2008-08-20

牛肉のオクラと梅びしお巻き:梅びしおの勘所

 あたりはめっきり秋です。こうしてキーボードに文字を乗せている今も、盛んに虫の声が聞こえます。これくらい過ごし易くなると、体が楽になってくるはずなのですが、逆に張り詰めていた気分や体の緊張感が取れて、夏バテが出てくる人もいます。この時期が要注意かも知れませんね。
 最近の献立は、お肉を多くしています。ほんとうは魚とバランスよく食べていれば、健康管理としては大丈夫だとは思いますが、どちらかというと夫は肉好きです。食事を用意する上で、年間ではおおよそバランスを取っていますが、季節では、夏は肉が多いです。これをアンバランスというかどうかは別として、栄養管理でガチガチになると、満足感というものが満たされなくなる時もあります。肉好きの夫が、「今日は食べたい」という時に、ことごとく外れてしまうと、それはちょっとストレスかなと思います。ですから、私がそれを外します。夫はけして食べ物に関して不平不満は言いませんが、夕食が肉だと、嬉しそうな顔をしますね。隠せないものです。(このへんなど、こっそりチェック!)息子なら「やたーっ!」と言って、大げさに歓声をあげるリアクションになるところです。この瞬間に、気分が開放的になって、ストレスからも解放されるのだと思います。家族が食卓に着く時に、顔の表情を何気なく見て、用意した食事がどれだけ家族を癒せているのかなどを知る場が、食事だとも思います。最近は、家族が一緒に揃って食事をしない家庭が多いと聞いていますが、揃って食べるというシーンでは、このように大切な事が沢山あるのですけどね。栄養面と健康面だけが食事の大切さではないということです。
P8190004 
 実は、久々の息子達の帰省期間中、一週間ほど一緒に食事をしてみて、久しぶりのその感覚が鮮明でした。自分自身が気づく事もなく何年もこうしてきたのだという事を再認識しました。この感覚って、母親として身に付いているという事は、嬉しい事といいますか、誇りに思いましたよ。なんだか、長年家族にこのように気配りしてきた自分を褒めてやりたい気分でした。(こっそりここだけの話ですが。)
 さて、というわけで牛肉の旨味が10倍は楽しめるだろうという組み合わせの焼肉です。先日は、豚肉でちょっと試したのですが、P8160009 その時に「梅びしお」を作って、肉に塗ってからオクラをクルクル巻いて焼いてみました。この時の梅びしおは、20%程のお砂糖を加えて練り込みましたら、それが、なんともまろやかで美味しくできたのです。市販の梅漬けに蜂蜜漬けというのもあるほどですから、もっと早く気づいていれば良かったです。この梅びしおを大葉と一緒に肉に塗って、オクラを巻いて焼いたのが、今回の完成品です。画像は、そのときのオクラ巻きと、苦瓜を粒マスタードと一緒に巻いたものです。苦瓜の方は、豚肉にマッチして、大変美味しかったです。これまで、この手のくるくる巻きはいろいろ作ってきましたが、オクラは始めてです。肉の中で蒸し焼き状態になると、オクラのぬめりが出るのと同時にホクッとした食感になるので、これが牛肉のパサつく感じとバッチリ合います。オクラも秋口までどんどん採れますので、まだ、このレシピも間に合うのではないでしょうか。是非試してみてほしいです。梅がほんのり甘味を持っているというのが勘所ですよぉ。
因みに他の牛肉のクルクル巻きレシピも合わせてどうぞ。

牛肉の梅と大葉巻き☛レシピ参照

材料Hj

  • 牛スライス(内もも)・・3枚(180g)
  • 梅干・・40gと砂糖8g(種を取って)
  • 大葉(紫蘇の葉)・・6枚
  • オクラ・・6個
  • 醤油・・小さじ2
  • 付け合せの野菜・・適宜

作り方

  1. 梅干から種を取り出して、まな板の上で包丁の先でしごいてペースト状にし、小さなボールで砂糖を混ぜておく。
  2. 牛肉は縦に半分の幅に切る。
  3. オクラは洗ってヘタを硬いヘタの部分を切り落とし、塩をまぶしてまな板の上で板擂りすて、塩を洗い流す。
  4. 牛肉に大葉を置き、1の梅びしおを塗りオクラを一緒に巻き込む。
  5. 付け合せの野菜を皿に準備する。
  6. フライパンを中火で熱し、4の牛肉の綴じ目を下に並べて蓋をして7~8分焼く。途中肉を動かして場所を変えて香ばしく焼いたら皿に盛り付ける。
  7. フライパンに残った焼き汁に醤油を加えてサッと煮立たせ、肉に回しかけて出来上がり♪

|

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 牛肉のオクラと梅びしお巻き:梅びしおの勘所: