Impossible Quishe(まさか!のキッシュ)ミスター巨人を支えた台所から:うちの南瓜のデビューだよ!
長島亜希子さんことミスター巨人の、長島茂雄氏の奥様の書いた本、「私のアメリカ 家庭料理」を参考に作ったキッシュです。この本は、finalventさんから教えて頂いた本で(☛極東図書館)、最初にマッシュポテトのレシピをここからご紹介しましたね(☛参照)。本来のキッシュというのは、パイやタルト生地を丁寧に焼いて、それを器に、クリーミーな生地と一緒に様々な具を加えてオーブンで焼いた、フランスの郷土料理が本来のキッシュというものです。というか、料理に「本来」と言及するのも危なっかしく、難しい世界ですね。キッシュ以下で、オムレツ以上くらいのレベルのキッシュを我が家ではキッシュと呼んで作っていますので、偉そうな事はいえません(☛参照)。材料的に違うのは、「Bisquick」を生地に加えていることでしょうか。ビスクイックベーキングミックス(パンケーキミックス)はアメリカのプレミックス粉で(☛ネットショップへ)、日本製でもホットケーキミックスやパンケーキミックスがあります。この粉を入れるのがミソです。メーカーによっては、お菓子のようなフレーバーを効かせていますので、焼いている間の香りといったら、甘党の夫がクッキーと間違えて、ニコニコになるほどです。プレミックスでお菓子を作った記憶はありませんが、含まれているのは、小麦粉、砂糖、ベーキングパウダーなどが主です。これに卵、牛乳、油脂などを相当量加えて、パンケーキやクッキーを作ります。「Bisquick」が手に入らなくても、日本製の、他のミックス粉を使って、アレンジするのも楽しいです。
キッシュのタルトを作らずに、いきなり材料を全部混ぜてオーブンに放り込むだけですから超簡単。で、キッシュになるのか?ですね。タイトルに「Impossible」とありますが、私は「Incredible Quishe」と呼んでいます。本格的なキッシュを作るのは、スローライフ的な良さはあるにせよ、その伝統的な料理から少し離れた、このようなキッシュの存在は、アメリカンなのでしょうか。
のっけからレシピ通りでない事をお断りしなくてはならないのが、ちょっとごめんなさいです。My 畑の南瓜のデビューを長島家のキッシュで飾れるなんて、とても光栄です。実はこの南瓜、恐ろしくて包丁が入れられませんでした。種の部分に虫が住んでいたらどうしようかと、切った後のことを思うと、夫が在宅の時にやらせようかと、もとい、やってもらおうかと思っていたのです。以前、そう夫に頼んでおいたのに、自分で切る勇気を得たのは、クッキー用のプレミックス粉を使ってみたい衝動からです。南瓜から虫が出てきた経験のない人は、この恐ろしさが分かるはずないのですが、自家菜園の無農薬で育った南瓜でしたらありうる話です。夫は意地悪く、南瓜料理を作る度に「自分で切ったの」と、ニタニタして聞いてきます。今回の南瓜はセーフでした。
さてと、レシピですが正直、かなり大雑把です。耐熱のお皿に火を通さなくてもよい具を並べ、ベーコンや南瓜などのように炒めると旨味が絡むセンスのものを別で炒めて、一緒に並べます。キッシュの生地の味付けは、ミックス粉にそこそこの甘味があるので、塩と胡椒を少し加えるだけで充分、満足な味付けになると思います。
以下は、今回の私の分量です。内径22cmの耐熱皿で、厚みが3cmのキッシュになりました。
材料
- ベーコン・・80g
- ラクレットチーズ・・80g
(なければピザ用ミックスチーズ)
- 玉葱・・80g
- 南瓜・・160g
キッシュ生地用
作り方
- ベーコンは1cm幅の短冊に、南瓜は5mm幅のスライス、玉葱はみじん切り、チーズはスライサーでスライスかチーズ削りで削る。
- この辺で、オーブンを200度に余熱し始める。
- ベーコンを中火で炒め始め、油が出てきたら南瓜を加えて炒め、火が通ったら取り出す。
- ボールで卵、牛乳、ビスケットミックス、塩。胡椒の順に混ぜ合わせる。
- 耐熱皿にバターを塗り、3と玉葱のみじん切り、チーズの順に並べて、4のキッシュ生地を流し入れ、200度のオーブンで15~20分焼く。
- 15分くらいで様子を見て、狐色に色づき、中央部分に火が通ったら出来上がり♪
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