ハーブのピックル液で手軽に胸肉の蒸し物
最近Wassr(ワッサ)に登録してみました(☛Myページ参照)。このサービスがどのように運営されているのかまだ良く理解できていませんので、このサイトの紹介という訳ではありません。Twitterと似ていて(☛Myページ参照)、今のところTwitterで交流のあるような方を中心に、知っている者同士でまた交流をしましょうという感じのスタートです。私はこのサービスを今後どうのようにハンドルしていくのかまだ検討中で、試運転している段階です。このようなサービスが沢山あって、いろいろなところに登録したまま放置状態のサービスもあるにはあります。
で、この増え続けるネット上の各種のサービスを見ていて、なんとなく昔、8ミリ(フィルム映画)からVHSのビデオテープとベータマックスに移行した辺りの感覚を思い出しました(Wikipedia参照)。25年くらい前でしたか。バブル崩壊の後、ゆっくりではあるけど確実にコンピューター導入を基盤にガラッと変化し始めた頃です。その頃はコンピューターの開発がここまで短時間に日本を変えてしまうとは思いも寄らず、その10年後くらいから今に至るまで、そのスピードに齷齪(あくせく)ついてきたような気がします。
でも、もう限界かな。何に限界を感じるかというと、どのサービスもある程度慣れて分かってくるとそれ以上に自分がハマらないという感じで、なんとなく冷めた場所に自分の存在を感じてしまうのですね。目先の新しさの問題ではなく。多分それは私自信の問題です。この時代に育った私の捉え方というのは、足りなさがいつもあって、そこに自分のインテリジェンスを刺激され、大いに興味をそそられてワクワクしながら取り組み、それでも達成できない物足りなさを更に追いかけて、何処までも能力を伸ばせるということを疑いもしない、没頭の時代だったのでしょうか。そういう年齢であったのかもしれません。年齢で言うのはちょっと違うかな。この歳にして物足りなくて仕方がないのですね。今のNetで一番層が厚い年齢って20歳代から30歳代でしょうか、彼らと同じ土俵にはいる気はしますが、見ているところが違うと感じる私は、なんとなくやはり部外というか。別に僻んで言っているのではなく、自分を客観的に見るとそうかなと感じます。若い世代に刺激を受けるのも事実ですが、その刺激の先は、やって行っても求めるインテイジェンスが異質というか。刺激に対して反応している部分が、結果的に見ると違ったのかなと後で気づくようなことがしばしばあります。これは批判ではなくて、同じように尊重されるべきことで、私との違いははっきり分かる。それでいて、若い人たちのインテイジェンスが何なのかはっきり分からないので言及できないというだけの話です。
ベーター版とVHSのビデオテープが競合していた頃、各種のデッキが一つの素材として、マニヤックなフャンの議論を大いにかきたて、持論をぶつけ合って価値の共有を図った時代のワクワクするようなものはもうなくなってしまったのか。その刺激が無いのがなんとも私をつまらなくさせます。当時のことを調べてもリアルな情報はなかなか見つかりません。Net上に遺す必要性のない遥か昔の出来事になってしまったのか。ここにこうして書き遺す料理も、もはや必要とされない項目になってきているのかもしれません。いえ、多分そうです。だから、書く気が萎えるというのは自分のせいにしろ。
と、落ち込んでみたところで、現実には料理に救われている私です。むしろ他に面白みがない分、せいぜい料理な私がここでやることだと、そうは思っています。こうして書きながらにして、遺す意味を問うのも変ですね。
今日は鶏肉を洋風にハーブ蒸ししました。ハムを作るときのビックル液を作って、ゆっくり蒸しながら味をしみ込ませていきます。鶏の胸肉は固まり肉としては小さいほうですから20分ほど中火で蒸すと火が通ります。
この後、ゆっくり冷ますことで味が染み込んでいきます。ZIPロックの袋で肉を茹でるとか、レンジを使うとかいろいろな方法がありますが、基本は、低温で加熱することと、冷ましながら味を染み込ませるということに尽きると思います。蒸す方法が一番原始的かもしれませんが、出来上がりの肉の状態をつぶさに観察できますし、味加減も途中で調整したりできます。それが楽しいというか、それが作って楽しむということです。
出来上がったら適当にスライスして野菜と一緒にレモン汁を掛けて頂くとさっぱりして、食も進みます。
- 鶏の胸肉・・2枚(600g)
- 付け合せの野菜・・適宜
- レモン汁・・適宜
ビックル液
作り方
- ピックル液の材料をボールで混ぜ合わせ、胸肉を浸して15分置く。
- ウー・ウェンパンに500ccの水を張り、蓋をして蒸気が上がったらスチームトレーに1のボールを乗せて最初の5分は強火、その後15分は中火で蒸す。
- 肉全体がこんもり盛り上がって、中央部分に弾力があればOk。ボールごと取り出して、そのまま冷ます。
- 冷めたら付け合せの野菜と一緒に盛り付けて出来上がり♪
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コメント
ねえさん、( ゜▽゜)/コンバンハ~。まるちゃんです。
今日は外泊で帰って来ました。最近、まるは病床で「西の魔女が~」の本を読みました。「自分のことは自分で決める。」というのが魔女の修行のベースらしい。何か1本、筋の通った女性になりたい!生活することを噛み締められる女性になりたい!だから、ねえさんのブログはまるにとっての何というか、大切な奥義みたいな教本みたいな、人生の先輩から頂く羅針盤みたいなブログです。続けてほしいです。
投稿: まるちゃん | 2008-07-19 23:02
まるちゃん、おはよう。
一時帰国ですねー。それで早速来たのにこれかよ~!なエントリーでごめんね。と、言いつつかいている訳だから心配しないでね。
歳を喰うといろいろ余計なことを考えては「配慮」とか言います。でも、そういうどうでもいいようなことをこっそり考えた上で人前に出るとちょっと自分が落ち着けるものなのですよ。
私の母の時代は、我慢強く生きてきたようですが、私達には自分の世界を曝け出してもいいという自由も、このような場のお陰でバランスを取っている節があります。その延長上には違いないことです。
投稿: ゴッドマー | 2008-07-20 05:08
ゴッドマーさんこんにちは。
カナダ在住のたんぽぽです。2度目の訪問です。
ハーブの鶏ハムすっごく簡単でおいしいですね!
実は二度めだったのですが、一回目は漬けたボールのままオーブンで蒸して大成功。
今回はそのまま冷蔵庫にしまえると、横着して鍋でちょっと重量オーバーで蒸したら、中で鶏同士が窮屈して、時間が15分くらい余計にかかってしまった・・・
やっぱりレシピに忠実に作らないとだめですね~。
おいしいレシピありがとうございました。家宝にします!
ゴッドマーさんの料理のセンス素晴らしいですね。
他のレシピもおいしい事間違いなしだと思うので、
ちょっとづつレシピを拝借して、作ってゆこうと思っています。
ここは、秋から突然大雪で、スクールバスが三日続けてキャンセル・・・子供四人家にいるのでおおわらわです。では、感想送らせていただきますね。
ご自愛ください。
投稿: たんぽぽ | 2010-12-08 23:52
たんぽぽさん、試された応用方法は間違えではないとおもいますが、肉や水の量と過熱の関係は違ってくるので、出来上がりの状態さえ満足であれば、時間を長くすると言う判断は「見た目」で料理をする基本でもあります。どんどん応用されてはいかかですか?
腕を磨くとは、そういうことなのではないかしら、と思います。
レシピはどんどんお使いください。また、ご意見やご質問なども忌憚なくどうぞ。
投稿: ゴッドマー | 2010-12-09 09:19