冷蔵庫の夏野菜で美味しいタイ風野菜炒め
昨日の会話の中から「言いたいことって何だろう」という自分探しをちょっと考えてみました。
言いたいことが見つからない時というのは、私の場合で言ったら、書く時に「書きたい事が決まらない」時です。つまりテーマがないと最初の一文字すら書けません。または、「自分探し」というテーマに沿って書きながら考えをまとめていくかのどちらかです。毎日どうしてこんなに書けるのかと、友人によく聞かれるのですが、これは、正に自分探しの作業をしているから、それが私だからです。
最近の若い人たち、特に団塊世代のチルドレンと言われる世代の人達との会話で感じるのは、自分の感じたことを言えていないことが、わかっていないのかなということ。どう思うか?と、問うと返ってくる答えは大概、自分の思い(感じていること)ではなく、感想や批評です。それで、感じていることを言っているつもりになっているので、本当に五感が鈍く、ここに会話のズレも生じてくるのです。生身の人間同士が言葉を交わし、お互いに同じ温度で会話するというのは、その人の感性に触れてこそです。そこで、共感を覚えたりするものであって、その感性に対して良し悪しという判定が、勿論、存在することもないのです。私の世代の多くは、このようにして、外的な刺激を大いに受けて五感を養ってこれた世代だともいえます。この感性こそが、自分を問う源になっているのですね。知識や教養とは違うものです。「感じていることは何」かを見つけて、で、そこから自分の考えをまとめていく時、更に相手や発する対象に対しての配慮というものが必要になります。多分、ここでやっと「言いたいこと」としての一言が抽出できるのだと思います。
毎日ブログを書いていて思うことですが、長い文を書いた後に見えてくるのは、一言のメッセージです。このメッセージが自分で見えてこないと、どんどん長文化します。その長文を辿りながらここでは、私という人間を読んでもらって、如何様にも捉えてもらって結構なのですね。というのは、このメッセージが、書いている私自身でしか分からないことでもあるのです。読んだ感想を聞いて、私が意図して書いたことと違って当たり前といいますか。それを知ったからと言って、いちいち正すということでもなく、感じ方は人それぞれでいいのだということが言いたいのです。だから、人の言葉が楽しみになってくるというのは、そうです。
じっくり考えて搾り出すように生まれる言葉というのは、重みがあり、人の心を揺さぶるようなカリスマ性があるものです。それを感じとる感性もあってこそです。そろそろ、年代的には一方通行なメッセージの送り手になりつつあるのかもしれませんね。
いろいろ物思いにふけっていましたら、夕方物凄い勢いで雷雨となり、怖くて買い物に出られなくなくなってしまいました。そんなわけで、急遽、夏野菜のタイ風炒めと相成りました。野菜炒めもナンプラーを使って、フライドガーリックをふりかけのようにするとタイの炒め物に早代わりします。タイ料理は、中華料理のようにあまりとろみを付けませんが、食べ易く、味がよく絡むのでなかなかよかったです。夏はどこの家庭でも大概、キューリ、茄子、玉葱、ピーマンはあると思いますので、急場の炒め物として参考になればと思います。
材料
- 豚バラ肉・・100g
- キューリ・・2本
- ピーマン・・大1個
- 人参・・1本(60g)
- もやし・・150g
- にんにく・・1片
- 塩・・小さじ1/2
- 胡椒・・適宜
- 鷹の爪・・1個
- ナンプラー・・大さじ2
- 水溶き片栗粉・・(片栗粉大さじ1と水大さじ4)
- フライドガーリック・・大さじ2
作り方
- 豚肉は5cm幅に切り、にんにくは包丁の柄で潰して細かく刻む。
- キューリは半分に切り、人参も同じように、長手方向に2mmのスライスに切る。
- ピーマンは半分に切って、縦方向に5mm幅の短冊に切る。
- もやしは根切りする。
- フライパンを熱して炒め油を引き、にんにくと豚肉を炒め、肉の色が変わったら野菜を全部加えて、強火で炒める。
- 野菜に油が回ったら、塩・胡椒・ナンプラーを順に加えながら手早く炒め、最後に水溶き片栗粉でとろみを付ける。
- 皿に盛り付け、フライドガーリックを振りかけて召し上がれ♪
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コメント
わっさーにあったのでなんとなく見に来て見ました。ママログは気になってるんですけどフィードリーダーでチェックしてるとなんとなくあとのほうになって時間がなくなったり…わっさーで紹介されるとサムネイル画像もついてるので気楽にこれる感じがします(>当社比)
ところで「団塊世代のチルドレンは自分の思いがいえないのではないか(どこかで見た批評や感想をいっているだけ)」というのは少しびみょーな気がします。これってその前の世代にも当てはまることですよね?飲み屋なんかで知ったげになんか言ってるけど「それワイドショーでコメンテーターが言ってたことのコピペじゃん?」的なの。
たしかに語彙や教養の問題なんかは気になってはいるんですが「他人の批評や感想のコピペ」ということでは世代間の問題ではないように思います。「若い世代にしては感性(およびそれのアウトプット)が鈍ってきてる」というのはあるのかもしれませんが
そんでタイ風と聞いてきたんですが、なるほろナンプラーがポイントなんですかに。とろみというのは苦手なのでうまくできるかどうか心配だけどとろみなしでもうまいのだらうか…
投稿: m_um_u | 2008-07-27 06:27
m_um_uさん、こんにちは。内容が料理と雑感が入り混じったエントリーに丁寧なコメントをありがとう。団塊世代チルドレンに関しては、確かにここだけと限定した言い方は強いインパクトと決定付けた言い方ではあります。でもね、遥かに齢が上回る私が実際にこの世代の下で1970~1990の日本のいわば節目を見てきているので、感性の鈍さというのの育ちは否定できないと思っています。体験が無いということと、知識として知ったということは次元が違いますから、語るのも説明するのも難しいとは思います。
お料理に開眼されている様子が伝わってきて、他所でも楽しそうに感じています。余計な口出しは禁物なので必要な時にはいつでも声をかけてくださいね。wassrに画像を張るのもまんざら無駄でないのですね。これからもやり続けます。
ナンプラーとにんにくが最強のタイ料理コンビですね。炒める時ちょっとびっくりな匂いかもですけど。
投稿: ゴッドマー | 2008-07-28 16:48
生身の人間同士がお互い目の前で言葉と感性を交流させあって発言していると思っていても、届いてなかったんだぁ~ということが今年の春は多々ありました。さっき会って話したのにそこではほめる様なことを言っておいて、メールでクレームの嵐を送ってくる。目の前では伝えずに。これは何なんだろうと、悲しくなりました。腹の中をさらけだして関係を築くのは難しいことなのだろうか。まるの中での当たり前のことは当たり前ではなくなっていっているのだろうか?と、考えました。
フライドガーリック、業務用スーパーにあるかしら~。そうそう、ねえさん、松花堂弁当箱を買っちゃいますたあああ~~~~。(*/∇\*)キャ。前にねえさんのブログで旦那様のリクエストで弁当に~というのを思い出して。BYまる
投稿: まるちゃん | 2008-07-28 16:56
まるちゃん、こんにちは。まるちゃんが言っている件は、面と向かって言えない事ですよね。文句って誰でも言いたいことではないわけですよ。じゃーどうするか?ですけど、文句タレな人は、心が観れないだけかも。よーく観ていくと、文句の奥深くにあるものがみえてくるもので、そこが見えたとき、そこを発信したら絶対に自分も相手も嫌な思いをさせずに済むと思います。往々にして脊髄反射が言いたいことと思っている人が多いです。
フライドガーリックが見つかるといいね。これは焼肉などにもぴったりです。お弁当箱の画像アップしたら、お弁当のエントリーにTBしてね。見たい!!
投稿: ゴッドマー | 2008-07-28 17:07