全部を炒め、塩、胡椒、砂糖で味付けし、肉を戻しいれて全体が混ざるように炒める。
- 最後に水溶き片栗粉でまとめて、人肌くらいまで冷ます。
- 生春巻きをぬるま湯に通して、濡れた布巾に乗せ、軟らかく戻ったら大葉を中央に乗せ、5の1/6を一緒に包んで出来上がり♪
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