2008-07-08

野菜の塩スープ:鶏がらスープ仕立て

 朝方は雨も上がって少し蒸してきた午後は、またもや雷が鳴って怪しげな空になってきました。この天気のフェイントのお陰で、畑に液肥をあげられなくて困っています。伸び盛りの今、少し栄養がないといけないのですが、なかなか思うに任せなくて時だけが早く過ぎていきます。P7080002
 実山椒の収穫と一緒に、レタス、ブロッコリー、エンドウ、にんじんの収穫もできて、かご一杯の野菜と一緒に戻ってからもう一仕事です。そう野菜の掃除が大切です。畑の直ぐ下に流れる小川で大まかな土は洗い流してきますが、枯れた葉や茎を取り除いて湿らせた新聞紙に包んでから保存袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。こうするとたとえスーパーの野菜でも(収穫後、日にちが経っている)長持ちします。うちの野菜だと、一週間は全く問題なく保存できます。
 レタスの不思議なんですが、種から植えて、本葉が出てから植え替えをしてずっと本葉が長いことそのままの状態で、葉が増えないことを少し心配していました。一体、どうやってあのように葉が巻いてボールのようになるのかと不思議で仕方ありませんでした。そして、最近ようやくその謎が解けたのです。あの葉の巻き方は、最初細長く貧弱だった本葉が育って、緑色の(レタス色)葉にそのまま成長しながら自然に丸まって、そして、それが一枚前の葉を包みこむように内側にうまく巻き込むのです。そうやって重なり合ってフワッとしたレタスの玉になるのです。えっへん。(こんなことどうでもいいことかも知れませんね。)初めて知った感動的な野菜不思議の世界のお話でした。

 

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 で、今夜は本当にシンプルですが、コクのある鶏がらスープで塩スープにしました。ほんの申し訳程度に鶏肉団子を入れました。ブロッコリーは、茎を長めに切り取ってきたので、その茎をぶつ切りで入れたら、じゃが芋級の美味しさでびっくりしました。新鮮な野菜の水分に救われて、料理時間は本当に短時間です。
 ここでちょっとレシピの書き方の認識を改める必要があると思いました。というのは、煮炊きを書き表す時には、時間ではなくその具材がどう調理されているか、また、調理の段階での目安としての表現が、より相応しいのではないかと思います。自分で野菜を作ってみて、料理時間にこれほどまでに違いがあるとは思いもしなかったのです。今後は、その辺を意識して料理をしていくことにします。

材料

  • 玉葱・・中2個 P7070013
  • 人参・・150g
  • ブロッコリーの茎・・150g
  • えんどう豆・・50g
  • バター・・10g
  • 鶏がらスープ・・850cc
  • 塩・・小さじ2
  • 胡椒・・適宜
  • ローレル・・1枚
  • 白ワイン・・大さじ3

鶏挽肉団子の材料

  • 鶏挽肉・・250g
  • 塩・・小さじ1/3
  • 胡椒・・少々
  • サボリー・・少々
  • 片栗粉・・小さじ1

作り方

  1. 玉葱は縦に櫛型に6等分に切る。
  2. ブロッコリーの茎は一口大に切る。
  3. 人参は一口大に乱切りにする。
  4. 鍋を中火にかけてバターを溶かし玉葱と人参を炒め、玉葱が透き通ってきたら鶏ガラスープとローレル、白ワインを加える。
  5. ここで鶏挽肉をボールに取り、滑らかになるまでよく練ってから味付けをして、最後に片栗粉を加えて一まとめにしておく。
  6. 蓋をして人参が柔らかくなったらブロッコリーの茎を加え、軟らかくなったら鶏肉を一口大にスプーンで取って加えていく。
  7. 塩と胡椒で味を整えて、最後に筋を取り除いたエンドウを加えて、エンドウが鮮やかな色に染まったら出来上がり♪

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コメント

これまたさっぱりと美味しそうなスープですね。
確かにレシピは調理時間よりも出来上がり具合がわかったほうがいいかもしれないですね。その地方だったり、季節だったりにもとても左右されますし。
レタスのそういった成長を生で見れるのも、作っているからこそですね。知識としてはわかっていても、実際に見ると聞くとでは大違い。感動もひとしおなんでしょうね。

投稿: tomo | 2008-07-09 12:11

tomoちゃん、このスープ鶏がらと野菜の旨味だけです。本当に素材ならではです。今まで料理をなんとしていたか、自分が問われました。
今後の動向をお楽しみにね(かなり時間は掛かりそうですけど、変えていきます)。

投稿: ゴッドマー | 2008-07-09 12:45

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