2008-07-24

豚肉ソテーのジャジュクソース(トルコの飲み物?)

P7230002_2  ジャジュクと呼ぶのはトルコ、で殆ど同じ味なのに呼び方が違うという中東のドリンクです。ん?ドリンクと呼んでいいのかな?実はこれも怪しいです。食事の前に飲むのが多いので前菜としてもスープとしてもいいような気がします。
 実は私はこのような味のデザインが好きです。日本の感覚ではとても考え付かないデザインです。なんと言うか・・・セクシーな味。ヨーグルトにキューリというだけで、想像するものが違うとここでもうすでにアウトな感じになる人がいますが、ここが今まで経験してきた食材に対する観念的な観方だと思います。食材をリベラルに捉えていると、それは、味覚としての潜在能力の素になると思います。料理をデザインする時に、食べた経験が浅く、少ない人ほど、味の想像が出来ないので、なかなかデザインが出来ません。その辺はもう少しいろいろあると思いますが、またそのうちのお話で。
 このジャジュクは、辛い食べ物や、カレーを食べる時に一緒に呑むとさっぱりします。そして、元気になります。ヨーグルトの不思議というのもあって、生のにんにくをすりおろして入れていますが、殆ど臭みが残りません。暑い一日を外で過ごして、さぞかし大変だっただろうとジャジュクをキンキンに冷たくして早速飲ませてあげたら、なーんだ!結構イケるじゃない、と。呑むタイミングにもよるみたいですね。
P7230007 
 今夜は、このジャジュクを豚肉ソテーのソースにしてみましたら、大変美味しかったです。豚肉の下味には、セージで香り付けしてレモン汁とグレープシードオイルを絡めてしばらく置きます。レモンに限らず酢などの酸をかけると肉が白くなってやや固く締まる感じがしますが、オイルを絡めることで繊維にオイルがしみ込んで軟らかくしてくれます。最低30分焼くまで置いておくといいです。P7230009 焼く直前に塩・胡椒をします。これだけでソテーとしては充分いいお味なのですけどね。これにジャジュクを回し掛けてみたらぐー!このデザイン、気に入りました。今年の夏は、お肉に合う美味しいソースのデザインをチョッと意識して生み出していきたいです。

材料

  • 豚の肩ロース・・200g(5mm厚)
  •   セージ・・小さじ2ベルガモットを漬け込んだグレープシードオイル
  •   レモン汁・・大さじ2
  •   グレープシードオイル・・大さじ2
  •   塩・胡椒・・適宜
  • 付け合せの野菜・・適宜

ジャジュクの材料

  • ヨーグルト・・250g
  • キューリ・・1本
  • おろしにんにく・・小さじ2
  • ミント・・フレッシュの場合は葉を数枚、粉末なら小さじ1
  • 塩・・小さじ1/2

作り方

  1. 豚肉は一口大に切って、セージをすり込みレモン汁をまぶしてグレープシードオイルで揉んで30分以上寝かす。
  2. キューリの皮を剥いて斜めに薄くスライスし、更に千切りにした後、みじん切りにする。
  3. ヨーグルトを器に移して滑らかな意なるまでよくかき混ぜ、ここにキューリをませ合わせ、続けてすりおろしたにんにく、塩、ミントと混ぜていきます。
  4. 皿に付け合せの野菜を盛り付けて準備しておく。
  5. 豚肉に塩と胡椒を軽くまぶす。
  6. フライパンを中火で熱し、豚肉を色よくソテーしたら皿に盛り付け、ジャジュクを回し掛けて召し上がれ♪

|

コメント

以前からこのヨーグルトと胡瓜の飲み物というかサラダというか気になってたんですよね。どっちも好きな味だから。
一度まずこの飲み物を試してみてからこれ作ろうかしら。夏にぴったりだし、豚肉だから叔父に作ってあげられるし。
なんとなく味にはまりそうな予感・・・。

投稿: tomo | 2008-07-24 16:04

tomoちゃん、こんにちは。
以前の話で思い出したけど(もうずっと前)ギリシャ辺りの海のきれいなところでゆっくり1ヶ月くらいゆったり過ごして、エキサイティングな料理を食べたいみたいな話。あれ、いいね♪
本当にいつか一緒に行けるといいなぁー。ね!
ドリンクとして呑む時は少し水と氷を足して薄めると飲み易いですよ。今朝も昨夜の残りをそうやって呑みましたけど、にんにくの臭いはしませんね。不思議なことに。これ、お・す・す・め・です。

投稿: ゴッドマー | 2008-07-24 16:29

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 豚肉ソテーのジャジュクソース(トルコの飲み物?):